サキさんの介護日記     (若年性認知症の妻との記憶)

若年性認知症の妻。今までの介護の記憶と、現在の様子を気分のままに書いていきます。

笑顔がいいね

2016年10月15日 22時12分46秒 | 今日のサキさん
忙しくて、追われれば追われるほど、慎重にならないと。
仕事を処理することだけで、焦れば焦るほど、ミスが増える。

そのミスを取り返そうと、さらに焦り、ミスにミスを重ねる。

何か、そんな毎日だ。
今日も午前中はミスの処理に追われた。
工場にとっては、2度手間、3度手間だ。

最近は、工場長に近づくだけでイヤな顔をされる。
「澤井さん、何~~~!また~~」
嘆いてばかりいてもしょうがない。期限は迫ってくる。
2度手間になろうが、3度手間になろうが、頭を下げて、工場に頑張ってもらうしかない。

あと数週間(で済むかな)せわしい状況は続きます。

そんな状況の中、5時で仕事を切り上げ、サキさんの特養に向かいました。

今日のサキさんは、比較的穏やかでした。
左に傾いていた姿勢を、クッションを使ってまっすぐに直すと、さらに落ち着いてきました。

今日は、サキさんの大好きなギョウザです。


時折、笑みも交えながら、しっかり完食してくれました。
途中、ギョウザの中身が飛び出て、皮だけになってしまいました。
「サキさん、ギョウザの皮だけ~~」
と、皮をサキさんの口へ。サキさん、吹き出しそうになるくらい、受けていました。

久々の穏やかなサキさんの顔を見ました。
サキさん、ありがとうね。

今日は、これ以上の笑顔もあったのですが、写真ではこれが一番でした。