分子栄養学講師の気ままなブログ

メンタルを変えるために奮闘!
栄養のこと、健康のこと、分子栄養学や日常やつぶやきなど
気ままに綴っています

オキシトシンとアスペルガー。母が子を思う気持ちは誰よりも強い??

2018年09月16日 | 発達障害

今日はホルモン、オキシトシンの話

オキシトシンは別名”愛情ホルモン”とも呼ばれる、脳の下垂体の後ろ側(後葉)から放出されるホルモンです

 

アスぺルガーはオキシトシンが少ないというのは、ご自身がアスぺの人なら耳にしたことがあるかも

(オキシトシン投与でアスペルガーの症状にどうも効果があるようで…、研究が進んでいるようです

 

わたしも情に熱いところがある一方で、時たま見え隠れする冷酷クールな一面に自分でも怖くなる時があり、

わたしはなんて愛のない人間なんだと…そんなことをよく思う…。

(わたしのオキシトシンも少なかったりしてねでも自覚があるだけいっか笑)

 

そんな愛情ホルモンオキシトシン

実は世の女性たちというのは、この愛情ホルモンを大量に分泌させる機会というの持ち合わせております

 

その機会とは…

そうです

 

出産時

 

陣痛が始まりさぁ出産というその時、

大量のオキシトシンが放出されるそうなのです

 

出産の凄まじい痛みに耐えられるようにホルモンを出したりする身体の仕組みって、

本当によく出来ているなぁと感心してしまう



アメリカでは無痛分娩を選択する割合が多いそうですが

お腹を痛めずにすんなり生まれたから、実感が湧かずに愛情不足で虐待多いとか、なんとか…

 

自然分娩時に比べて無痛分娩はオキシトシンの放出量にかなりの差(無痛分娩では少なくなる)があるようなので、

オキシトシンが出てないことを考えれば、まぁあり得なくもないでしょうが

 

それが虐待・愛情不足に繋がっていると考えるのは、

統計なんてとれるわけないし、信憑性は低いと言わざるを得ないでしょうけど

 

だってそれを言ったら、いくでも原因と結果を結び付けれちゃいますから


アメリカはベビーシッターを雇うのは普通ですし、寝室も子どもだろうと別

それによって親子のスキンシップが減っているせいだ(スキンシップによってオキシトシンは増える)

とか、色々勝手に当てはめて言えてしまいますからね…

 

信憑性が低いとは言え、、

ずっとお腹の中にいた我が子が、生まれ出て対面した瞬間から

愛おしさが増して愛情が、母性が、より強まったなんていうのは聞いたりしますが、

 

これって本当にあることなのですか?

(出産を経験していないわたしには分かりません

もしそんなことがあるとしたら、それもオキシトシンが少なからず関係しているのかも

 

自然分娩時に大量のオキシトシンが放出される

ということですが

 

それを言うなら、体内記憶の一任者とも言うべきお方

神奈川にある産婦人科・池川クリニックの院長、池川明先生

胎内記憶を記録したドキュメンタリー映画、かみさまとの約束で有名な先生です

 

何百人という妊婦さんとその赤ちゃんと関わる中で、

どうも、”前世の記憶や、胎内記憶をもって生まれてきている子どもたちがいる

という、まか不思議な出来事に度々直面し、

現在は胎内記憶の一任者になられてしまった

 

確か、(ちょっとだいぶ昔でうる覚えなんですが)先生いわく、

帝王切開での出産時、その子どもは記憶を持つ(記憶が残る)確率が高くなる

ということに気付いたそう…

 

仮説ですが、

オキシトシンが少なかったことで、記憶が残ってしまったのではないか?

ということです

 

オキシトシンの分泌が少なかったせいで、

記憶忘れない

胎内記憶を忘れず、そのまま残っていることに繋がっているのでは?

 

というのも、

出産って鼻からメロンとか、スイカとか…

凄まじい痛みを経験することになるわけで、、

 

その痛みを経験した直後は、大抵の母親は(もう二度と産まないぞ)と、思うかもしれないわけですが、

二度と産まないと言いながら、2人目3人目とまた出産します

 


実はこれって、オキシトシンの作用が関係していなくもないのだとか…

(オキシトシンだけに限らず、出産によって様々なホルモン変化が女性の身体の中で起きるわけです

 

オキシトシンが出ることで、出産のあり得ない激痛を経験した記憶が風化され、再び出産するように仕組まれているとか…

 

一度体験した凄まじい痛みの記憶が、出産を拒否して種の保存が出来ない(=絶滅!!)

なんてことにならないように、身体に組み込まれた仕組みとも言えるかもしれません

ほかにも、産んだら産みっぱなしというわけにもいかないので、

オキシトシンの分泌(愛情ホルモン)により、子供により愛着を感じ、育児放棄しないようにとも言えなくもないです

 

全ての子は例外なくして母親という母胎を通じて産まれてきます

そのせいなのか、父親よりも母親との結びつきのほうが強い傾向を感じます

 

母が子を思う気持ちは計り知れない(??)

とはよく言ったもんですが

(父親の愛情と比べるわけではないですが



胎児の頃をはじめ、授乳、育児、と。。

父親より母親と一緒にいる時間のほうが長いせいなのか?
母が子を思う気持ち、愛情というのは計り知れない…

 

とまぁこれが、一応今現代の一般論です

 

昔はどの国でも、自分の子を業者に売ってお金にしたり、口減らししたり、、

意外と”子を思う気持ち”は、生活環境、つまりは時代の豊かさに比例しなくもないかも

長い歴史を見ると、母が子を思う気持ちは計り知れないといのは、意外とそうでもない

そんな事実今日はスルーです。笑


マザコンとかっていう事ではなくって、母親のことをとても大切にしている男性は多いですよね

 

わたしは知覧特攻平和会館で、特攻機に乗って亡くなった彼らの実に多くが、

最期に思うは母親のことであった…

ということを、彼らの遺した達筆な手紙からとても感じました

 

面白いことに、実際女性のほうがオキシトシン多いと言われています

確かに出産時には尋常じゃない量が出るのでしょうが、

それでも、普段から女性の方がオキシトシンレベルは高いそうなのです

 

これが、父親より母親のほうが子に対する愛情、愛着が強いと言われることに、

繋がっていたのかもしれません

 

”男性は出産の痛みに耐えられない”

なぁんて言われたりしますが、

もし女性ではなく男性が出産するような生命の仕組みが整っていたのならば、

男性側に大量のオキシトシンを放出する能力でも備わり、ちゃんと痛みにも耐えられるっしょ?

と思うわたしです…笑 


女性よりもオキシトシンが少ないことがたった今発覚した男性陣

では、男性陣は愛情が薄いのか???

というと、実は男性陣には男性陣に多い別のホルモンがちゃんと存在しています

 

その名もバゾプレッシン


このバゾプレッシン

女性にとっても、自分の好きになった男性や、結婚相手の男性のバゾプレッシンの量が、

いったいどれほどか…?

ということが、実は非常に重要な問題になってまいります…

 

その理由はまた次回

 

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敏感過ぎる人、HSPと音…なぜ5人に1人もいるのか。

2018年09月15日 | 発達障害

今日は繊細で敏感過ぎる人たちHSPの話題

 

HSPの人たちの特徴のひとつ

”大きな音に敏感”に反応してしまう

というのを見たり聞いたりしたことがある人も多いと思います

 

いくらHSPとかっこいい名(?)がつこうとも…

身体の中身をひとたび覗けばそこに見えるは代謝障害であり……

だって、身体の中でなんらかの不具合があるからこそ、そういった特徴特性症状が出てくるわけです

 

当然ですが、原因はすべて身体・脳の中にあります

 

前回の記事、多動とグルタミン酸と亜鉛のなかで、

亜鉛不足がもたらす興奮作用や神精神症状については触れましたが

実はHSPの人たちの音に敏感という症状(特徴?特性?)も、(以前より書いてきた)こういった亜鉛不足であったり、酵素活性低下であったりと…、

身体の中で起きている問題が関係しています

 

”発達障害と代謝障害”という内容でこのところ書いてきましたが

HSPは5人に1人もいると囁かれるその理由も、HSPも発達障害(代謝障害)同様に、

もともとの遺伝的な代謝の障害・不具合からくるもの…

(たとえば酵素不活性やタイプや脳内のトランスポーターや受容体の異常などなど)

また、生活習慣の乱れや栄養不足によって引き起こされた代謝障害が根本に潜んでいると考えたならば、

5人に1でも5人に2人でも、全然驚きではない数です

 

精神症状や興奮作用ひとつにとっても、そこには亜鉛不足や銅過剰やB6不足やGAD酵素やら…

様々な要因が潜んでいて、その症状を発症させるメカニズムはひとつではないのです

 

HSPが音に敏感になる理由に関しても、同じことが言えます

亜鉛にはグルタミン酸の受容体に働くことで興奮を抑制する効果がある

ということでしたが。

亜鉛不足があると、脳が興奮して些細なことに反応し、神経過敏になります

 

夜寝ていても、些細な物音で目がさめてしまうのは、

身体が常に興奮状態だからとも言えます

リラックス出来ていない状態と言えますが、その要因のひとつは脳内のGABA不足の可能性もあります

 

セロトニン不足ありのマグネシウム不足ありの…、、

結果メラトニン不足による睡眠障害の可能性も考えられます

 

また、ずっと以前の記事でも書きましたが、

(👉仕事が続かない病気

”視床”の働きも関係してきます

 

脳の視床の働きが弱い人というのは、注意機能が上手くコントロール出来ないため、

起きている時でもそういった音であったり、周りの環境(がやがやした音や人混み)に敏感に反応してしまい、

とても疲れます

(HSPが”疲れやすい”原因は他にも山ほどありますが、この、《視床の働きが悪い》(弱い)というのもひとつ大きく関係していると思います

 

本来、ふつうの人であれば受け流すなんてことない音まで、無駄に拾ってしまう

(カクテルパーティーで隣の人の声にだけ集中して聞き取れないのも、他の無駄(自分にとって不要)な音が気になって仕方がないから…

聞きたい音だけ、拾いたい音だけ拾えないということでもある…)

 

ふつうの人が人混みにいってもあなたほど疲れないのは、みんなそんなところにいちいち神経、意識が向いていないから

(向け続けない、多少は向いたとしても、すぐに逸らすことが出来る)

 

まさに注意の向け方をコントロール出来ていない

 まさに注意をコントロールする機能が弱い状態

(”視床”は入ってきた情報をフィルターにかけて、必要なものとそうでないものとを分ける働きを担っているのです

 

HSPの音に敏感、人混みが苦手というひとつの症状とってみても、

亜鉛不足や酵素活性の問題や脳の視床機能の弱さやら

いろいろな問題が考えられるわけです

 

もちろん他にも、肉体で他の人よりやたらと感じてしまうそういったストレスや精神的ストレスに対抗するだけの力がない

(つまりはそこで活性酸素が生じるわけですが、その活性酸素を除去する能力が弱い)

そこには、ストレスに対抗するための物質、コルチゾールの分泌不足も潜んでいるかもしれない…

そしてコルチゾール不足には甘いものへの依存による低血糖症や、アレルギー体質なども絡んでくる

 

これまた挙げればきりがありません

 

その敏感さは特性です!!

と言うのも良いですが

 

その敏感さは亜鉛不足による神経過敏

視床機能の弱さによる注意機能のコントロールの悪さ

酵素活性の低下

の、可能性だってあるよ?

 

特性だからと放っておいて問題ない人ならいいのですが…

そうでなかったのならば、日常生活で不便することが多々出てきてしまいます

”特性”と思えるくらいなら、もともと悩んだり苦しんだりなどはしていないはず

 

本人が困っていないならいいですが

敏感すぎて困っている、その敏感さが自分を苦しめているのなら、

明らかに自分が人と違うと分かっているのなら、

身体の中がみんなとは違うのですからみんなと同じではだめなのです

 

残念なことに、そんな人たちというのは、

ただ単に不足の栄養素、または過剰な栄養素(たとえば今回の話で言えば亜鉛や銅)を補えば、それで話は終わりかというとそんなことはありません

ただの栄養不足というには根が深すぎる場合も多々あるのです

 

そのため色々なことを多方面から取り組む必要があるのです

 

HSPの提唱者、エレイン・N・アーロン博士の本

”些細なことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ”のなかでも、

(HSP。他人の態度や発言に高度に敏感な人たちの記事でも少し本について書いております)

アーロン博士は意外にも(って失礼か?)HSPの特性をフォローする取組みについて言及されています

 

ただし、アーロン博士は、ご自身が提唱したHSPを発達障害(代謝障害)とは完全に分けて考えています

(代謝障害という概念を”知らない”のかどうかは分かりませんが…)

 

認知行動療法の必要性なども、博士はしっかり本の中で言及されておるのです

(多くの人がそこんとこスルーしてる気がしてなりませんが…

HSPも、多方面から様々な取り組みを行う必要があるということです

博士もそう言っております

 

ちなみに、

博士はご自身の提唱したこのHSPという存在、概念を、

間違われやすいが、しかしHSPは発達障害ではない!!と、

発達障害とは分けて考えておいでなわけですが…

 

博士が出演するHSPのドキュメンタリー映画の中で、

(ちなみに現在、映画第二弾!HSPの恋愛バージョンのドキュメンタリー映画が製作中のようです

博士はHSPの人達の脳と発達障害の人たちの脳の働きの違いを指摘されています

 

だから発達障害ではないのだ!と言いたいのかもしれませんが、

発達障害だって、みながみな脳の働きが同じなわけではありません

 

脳のどこのどの場所が活動過多になっているのか、、はたまたどの部分は活動低下しているのか、

どの神経伝達物質のトランスポーターや受容体に異常があるのか、、

それは発達障害だったみな同じではなく、一人一人様々と違うのです

 

だから発達障害にしたって多動、不注意・混合・アスペ・自閉症と、様々に分類されて考えられているのです…

 

そしてそこにひとつ、HSPという部類がある…

それでいいのではないのか?

と思うわたしです

(なぜそれをHSPは怒るのか…?

 

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油揚げのカルフォルニアロール風

2018年09月14日 | ご飯

油揚げレシピはわたしの十八番です

とくに創作料理は大の大好き

 

とにかく、

あんたは狐か??》

というくらい、

油揚げはよく食べます

(糖質制限を始めるようになってからですが

 

1袋一度に全部ひとりで食べちゃったり…(笑)

 

稲荷神でも憑いちゃったからしら?

ちなみに、憑くってのはあまりよろしくないので(たとえ高次霊の存在でも

憑かれぬよう皆さまご注意くださいませ

そんな内容、最近HPの方の記事で書いた気がっ

心霊現象、神憑り、憑依、水子霊の正体

興味のある方はオカルト記事も是非読んでください

 

油揚げって安いし、色々アレンジできるから便利なんですよね

 

糖質制限、栄養療法をする以前は、春巻き・餃子の皮やら、トルティーヤとか、、小麦粉系の物を使って色々と作っていたのですが

それらレシピは、今はすべてボツになりました

 

ボツになったわたしの料理レシピの多くは、

それが”油揚げ”に姿形を変えております

 

今日は油揚げを使ったカルフォルニアロール風

 

カルフォルニアの香り、風、共に一切漂わず…、、

カルフォルニアと言え、完全な《ザ・和》ロール。。。

ですけどね…

 

アボカドやエビを和えたサラダを、

 通常であればトルティーヤやお米などで包みたくなるところ…。。

当然のことながらそれらを使うのはわたし的に完全NG~

 

糖質制限でもグルテンフリーでもどっちでもいける油揚げを使っています

 

ちなみに中のサラダにはマヨネーズではなく、わたし特性の大豆マヨを使っているので大豆の食物繊維たっぷり

マヨネーズが大豆に置き換わっていることでボリュームアップで腹持ちも完璧です

(マッシュした大豆にオリーブオイルや豆乳やレモン汁で伸ばしています

 

栄養療法を実践している人で、グルテンフリーをしている人は多いですが、

グルテン同様に、卵に遅発型フードアレルギーが出てしまって食べれなくなってしまう人はとっても多いです

栄養療法をしていると、除去食材が多くと困ります…

(グルテンに加えてカゼインフリーも一緒に行うことが多いから)

 

遅発型は、”遅延型フードアレルギー”とも言いますが、(過去記事参照→糖質制限と遅発型アレルギー検査

反応が出てしまうと暫らく卵はお預けとなり、マヨネーズすら食べれなくなって辛いです

 

わたしは今のところ卵OKなので、上にマヨネーズかけてますけど…

油揚げも大豆だし、中身も大豆マヨ和えっていう

大豆づくしですね

 

開いた油揚げにお好みの具を入れて、フライパンで少し焼くだけなので簡単です

油揚げで巻かずに、”ただ乗っけて食べるだけ”もおススメです

 

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多動とグルタミン酸と亜鉛

2018年09月13日 | 発達障害

昨日は亜鉛不足と銅過剰によっておこるノルアドレナリン過剰のメカニズムに少し触れました

亜鉛と銅の反発しあう関係(兄弟ミネラルだよ)が働き、亜鉛不足は銅過剰を引きこす…

そしてそれがノルアドレナリン過剰に繋がる

ということでした

 

 ノルアドレナリンは興奮作用をもたらす物質であることは前回もかいた通りですが、

 実は、亜鉛不足は銅過剰によるノルアドレナリン過剰を引きこすだけでなく、

また別のメカニズムでもって興奮を高めてしまうことがあるという…

なんともやっかいな話です

 

それは、亜鉛には興奮を鎮める作用がある

ということが関係しています

 

亜鉛が興奮を鎮める作用機序は、亜鉛が、興奮物質であるグルタミン酸の受容体に働きかけるところにあります

 

グルタミン酸も興奮作用をもたらす物質です

亜鉛が不足すると、この受容体に働きかけることが出来ず、

グルタミン酸が増えすぎ興奮状態が続くということになってしまうのです

 

つまり、

亜鉛不足👉銅過剰👉ノルアドレナリン過剰

だけにとどまらず、亜鉛不足はグルタミン酸過剰にも繋がっているというわけです

 

前回のノルアドレナリンは、集中力を高め、最高のパフォーマンスを発揮する上で重要な役割を果たす神経伝達物質でしたが、

グルタミン酸は、記憶や学習にと~ても深く関わる物質

何か新しいことを覚えたり、記憶を留めておいてそれをもとに行動するなど、グルタミン酸が適度に存在していることは必須です

 

やっぱりここでも適材適所に適量にが鉄則なのです…

 

これも、ただの亜鉛不足

で話がすめばいいのですが。。

 

ここでも、遺伝的問題がある人!が存在していると言えます

 

遺伝的な問題とは

ただの栄養不足(亜鉛不足)が原因でグルタミン酸が増えすぎてしまう意外にも、

グルタミン酸が増えすぎてしまう要因のひとつにGAD酵素の活性が関係しているということ

しつこいですが、酵素とは、DNAをもとにして体内で作られるタンパク質です(酵素飲料に惑わされぬよう…

 

グルタミン酸は、グルタミン酸が興奮作用をもたらす物質であるのにたいして、

逆に安静・鎮静リラックス作用のある物質、GABAを作るための前駆体になります

面白いもんで、興奮作用のあるグルタミン酸から鎮静リラックス作用のあるGABAが作られるわけです

 

グルタミン酸👉GABAの代謝過程があるわけですが、

この代謝の流れを担っているのがGADという酵素です

 

そして、GAD酵素の働きを助ける補酵素はB6

 

つまり、GAD酵素に生まれつき不具合があると、この一連の流れは阻害され

グルタミン酸過剰になりますし、(グルタミン酸からGABAに変換する能力が弱い)

B6不足があっても、グルタミン酸は過剰になるわけです(B6がないとGADの働きが発揮できない)

 

 B6不足、GAD酵素の不活性

どれもグルタミン酸過剰で興奮しやすいということが起こります

 

また先に述べたように亜鉛不足があってもグルタミン酸の受容体に働きかけることが出来ませんから

興奮しやすい、イライラしやすい状態ということになります

 

いつも興奮しやしく、落ち着きがない…

(まさに多動傾向のあるADHDの特徴だったり?)

リラックス・幸福感をもたらすGABAが常に不足…

 

なんてことになります

 

亜鉛はこのように興奮や、精神症状ととても関係していて、

そしてそれはただ単に栄養不足のだけの問題とも言い切れず、

もともとの個人の身体の個体差もかなり関係しています

 

次回はこの話にちなんで、。(?)

HSPの人たちの特徴の一つとしてよく挙げられている、

音に敏感ということについて

 

言ってしまえばHSPの人たちの多くが、自身で生きづらいと感じているその症状や特徴や特性ってやつは、、

これも結局のところは代謝障害からきていることが多いのです…

 

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”産後うつ”から見る代謝障害と栄養療法

2018年09月12日 | 発達障害

なぜ、

発達障害の人でも、発達障害ではない人でも、栄養療法をすると状態が良くなる人が大勢いるのか?

について

 

(そしてそれが発達障害と誤診されて…ということにも繋がっていると思っています

 

わたしは発達障害と診断されようとされまいと、

またそれが誤診であろうと誤診でなかろうと…

 

そんなことはどうでもいい…

 

と、じつのところ思っております

(よかないか…?(笑))

 

まあ何が言いたいのかというと、

栄養療法はすべての人に有効だ取り敢えずやっておけ

と言うこと

(乱暴な言い方ですね…笑)

 

そもそも、発達障害の誤診ってやつがあるとするならば、

その原因はわたしたちの身体の仕組みに関係している!と言えると思います

 

わたしたちの身体は栄養によって動いていて、すべて代謝ありきなのです

つまり、本来あるべきその働きが、何らかの理由で不具合が起きてしまった場合、

それが先天的なものであろうと後天的なものであろうと、狂うものは狂います

(両方が重なることもある)

 

たとえば、ここ数日の記事で度々登場した亜鉛の話

 

亜鉛は、銅とのバランスが大事だと言われています

 

なんでもこのふたつ、”兄弟ミネラル”と言われ、

どちらか一方が増えすぎてしまうと、もう一方がどんどん排出されていってしまう…

そんな性質があるのだとか

 

亜鉛が過剰になれば銅が減る

また逆に、銅が過剰になりすぎると亜鉛が不足するという、

まるで兄弟喧嘩の激しいブラザーズたちのように、反発しあう関係なのです

 

兄弟喧嘩はそこそこに、仲良くバランスを取り合って生活するのが家庭平和の必須条件!

ですよね?(笑)

 

妊娠中は、亜鉛が胎児に奪われる一方で、銅が過剰になりますが、出産後、自然に銅のレベルは低下していくそうです

が、

みながみな、そんなにトントン拍子に話が進むと思うなかれ

 

人によっては、いつまで経ってもこの銅のレベルが下がらずに、

銅過剰状態が続いてしまう人がいるそうです

 

するとどうなるか?

 

産後”うつ”の誕生です

産後鬱の黒幕には、銅過剰が潜んでいるのです

(もともと銅過剰になりやすいタイプの人、ピロール異常と言われる症状を持つ人はとくに普段から"亜鉛不足の銅過剰"と言えるかも…)

 

なぜ銅過剰で産後うつになるのか?

 

実はこれを栄養療法的に読み解くことで、

なぜ、発達障害であろうと、発達障害ではなかろうと、”栄養療法が有効なのか?”

というところが見えてきますし、

また誤診ってやつがあるとするならば、なぜ誤診されるのか、その理由も見えてきます

 

この亜鉛不足と銅過剰、

ひも解くと非常に奥が深いです

亜鉛と銅の関係だけでもこれだけ奥が深いんだから、身体全体ってのは、ブラックホール並みに奥が深いと思えてならない〜

 

まず、銅過剰によって鬱が引き起こされる要因に、

銅が増えすぎると、神経伝達物質であるノルアドレナリンの過剰が引き起こされてしまうということ

 

アドレナリンとはよく聞いたことがあると思いますが、

ノルアドレナリンとは、アドレナリンの前駆体(ノルアドレナリンが材料になってアドレナリンになる)ですが、

アドレナリンノルアドレナリン共に、興奮作用をもたらす物質です

 

アドレナリンがバンバン出ている感じ~

なんて言うのはよく聞きます

(わたしは三井アウトレットパーク系のモールにいくと、アドレナリンがバンバン出ます!!)笑

 

アドレナリン・ノルアドレナリンには興奮作用や血圧上昇の作用があるだけでなく、集中力などにも関係する神経伝達物質です

集中力で高まることで記憶力や学習意欲がアップ

最高のパフォーマンスを出したい時には、ノルアドレナリン、アドレナリン共に必須なわけです

 

銅は、ノルアドレナリンの前駆体であるドーパミンの変換に必須の栄養素となっています

ドーパミン👉ノルアドレナリン👉アドレナリン

この一連の代謝のメカニズムがあるわけですが、

 

それぞれ、

ドーパミン👉ノルアドレナリン

ノルアドレナリン👉アドレナリン

と、体内の中で変換していくわけです

 

そのためには、それぞれ補酵素が必要になります("補酵素"って何?という人、 前々回の記事 あたりで簡単に説明してます)

ドーパミンがノルアドレナリンに変換されるために必要となる補酵素が、

 

銅過剰は、銅が増えすぎたことで、ノルアドレナリンが"必要以上に作られて過ぎてしまう"ことに繋がるのです

 

興奮や集中力を高めるために大事な神経伝達物質とはいえ、

神経伝達物質は多ければ多いほど良いということではありません

 

やっぱりここでもバランスが大事なのです

 

適度であれば集中力を高め、最高のパフォーマンスを発揮させてくれる物質であるにも関わらず、

過剰になると精神状態が不安定になるという症状が出る

 

もの凄くイライラしたかと思えば急に落ち込んだり…

そんな気分の波が激しく襲ってくるといった困ったことに

(逆に銅不足だとノルアドレナリンに変換できないということが起きてきます)

 

産後うつで例えましたが、

出産を経験した女性や今後出産予定のある女性だけに関係ある話かと言えば、、そんなこともありません

出産とは全く関係ない男性、出産する予定のない女性でも、亜鉛不足によって銅過剰になり、鬱っぽくなることも起きるわけです

 

現代人は食品添加物、加工品を多く食べますが、

そういった加工品は亜鉛不足を引き起こしやすくするからです

(栄養療法を実施している病院の先生方は、分子整合栄養医学の血液検査をすると”ほとんどの人が亜鉛不足である"と感じるのだそう…

 

発達障害の誤診ではないとするならば、

ただ単に亜鉛不足…で話は済むかもしれんが、

これが困ったことにもともと遺伝的…。生まれ持ったDNAとして、

この一連の代謝のメカニズムがスムーズにいかない人というのが存在しています

 

ノルアドレナリンが増えすぎてうつっぽくなる要因は、

亜鉛不足からくる銅過剰によるものだけとは限らないのです

 

もともとノルアドレナリンの受容体やトランスポーター(それら神経伝達物質を受け渡しするような場所)に異常があったり、

またそれらの細胞の膜がダメージを受けていたりすれば、

ノルアドレナリンやアドレナリンの量が適材適所に働くように上手く調整出来ないということにもなります

 

これも同じようにノルアドレナリン過剰(もしくは減少)を引きこす可能性があるわけです

 

膜がダメージを受ける要因は、活性酸素のせい

膜がダメージを受ける要因は、膜の構成成分であるコレステロールが足りないせい

膜がダメージを受ける要因は、本来の流動性に富んだ丈夫な膜を作るために必須である良質な脂肪酸が、トランス脂肪酸などに置き換わってきているせい

 

挙げたらきりがない

 

不摂生な生活習慣で活性酸素を多く発生させてしまうことはもちろんですが、、

もともと活性酸素を除去する能力が低い人(体内の活性酸素のレベルが高くなりやすい人)もいます

 

遺伝的であろうと、後天的なものであろうと、

 これらはどちらも代謝を滞らせてしまう要因に他なりません

 

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