数年前に書いた般若心経の一節「真實不虚」 しんじつふこ
~真実にして偽りのないもの。
近所に小さな古道具屋があって、きちんとした骨董屋さんではなくて、
もう何でもかんでも山積みって感じのとこで。
週末時々お邪魔すると、店主のおじさんと同じように風変わりな方々がいつも数名
ああだこうだと話しながら、宝探しに興じているわけでして。
その会話の中で、こんな話が。
「要はきれいに磨くか、上からきれいに塗ってしまうか・・なんだな」
ふむ・・なるほどってなんとなく。
真実とは、覆い隠してもどこかで浮き出てくるものらしく。
かっこつけずに、ないものはない、知らないことは知らないって
悪びれもせず、開き直るわけでもなく、素直に言えるって素敵だなって。
山積みのがらくたのようにも見える店内から、おじさんと値段交渉しながら
真実不虚のお宝探し、結構楽しいものでありんす