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参院選投票日間近となった

2016年07月08日 | eつれづれ

第24回参院選が10日投開票される。2014年12月の衆院選以来の大型国政選挙で、安倍政権の経済政策「アベノミクス」を中心に、政権運営に対する有権者の審判が下る。憲法改正も争点の一つとなっており、改憲に前向きな勢力が発議に必要な3分の2(162)に届くかどうかが注目される。同日深夜に大勢が判明する。
国政選挙では今回初めて、選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられ、18~19歳の若者約240万人が有権者に加わった。改選121議席(選挙区73、比例代表48)に対し、立候補者は選挙区225人、比例164人の計389人。
自民、公明両党の改選議席は59で、安倍晋三首相(自民党総裁)は与党での改選過半数(61)確保を勝敗ラインに掲げた。与党と改憲に前向きなおおさか維新の会、日本のこころを大切にする党4党で78議席を確保すれば、非改選と合わせて3分の2に届く。
選挙戦最終日の9日、各党首は最後の訴えを行った。首相は東京都板橋区の商店街で街頭演説し、「私たちが進めている経済政策は失敗していないが道半ばだ。しっかりとこの道を前に進む」と強調。公明党の山口那津男代表は神戸市で「責任感を何も持っていない民進党と共産党に政治を任せるわけにはいかない」と批判した。
民進党の岡田克也代表は横浜市のJR桜木町駅前で、改憲勢力「3分の2阻止」を訴え、「歴史の大きな分岐点だ。皆さんの力が一つになれば流れは変わる」と呼び掛けた。
共産党の志位和夫委員長はさいたま市で「首相はアベノミクスの自慢話と野党の悪口だけ。ビジョンが語れない政権には退場してもらうしかない」と語った。
 おおさか維新の会の松井一郎代表(大阪府知事)は大阪市で「改革政党はわれわれだけだ」とアピール。社民党の吉田忠智党首は大分市で「安倍政治の暴走を止めなければならない」と力説し、生活の党の小沢一郎代表は新潟県村上市で「安倍さんの政治は国民の命と暮らしを危うくする」と指摘。新党改革の荒井広幸代表はさいたま市で「原発の要らなくなるエネルギー政策を」と訴えた。
日本のこころを大切にする党の中山恭子代表も街頭で支持を訴えた。

10日投開票の参院選では、野党陣営が1人区で統一候補として擁立した無所属候補も複数が当選をうかがう。党派色を消して戦った候補者が当選後も無所属を貫くのか、政党入りするのか。選挙後の各党の影響力にも直結する。
野党統一候補として出馬した岩手選挙区の新人は、地元選出の小沢一郎生活の党代表の元秘書。新潟で激戦を展開する女性候補も生活の元職。この2人は当選すれば、同党入りする見通しだ。2人が加わると、生活の国会議員は衆院を合わせて5人となり、政党要件を維持できる。
山形、愛媛両選挙区で自民党候補と競り合っているのは、それぞれ旧民主党の元参院議員と元衆院議員。山形の候補は当選後の所属を「未定」としているが民進側は入党を期待。愛媛の候補に関しても地元県連幹部は「当面は無所属の予定だが、いずれ入党してほしい」と話す。全体として苦戦する民進党にとっては1議席でも重要で、まずは国会の会派に引き入れる考えだ。
沖縄選挙区で優勢が伝えられる野党系の新人は、支援を受ける各党への配慮もあり「当選しても無所属を貫く」(陣営幹部)方針。一方、神奈川で自民党の推薦を受けた現職は、地元の調整がつき次第入党する運びとみられている。

野党統一で当選したら、その後はどうするのか...特定の党の誘いに乗るのか。
これでは有権者もコケにされたものだ。