心の免疫力~書とことばから

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求めて~ by 沙於里

虹のごとく儚い鐘を鳴らして

2009-06-10 | 八木重吉
                      八木重吉の詩  (はがき)



しずかなる にじのごとくに かねがなる こころのそら

昨日の絵手紙教室でのお題のひとつ。
Nさんの書かれた作品を参考に書いてみる。
はがきは小さい上、ことばが多いので筆はやめて、太目のサインペンで。

ところで、この詩の解釈は? とKさんから問いかけがあり、
皆さんとあれこれ語り合う 

これは暗い気持ちではなくて、穏やかな気持ちなのよね?
こころの空・・って、どういう意味?
虹のごとくと鐘がなるって、どういう関係?


昼間は、ここのとこの忙しさに少々朦朧としていたので、改めて考えてみた。

私が感じたのは・・
私の心(模様)は、誰にも気づかれずにそっと、けれど美しく佇む虹のように
静かに鳴っている鐘のようだよ・・って感じかな 

だから暗い気持ちではなくて、けれど両手話の楽しい気分でもなく。
穏やかで、けれどいつの間にか消えてしまう虹のように、どこか儚く切ないような 

決して暗い気持ちではないけれど、どこか痛みを持った心のような。
その痛みと共に、いたわりと愛着を持った心のような。
そしてその思いを、静かに響く鐘の音に乗せて、伝えようとしているような 


しずかなる にじのごとくに かねがなる こころのそら

皆さまは、この詩からどんなことを感じますか? 











コメント (6)
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