来年の新司法試験の日程に関する話の続きですが,今回の意見公募手続は,法的に要求されているものではなく,「任意に」行われているものです。
何故やらんでもいい意見公募を行ったのかと言えば,これは大大問廃止への布石と見ています。要するに,「反対意見が多かったから,止めた」という「アリバイ」作りである。今のままで止めたら誰かが責任を取らなければいけない。鳴り物入りで始めたのに早々に廃止となればみっともない事この上ない。しかし,広く意見を公募した上で,となれば法務省の対面も保てるというわけで,行政が良くやる手法だ。
1度導入したものを止めるというのは,行政機関にとってはよっぽどシンドイらしく,駄目さ加減が誰の目に見ても明らかなのに,4,5年は様子を見る。即時変更は早々無い。4,5年様子を見て,後は布石を打ってサッと制度を変えてしまうわけである。極めて官僚的である。
試験も5回やったし,試験委員からもシンドイと言う声が上がっているし,ということで,後は止める理由とタイミングが欲しかったと言う訳でしょう。ですから存続させるべきと言う強烈な意見でも出ない限り,恐らく廃止と見ています。
さて,受験生的にはどういう影響が出るのでしょうか。まだ何にも決まっていないので,添付された「イメージ」どおりの場合と仮定しての話だと思って下さい。
何が問題かって,1問2時間で区切られる事です。4時間で2問なら,1問は2時間10分,もう1問は1時間50分とか「調整」が出来ましたが,これが出来なくなります。2時間で1問という形式に慣れる必要があります。憲法や刑事訴訟法が現状通りだとするとかなり気をつけないといけないでしょう。
しかし,イメージ通りだとすると,公法系,民事系,刑事系という分類自体全く意味がないですね。1科目2時間の単なる科目別試験です。多分,系統別を維持する場合,1問目・2問目に何が来るかは事前に明らかにはしないのでしょうが,だとしたら意地悪すぎますね~。
何故やらんでもいい意見公募を行ったのかと言えば,これは大大問廃止への布石と見ています。要するに,「反対意見が多かったから,止めた」という「アリバイ」作りである。今のままで止めたら誰かが責任を取らなければいけない。鳴り物入りで始めたのに早々に廃止となればみっともない事この上ない。しかし,広く意見を公募した上で,となれば法務省の対面も保てるというわけで,行政が良くやる手法だ。
1度導入したものを止めるというのは,行政機関にとってはよっぽどシンドイらしく,駄目さ加減が誰の目に見ても明らかなのに,4,5年は様子を見る。即時変更は早々無い。4,5年様子を見て,後は布石を打ってサッと制度を変えてしまうわけである。極めて官僚的である。
試験も5回やったし,試験委員からもシンドイと言う声が上がっているし,ということで,後は止める理由とタイミングが欲しかったと言う訳でしょう。ですから存続させるべきと言う強烈な意見でも出ない限り,恐らく廃止と見ています。
さて,受験生的にはどういう影響が出るのでしょうか。まだ何にも決まっていないので,添付された「イメージ」どおりの場合と仮定しての話だと思って下さい。
何が問題かって,1問2時間で区切られる事です。4時間で2問なら,1問は2時間10分,もう1問は1時間50分とか「調整」が出来ましたが,これが出来なくなります。2時間で1問という形式に慣れる必要があります。憲法や刑事訴訟法が現状通りだとするとかなり気をつけないといけないでしょう。
しかし,イメージ通りだとすると,公法系,民事系,刑事系という分類自体全く意味がないですね。1科目2時間の単なる科目別試験です。多分,系統別を維持する場合,1問目・2問目に何が来るかは事前に明らかにはしないのでしょうが,だとしたら意地悪すぎますね~。