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「虚数」という不思議な数...一線地絡事故

2013年08月05日 | eつれづれ
新聞に載っていた虚数iの解説...。

一線地絡事故における配電変電所からみた各種エクセル。

配電線が持っている静電容量μFと地絡事故発生時の抵抗を入力するとIo.Vo他、位相角が出てくる。(エクセル中のiが虚数)

静電容量6.915μF、地絡抵抗150Ωで一線地絡した時、Ig、Icは12A流れ、地絡電圧入力は71%となる。最近は高圧ケーブルの長さ、口径の大容量化に伴って20Aも流れる記事もあるが地絡事故のイメージが判れば良い。

静電容量2μFにした場合、Igは2A流れVoは3500V程度に上昇し対地電圧6600/√3=3810Vに近くなる。



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