eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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耐圧試験等の下見

2017年06月12日 | eつれづれ

多分、昭和40年代の骨董品的な代物...油入遮断器(OCB)を使った高圧受電盤。
OCRが付いているだけマシで、それ以前はトリップ電流を本体レバーで調整していた。
レバー上の赤釦を押すとドーンと手動トリップする。裏面に油タンクがある。

メーター類。
断路器(DS)もデカイ...高圧線はIVの赤で銅棒でも無い。

新規の高圧受電盤は真空遮断器取付となる。明日の全面改造のため試験、下見に行って撮影。

昭和40年代の教科書にあったOCBの姿図。

過電流継電器が登場する前はCT過電流で直接OCBのトリップコイルに流して引き外しを行っていた。
引き外し電流の設定はプランジャで調整していた...今では考えられない位、バカバカしいもので、これで過電流事故の自動遮断をやっていた。
プランジャレバーを上にあげても手動で遮断出来る。
その後、富士電機の極小量油入遮断器(TCB)などが発売されたが程なく真空遮断器が出てきた。