斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

悲しいお知らせ

2016年04月04日 23時34分41秒 | 斎藤秀俊の着眼
高田公園の水難事故の続きです。
メディアからの取材を今日1日で沢山頂きました。

時間が経つにつれて、取材もしにくくなってきたようで、明日の朝のある番組は他のニュースに差し替えになりました。なぜかというと、事故よりも事件の様相が濃くなってきたからです。そうなると私もコメントできなくなります。

一般論ですが、事件になると、刑事訴訟でも民事訴訟でも、コメントではなくて、意見書という形で、しっかりとした根拠に基づいて専門的観点からの意見を述べることになります。

これまでもいくつかの事件で意見書を裁判所に提出してきました。相当慎重に、自分のこれまでの人生とか信頼をかけて書き上げるのが意見書です。その意見書の内容で、人の人生を大きく変えてしまうかもしれないからです。

だから、事件性が出てきたら、メディアでそうそうコメントできなくなるわけです。

嬉しいお知らせ

2016年04月04日 23時30分13秒 | 斎藤秀俊の着眼
長岡高専の英語科の先生から、科研費の採択のお知らせを頂きました。今年の一月の外部資金獲得セミナーで講演した内容をお聞きになられた先生はピンと来るかもしれませんね。

皆さんもぜひ、自分の持ち味を生かした申請を行ってください。

守備範囲とバランス

2016年04月04日 05時41分40秒 | 斎藤秀俊の着眼
科研の採否について、全国から悲喜こもごも。
もし残念な結果になっても初心に戻ってブレインストーミングからやってみましょう。初心を忘れると採択は遠退きます。

さて、守備範囲とバランスの話を先日書きましたが、理解できないとお叱りを沢山頂きました。さらに突っ込みコメントするとすれば、車の両輪理論が相応しいかと思います。例えば、救助者と要救助者は両方いて初めて救助という現場が作れます。車の両輪の「ここが問題という点をつく」ことが重要です。

要救助者しかいなければ災害という現場。救助者しかいなければ訓練という現場。「訓練が上手くいっている」という説明が幅を利かせても、それにあわせてもう一方の輪の問題点を解決する方法を提案しなくては、聴いている方は時間の無駄と感じます。

「わたくしは訓練専門ですから」ももちろん成り立ちますが、その守備範囲に相応しいステージでやればいいわけで、でもそこには同じ提案をする人が沢山いるということです。

ちょっと辛口ですね。