心の免疫力~書とことばから

もっと暮らしに書やARTを~
雲のように水のように あっけらかんと自在に生きるヒントを
求めて~ by 沙於里

書三昧の一日でありんした

2013-01-11 | 木簡
                        木簡臨書 (半切)


昨日は久々に、ちょいと濃密な一日でした。
午前中は今年最初の書道教室(蘭秀会)、午後からはインテリアの書の教室。

蘭秀会では、毎年恒例の4月の展覧会に向けての作品作りが始まっています。

今年は第20回展という記念すべき区切りの回なのですが、
発足当初からいらした方々のうち何名かは、ご高齢ということで
引退をされてしまって、だいぶ人数が少なくなっておりまして。

その分?力作を!とこれから皆さまと頑張ります!
で、最初の写真は参考に書いてみた木簡。ヌボーとした感じにしたかったんだけど

今年も、木簡、甲骨、近代詩文、かな、一字書など、
それぞれの個性が窺える展覧会にしたいと思っています。
蘭秀会の皆さま~よろしくお願いいたします

そして、隣町で午後からの教室がある母を車で送り届けて、
おにぎりをかけ込み、午後からはインテリアの書。

こちらも人数は少ないのですが、今日は漢字の可能性、線と空間について、
そして、それぞれの書との関り方などについて、大いに語り合い。

今日の宿題は、今年の目標、あるいは今年大事にしたい一字を書いてくる~
でしたが、年末年始だったしということで、作品はあらじ

で、Kさんの今年の一字は「心」です、とのことだったので、
空間、線、可能性の話の延長で、書いてみたなり。


どっしりとした未来を見つめる心/文字から離れ、線と空間を意識して書いてみた心
それぞれの線質を変えてみたり/壊れた心って感じ?

文字は生まれながらにして、意味を持っているということを運命づけて
たとえば「清い心」だけが正しいのでもなく、心には様々な表情があるのでして。

人は常識的で、誰が見ても心地よいものを良しと思いがちだけど、
実際の人間は、弱かったりずるかったり、激しかったり無器用だったり、
負の部分も併せ持っているわけで。

良いか悪いか、美しいか醜いか、その議論だけじゃなくて
岡本太郎じゃないけれど、なんじゃこりゃぁっていう表現も
生き様としてはありなんじゃないかな、とか、ね

つまり、生きることは、自分自身の実験なのであ~る 

教室のあと、母を迎えに行って実家に送り届け、
ダッシュで帰宅して猫さまたちにご飯を差し上げ、銀座へ。

13日まで開催中の書燈社展に出品されている窪 恵雪さんが、富山から
今週会期中いらしているとのことで、お食事でも~と 
ぴーちくぱーちく楽しく語り合い、帰宅は午前様。
でも、すごく楽しい時間だったので、全然疲れ知らず~

窪さんは、今年は四人展の一人として参加、12日の午前11時~と3時~
席上揮毫されます。
是非お立ち寄りくださいませ~。




あ、それから、12日午後からは、書TENメンバーの越智麗川氏と木原光威氏も出品されている
こちら(↓クリックで拡大)にも行って来ます。




こちらも午後2時~出品者によるアーティストトークあり、木原氏は午後3時頃~の予定。
会場作品前であるそうですので、ぜひ~


本日は、長々とおつきあい下さり、ありがとうございました 


コメント
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