分子栄養学講師の気ままなブログ

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気ままに綴っています

脳のアンバランスを整える

2018年07月12日 | 発達障害

発達障がい、HSP、インディゴチルドレン、

呼び名は違えども、それぞれアンバランスな脳の持ち主である

このようにわたしは思っています

 

発達障がいの原因は様々と言われていますが、

その症状や特徴が出てしまう要因には脳の血流の低下神経伝達物質の異常

視床機能の弱さ、有害物質の蓄積脳派の異常などなどが挙げられています

 

ここで今日は、

意外と見落としがちな、

でも大切なことについて書いておきたいと思います

 

脳のアンバランスさが問題であるわけですが

 

脳の血流の低下や神経伝達物質の異常があるのだな

そのように知ったわたしは

 

ふむふむ。

どうやらわたしは…

 

脳の血流が悪いらしい

神経伝達物質の働きが悪いらしい

とくにセロトニンが低いらしい

 

そんな知識を付けたとします

 

ならば、


脳の血流悪い →血流あげよう

セロトニン低い→セロトニンアップさせよう

 

このような策を練るかもしれません

 

確かに、これは正解かもしれませんが

実は落とし穴が隠れています

 

一言で言うと、そんなに単純な話ではないということ

だって、これだけ医学科学が進歩している現在であっても尚、発達障がいの全容は解明されていないわけです

 

血流上げて

セロトニンレベル上げて

これだけで、”何かしらの困った症状・特徴”が治るくらいなら、

とっくにこの世界から発達障がいってものはなくなっているでしょう

 

血流で言えば

確かに脳の前頭前野の血流は低く、低活性を起こしている人は多いかもしれませんが

ある箇所は逆に高くなりすぎていたりということも十分に考えられます

さらに、脳の血流が低下(又は過剰)していることだけが根本原因なわけでもありません

 

となると、ただ単に血流を上げるように取り組めば良いのかと言うと、そうでもないことが分かります




神経伝達物質のアンバランスさで言えば

単純に●●が高い、●●低い、とかそういった問題ではなく…

適材適所にバランス良く働くことが大事なのです



セロトニンが高い人も中にはいて、(とは言え日本人には低い人のが多いようです)

セロトニンが高すぎることで自殺願望や精神不安定に繋がっているケースもあるのです

(そんな人はセロトニン再取り込み阻害薬を飲むとさらにセロトニン増やしてしまうため悪化する可能性が…)

 

また、セロトニンが低い人は

セロトニンが合成される代謝過程が上手く進んでいないことが考えられますが、

逆に炎症が亢進される回路が過剰になっていることが多いそう…

(セロトニンが低いわ炎症は進むわ…サイテー

そんな人は特に、セロトニンレベルを上げるつもりで手っ取り早くトリプトファンサプリに手を出さない方が賢明です

☜炎症がさらに進みます

 

他にも、やる気意欲などに関係する化学物資、ドーパミン

ドーパミン過剰が発達障がいや統合失調症との因果関係としてあると言われてもいますが


前頭前野のドーパミンは低く

感情や情動など、人の心にとって重要な働きを司っている大脳辺縁系でのドーパミンは過剰という…

これまたなんともアンバランスっぷりを発揮してくれちゃっている脳の持ち主も意外と多いかもしれません

 

ADHDの処方によく使われる中枢神経刺激薬(コンサータなど)があまり効かないタイプであれば、

大脳辺縁系(偏桃体や海馬など)で過覚醒が起きていたり、そこでのドーパミンレベルは過剰になっている人かもしれません

 

理性や意思決定など、人間たらしめる働きのある脳の前頭前野で、

やる気・意欲を与えてくれるドーパミンが低下していれば…。。。

 

当然普段からやる気など起こるはずもなく、日中ボーッとしたり

文章を読んでも頭に全然入らず理解が進まなかったり

周りのことに気を取られてばかりでじっとしていられなかったり

行動する前にきちんと計画を立てて考えるなどが苦手だったり

ミスが多かったり


そんなことも繋がるでしょう

 

集中力のない、やる気ない人間に思われてしまうかもしれませんが、

そうは言っても、過集中の特徴を持つ人も実は多いということをご存知でしょうか…


ほかのこととなるとめっきりだめなのに、とあるそのことになると時間を忘れて没頭する

こんな両極端の症状が現れるのも、"アンバランスな脳"だからと言えると思います

 

ドーパミンがただ単に脳内全体で低いということであれば、時に自分の興味のあることには過集中になったり、

人並み外れた直感力やインスピレーション、豊かな創造力なども生まれてこないはずです…

(ドーパミンには直感力やインスピレーションの働きもある

 

アンバランスな脳のメリットとして、そういった恩恵があることも確かかもしれませんが

そうは言っても、脳がバランスよく働くことは大切であると同時に、何かいっこだけやっておけばOKという、

そんなに単純なことでもないのです

 

神経伝達物質は神経細胞の受容体やトランスポーターを介して行われますが、

その数が少なすぎたり異常があったりすると、神経伝達物質が適材適所に働いてくれないことにも繋がっています…

となると、新しい神経細胞を増やすために運動を取り入れる

なんてことも、アンバランスな脳を整えるという意味では大切なことと言えるでしょう

 

脳の働きは複雑です…

とすると、どうせすぐに変わらないことばかりなのだから、

長い目でゆっくりと…、

出来ることを片っ端から少しづつ、色々と試していく姿勢が大切です

 

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