eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

動力200V回路のB種接地線、活線メガー測定

2015年10月22日 | eつれづれ
動力変圧器B種接地線をクランプして活線メガーで測定。Io=45.9mAが流れている。

この時のIgr=5.28mAで絶縁抵抗R=0.045MΩ(45kΩ)の表示となった。

この条件でIgrとIc(対地静電容量成分電流)の角度を5.72°にすると活線メガー表示のIgr=5.28mAになる。これよりR=V/I=207.4÷0.00528=39280Ω/2√3=45357Ω→0.045MΩで活線メガーRの0.045MΩと一致する。

変圧器のB種接地線の電流は人生色々では無いが現場サイドではノイズ、合成漏れ電流、波形歪み他測定する条件は厳しい...。

通常のクランプリーカーでB種接地線電流を測定した値は45.6mAで活線メガーのIo値と一致するが、真の火災原因となるIgr(対地抵抗分電流)は表示の5.28mAで残りの約40mAはIc(対地静電容量成分電流)と言う事になるが、思うに一括、B種接地線電流÷動力分岐主幹配線10系統あったら5.28÷10=0.528mA程度が妥当な感じだ。これで0.2MΩ以上の0.37MΩとなり規定値OKとなる...低圧絶縁抵抗測定の停電測定は直流電圧なのでIcは、考える必要は無くスバリだが活線メガーでは表示MAX9.999MΩなので20MΩの絶縁など所詮、無理な話の様だ。




南沙へ米艦隊派遣決定

2015年10月22日 | eつれづれ
オバマ米政権が、中国が南シナ海で埋め立てた人工島から、国際法で領海とされる12カイリ(約22キロ)内に、米軍の艦船または航空機を近く派遣する決断をしたことがわかった。複数の米政府関係筋が明らかにした。自国の領海という中国の主張を認めず、航行の自由を行動で示す狙いがある。派遣の時期や場所などを最終調整しているが中国政府が反発するのは必至で中国側の対応次第では米中関係が緊張する可能性がある。
米軍が艦船か航空機を派遣する予定なのは、南シナ海の南沙(スプラトリー)諸島。中国以外に、フィリピンやベトナムが領有権を主張する島や岩礁が点在する。この海域では、中国が昨年から岩礁など7カ所を急ピッチで埋め立て、複数の3千メートル級の滑走路や港湾、ビルなどの建設を進めてきた。軍事拠点化が進み、フィリピンなど周辺国から懸念が高まっていた。
米政府当局者によると人工島から12カイリ内を中国に許可を求めないで通過し誰もが自由に行き来できることを示すという。複数の米政府関係筋は政権は決断した。あとは時期の問題だ」と語った。


世界の警察官を自負する米国...百戦錬磨の米軍と戦う...無理だろうがメンツが命の中国、干されるのか見物だ。