分子栄養学講師の気ままなブログ

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アスペルガーの特性とADHDの特性。症状が違えば対処も違う。

2017年04月28日 | 発達障害

仕事が続かない、仕事がつらいHSP、インディゴチルドレン・発達障害の人たち残業時の対応マニュアルについて

 

前回、前々回と、書いてきました

 

そのマニュアルの中で、ただでさえ通常の何倍ものストレスを抱えて仕事をしている彼らが、残業時に尋常でない怒りやパニックに陥ってしまう要因のひとつとして、


物事が予定通りに進まない

急な予定変更に無性に怒りを覚える

 

というようなことがあると書いと思います(確か

 

自分の頭の中で想像していた、計画していた、イメージしていたことが、その通りに行かないことに…、規則性が乱されることに…

 

異常ではい程の怒りが湧いてくるのです

 

つまり、時間割や自分の中での決まり事やこだわりといった、そういったルールにのっとって物事を進めるということに、安心と快感をとても覚えます

(あくまでルールは自分中心なものに限るけど、、だってインディゴチルドレンたちは世のルールが大っ嫌いで、理解出来ないと思っているから、あくまで自分のルール

 

なので、前回紹介した、徹底された行動やルールの細分化を、変わり者の所以がつくHSPやインディゴチルドレン・発達障害人たちは、実のところ難なく(むしろ楽しく)取り入れていける人が多いのです

 

がっつ!!しかし!!!

 

これはアスペルガー傾向の比較的強い人に言えることです(グレーゾーンも含む)

 

発達障害と言われる概念には、アスペルガー自閉症、ADHDなどと、同じ発達障害のくくりでも症状の出方や度合いによって、現れ方はやその特性は人それぞれです

 

同じ発達障害のくくりでも(いくらスペクトラム(連続性)に症状が現れると言えど)アスペとADHDの症状の出方はやはり全然違います


これは、対応策も変わってくるということです

 

自分の中の決まり事が大好きで、その決まり通りに物事が進むことに快感を覚える傾向が強いのがアスペルガー

(さらに、強迫観念症気質も併せ持つ人が多いので、その自分で決めたルールを壊すことの恐怖や、それが崩してしまうのではないか?それが崩れたらどうしよう??という、不安も同時に感じています)

 

けれど、これは悪いことではありません

 

←状況次第では、この恐怖や不安が、自分にとって良い行動の習慣化させていくのに大いに役立つものなのです

 

例えば、

《〇〇時までにはベッドに入り〇〇時までには起きる》

といった、良い習慣だけをルールの中に組み込んでしまえば、その決まりを崩すことに恐怖や不安、怒りを覚えるので、せっせと取りつかれたように(笑)取り組みます

 

その結果、早寝早起きという良い行動習慣を身に着けることが比較的苦なく出来てしまうのです

 

”臨機応変さに乏しい” ””規則性を好む” ”恐怖や強迫観念が強い” などといったアスペならではの症状が、良い方向に働いている例です

 

その一方で、細分化された細かなルールにのっとることが苦手なのがADHD(多動・衝動・不注意。混合など)であるともいえます

 

多動性の強いADHDの場合、興味があちこち飛ぶので、決まりきったルールや行動に沿って動くことにすぐに飽きてしまい、何事も長続きしません

 

お気楽さあいまって、何かと(よく言えばプラス思考)自分にとって良いように解釈し、自分の行動を肯定化しようとするのが得意なようです

 

なので、多動性の強いADHDの場合は、細分化したルールや時間割からいかに逸れずに、ブレずに、、

 

それを徹底的して守っていけるか?

 

また、そうするための工夫が絶対に必要になります

 

その為には、達成を邪魔する要因を洗いざらい排除しておく必要が出てきます

 

 例えば、帰ったらすぐにお風呂に入ると決めているのに、帰ってテーブルの上に漫画本が置いてあるのを目にすると、ついつい漫画に手が伸び、、

 

漫画の中の洗濯物を干すシーンを見て、自分の家の洗濯物が溜まっていたのを思い出し、慌てて洗濯機のスイッチをオン!!

 

洗面所帰りに冷蔵庫によると、朝の食器がそのままシンクに洗わずに置いていたのを思い出し慌てて食器洗い!!!

 

そうこうするうちに、寝ると決めていた時間を過ぎていた!!

 

毎日がこんなことになり兼ねません

 

そんなときは、さらに細かく行動を細分化して、小さなことから(確実に出来ることから)行動をルール化してあげる工夫を取り入れたりします

 

例えば、漫画本は全て実家において、帰宅後に漫画本に絶対に手が届かない、見れる環境を作らないようにしてしまうなど。。

 

このように、同じ発達障害でも実際にはADHDやアスペルガーでは少し傾向が違うことからも、個人の特徴に合わせて環境設定をしていかなくてはなりません

 

アスペのは効くけど、ADHDにはADHDに合った対策を取る必要があるんです

 

(ADHDには、アスペによく見られがちな、被害者意識は比較的低く、お気楽なところはまあ長所でもあり短所でもあるかもしれません)

 

 

本人に相当変わりたい、変えたい、という欲求がない限り、興味があちこち飛びやすいADHDが対応策に自ら乗り出すことはあまりないのかもしれません

 

(興味があちこちとび、じっとしていられないADHDには、こういったルール化、細分化はなかなかの至難の業と言えるから相当な気合と根性が必要になってくるので、本人の変わりたり度合い、意思がどれだけあるか?が、効果に少なからず影響を及ぼすはずです

 

だからこそ、さらに細かく、出来ることからスモールステップで積み上げていくしかありません

 

そうでない限り、これも違った、これもまた違った、わたしには向いていなかった、わたしには必要なかった、と、、。。

 

延々とそれの繰り返しになってしまいます

 

始めはやる気マンマンなんだけどね…目移りも早いのよね

(わたしも多動が少し入っているのでそのことを重々自覚するように意識して気を付けています

 

まあそもそも、本人が何も問題だと思っていないのであれば、ADHDでもアスペルガーでも自閉症でも、楽しく生きているのなら、それが一番幸せなことなのだと思います

 

原因や詳細がイマイチはっきり解明されない脳器質障がい。。

 

まだまだ正しい脳器質障がいの認知が低いのが現状です

 

HSP・インディゴチルドレン・発達障害人たち。。

 

いろいろな症状や特性が、本当に人それぞれで一人一人違う

 

まずは自分を知ることって大切です

 

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