第５回新司法試験短答合格ライン

２１５点でした。

最高点が３１５点で，３００点以上が６０人強ですから上は伸び悩んだようです。平均点は上がっているので，会社法・刑事訴訟法の分だけ上位層が点を取りにくく，平均点付近は団子状態と言うことなのでしょう。他の科目の難易度は昨年より下がったと言えそうです。

５７００名以上合格者を出したのは英断です。論文合格者数を増やすつもりではいる，と見る事が可能な数字です。５０００を切った場合，２０００人割れも現実実がありましたから良かったです。あとは実際の論文採点の結果次第でしょう。

最後の択一式試験合格発表の日

今日は，旧司法試験択一式試験最後の合格発表があります。合格された方は，そのまま論文試験突破目指して驀進あるのみですね。

残念な結果に終わった方は，今後の進むべき方向を決める必要が出てきます。予備試験に切り替えるぞ，という方は，休む間はありません。行政法や，実務系科目（要件事実含む）などの対策をこの夏場に一気にしなければなりません。秋には旧司法試験組が本格参戦してきますから，アドバンテージを作る時期は今しかありません。予備試験については良く分からない，という方は塾長が春先からシリーズで行ってきた「予備試験科目のアウトライン・シリーズ」を是非聞いて下さい。

http://www.itojuku.co.jp/04shihou/openschool/14384.html

ちなみにこのアウトライン・シリーズ，吉野は生講義で全５回受講しております。その上で，「是非聞くべき」というお話をしています。レジュメも講義内容も，「予備試験ってこんな感じなんだね」というのが一発で分かる内容です。しかも無料です。聴かない手はありません。
予備試験→新司法試験はとんでもないくらいの「情報戦」の様相を呈しています。これからは，貪欲に自ら進んで情報を取りに行く事も必要になってきますのでご注意下さい。

今年の適性試験も併願出願していた方は，本番はもうすぐですので最後の追い込み期にもあたります。この試験は，かなり「慣れ」の部分が大きいファクターとなる試験です。少しずつでも毎日問題を解くようにしましょう。時間配分が極めて重要ですから，模試での実践トレーニングは不可欠です。勉強スケジュールの中に上手くねじ込むようにして下さい。