eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

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インチキバナー広告

2014年04月30日 | eつれづれ

「お使いのPCは非常に危険な状態です!」あなたのPCにもこのような警告表示がでて不安になったことがあるかもしれない。
だが、ほとんどの警告表示はただの広告である場合が多く、心配する必要がない。とくにPCの扱いに慣れていないシニア層は、こういった広告をみて思わずウイルスソフトを購入してしまうらしい。警告表示の文言にはバリエーションがあり「Windowsのエラーを直ちに修正してください!」、「あなたのパソコンが脅威にさらされています!」、「あなたのPCはウイルスに感染している恐れがあります」などと書かれており、広告とは思えないような作りになっている。
こういったバナー広告に惑わされてウイルスソフトを購入してしまう人は年々増えており、全国の消費者センターへの相談が相次いでいる。
ちなみに警告表示のバナー広告がきっかけでウイルスソフトを購入した件数は2009年度の32件だったが、2013年度では1505件にもなっており今なお被害が拡大している状況だ。ソフトの平均価格は6千円ほどで、購入した多くの人は解約を望んでいる。解約希望者が消費者センター等に問い合わせているので、それ以外にも多くの人がバナー広告経由でウイルスソフトを購入している可能性が高い。
警告表示系のバナー広告は無料のソフトをダウンロードしたときにプログラムが埋め込まれたり、特定の動画サイトでよく見受けられたりする。
もし、こういったバナー広告が出てきたらインストールした無料ソフトのなかについているプログラムを削除(アンインストール)したり、動画サイトの広告をクリックしないようにすれば問題ない。それ以外にウイルスの心配があるのであれば、正規の有名なソフト会社でウイルスソフトを購入して快適なPC環境を手に入れてもらえばと思う。