BIN山本の『映画にも程がある』

好きな古本との出会いと別れのエピソード、映画やテレビ、社会一般への痛烈なかくかくしかじか・・・

もう古本屋さんで

2016年11月28日 | 古本

苫米地英人さん、一言一句あなたの書いておられる事柄、すべて全くその通りです。そのり
ゆえなにかオカルトじみて胡散臭く感じてしまうのです。原発利権や国民を洗脳する手口
は大手メディア(政治家、官僚、電力会社も含めて)が巧みに金を使い、リードしてきた
のは今だって進行中です。
それに対して、それだけ分かっている人として、発言が遅すぎます。覚悟が弱すぎませ
んか。本の表紙に自分のスカした写真を載せるひとの本をアタシは買いません。(この
本貰った中にあったの)
 「原発洗脳 アメリカに支配される日本の原子力」 著者 苫米地 英人  日本文芸社
  ( 定価1400円+税 2013年1月30日 第1刷発行 )

北大路 公子さんの書いたエッセイ、古本で全部買い、楽しく読みました。だけど本当に突然
この本からクスリとも笑えなくなった。ワカルワカルその気持ちとか、そんなこと時にあるよね
とか、ちっとも思えなくなるとそれがもう最期だ。それはアタシがもう歳を取り過ぎたせいでしょ
うか。群ようこさんより半分の半径250メートルで、そんなに面白い世界などありませんって。
どうぞいつまでも泥酔したり、佐藤浩市のファンでいて下さい。(佐藤浩市さんってCMに出過ぎ
じゃないか。楽して沢山ギャラを貰うひとの芝居など信用しません。笑)
 「最後のおでん」 著者 北大路 公子  寿郎社 定価1500円+税
  ( 2012年10月31日 増補新装版 初版第2刷 )

唐牛さんは〔からうし〕さんと読むものと思い込んでいた。表紙タイトルにはローマ字でKROUJI
になっているのだから、カロウジケンタローというのが正解なのか。そのカロケンを記憶に残して
いるのはアタシらが最後の世代だろうか。もう亡くなってから32年が経つ。
大阪市長だった橋下 徹の件ですっかりミソをつけてしまった佐野 眞一さんの復帰第1作。このまま
終わるわけにはいかないという<骨がらみの仕事だった>と表紙のコピー。それは解かります。
 「唐 牛 伝」 著者 佐野 眞一  子学館 定価1600円+税

角幡さんはこんな仕事をしていたんだと思わせる1冊。いつもながらの丹念な取材で丁寧だ。
そして他人の手を借りてない行動と文章は、いつもながら胸を打つ。これも鮮やかな1冊だ。
 「漂 流」 著者 角幡 唯介  新潮社 定価1900円+税
  ( 2016年8月25日 発行 )

※上記の2冊、もう古本屋さんに在ったので、古本カテゴリーに。作家さんには申し訳ない。


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