今日はお天気もよく暖かく。
桜木町駅前のびおシティで明日まで開催中の、墨表現不二 にお邪魔をば。
会場入口右手の中谷翠泉氏の「現存と不在」。 後方のパネルには「玄白」と書かれ、前面は円相の軸。 作品タイトルから想いを馳せてみる。
入口の書展案内 by中谷翠泉氏
入ってすぐの大作は、名がそれぞれ1字を書かれたという連作「今、思う」
次世代に伝えたいことを、8文字で表現されたそう。
2010年9月にこの作品制作を始められ、その後東日本大震災が起こり、
厳しい現実を前に、『何が大切か、どう生きるのか』を一人一人この文字に
祈りをつなぎ、一つの作品にしたとのこと。
「四海兄弟」:中谷翠泉氏 「溢」:川辺恵泉氏
「火」:山城翠光氏 「並」:安保はるみ氏
「おおきくなったでしょ─止─」:中谷桜氏 「一」:中谷愚氏
会場で、中谷先生にお目にかかり、お忙しい中ちょっとだけお話を伺うことができて。
でも、聞きそびれてしまったのだけど、足跡の作品は、中谷先生のお孫さんかしらん。。
そのお隣の「一」と、↓の臨書もご家族かな・・なんて
臨書:中谷翠香氏 「黄白」:出口真理氏
「永宝」:山口正美氏 「墨かたり」」高倉純子氏
甲骨文を追及されていらっしゃる中谷先生の思いを受け継ぐ、
力強くて粘度(念度)のある線に、圧倒されるなり
「寶」:蒲原佐代子氏 李白詩:酒井泉花氏 「金矢」:衛藤今泉氏
「楽」:遠藤幸泉氏 「兎」:山城 翠氏
表具もそれぞれに工夫をされていらっしゃるそうでして。
そろそろ、私たち蘭秀会でも、来春の展覧会の作品作りに入るのだけど、
来年は、表具も含めてそれぞれの作品となるようにしたいなぁ。
帰りに、和紙やらパネルやらを買い求め、まずは12月の書TENの作品仕上げなきゃ
思いが込められた作品の数々に、色々な刺激を頂きました
中谷先生、ありがとうございました