心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

墨表現不二 ‘11書展 にお邪魔して

2011-11-14 | 書展・展覧会情報

 

今日はお天気もよく暖かく。

桜木町駅前のびおシティで明日まで開催中の、墨表現不二 にお邪魔をば。

会場入口右手の中谷翠泉氏の「現存と不在」。 

後方のパネルには「玄白」と書かれ、前面は円相の軸。

作品タイトルから想いを馳せてみる。

  

入口の書展案内 by中谷翠泉氏

 

 入ってすぐの大作は、名がそれぞれ1字を書かれたという連作「今、思う」

次世代に伝えたいことを、8文字で表現されたそう。

 

20109月にこの作品制作を始められ、その後東日本大震災が起こり、

厳しい現実を前に、『何が大切か、どう生きるのか』を一人一人この文字に

祈りをつなぎ、一つの作品にしたとのこと。

  

「四海兄弟」:中谷翠泉氏  「溢」:川辺恵泉氏

「火」:山城翠光氏 「並」:安保はるみ氏

「おおきくなったでしょ─止─」:中谷桜氏 「一」:中谷愚氏

 

 

会場で、中谷先生にお目にかかり、お忙しい中ちょっとだけお話を伺うことができて。

でも、聞きそびれてしまったのだけど、足跡の作品は、中谷先生のお孫さんかしらん。。

そのお隣の「一」と、↓の臨書もご家族かな・・なんて

 

 

臨書:中谷翠香氏 「黄白」:出口真理氏

「永宝」:山口正美氏 「墨かたり」」高倉純子氏

 

 

甲骨文を追及されていらっしゃる中谷先生の思いを受け継ぐ、

力強くて粘度(念度)のある線に、圧倒されるなり 

 

「寶」:蒲原佐代子氏  李白詩:酒井泉花氏   「金矢」:衛藤今泉氏 

「楽」:遠藤幸泉氏  「兎」:山城 翠氏

 

 

表具もそれぞれに工夫をされていらっしゃるそうでして。

 

そろそろ、私たち蘭秀会でも、来春の展覧会の作品作りに入るのだけど、

来年は、表具も含めてそれぞれの作品となるようにしたいなぁ。

 

帰りに、和紙やらパネルやらを買い求め、まずは12月の書TENの作品仕上げなきゃ

 

思いが込められた作品の数々に、色々な刺激を頂きました

中谷先生、ありがとうございました

コメント (2)
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