eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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筋書き通りNPT決裂

2015年05月23日 | eつれづれ
国連本部で続いた核拡散防止条約(NPT)再検討会議は22日夜、中東非核化に関する国際会議を巡る対立などで、フェルーキ議長が提示した最終文書案を採択できずに閉幕した。約1カ月にわたる議論が水泡に帰す最悪の結果となり、「核兵器のない世界」への具体的な道筋を描くことができなかった会場には各国代表の徒労感が漂った。
【NPT】米「同意できず」 会議失敗 「残念ながら我々は合意できない」。全体会合の2番目に発言した米国の代表団が、中東会議での「協議不調」を理由に「ノー」を突きつけると、会場は静まり返った。最終文書案の採択は191カ国・地域の「全会一致」が原則だからだ。英国やカナダも相次いで米国に同調し、会議の失敗があえなく決まった。
今回の会議は、核兵器の法規制を巡る核兵器保有国と非保有国が対立し、最終合意の実現を疑う声が強かった。核兵器の非人道性を強く各国に訴えたオーストリアのクメント軍縮大使は「この数週間で効果的な進展はなかった」と述べ、この分野でも合意が困難だったとの認識を示した。
それでも、具体的な進展に望みをつないでいた人々の落胆は大きい。米国による核実験で多くの住民が被ばくしたマーシャル諸島共和国の代表は「妥協に応じない国々があまりに多すぎる。ただただ非建設的な会議だ」と総括。フィリピン代表も「中東問題がいつまで核軍縮を進める議論全体に影響するのだ」といら立ちを隠さなかった。
しらけムードを反映するように、閉会が近づく頃には退席者が続出。フェルーキ議長が閉会を告げた時には空席が目立っていた。西側外交筋は肩を落としてこうつぶやいた。「1カ月も議論したのに全会一致にならなければ、公式記録はただの1段落も残らない。結果はゼロだ」


こんな会議何時までもやっても、何の役にもたたない現実がある。もちろん使用すればENDだが...対抑止力にしては核爆弾を造りすぎたが管理にはテロ対策始め諸々、永遠に莫大な金がかかるだろう。