斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

避難所考2

2016年04月20日 20時20分31秒 | 斎藤秀俊の着眼
急性期を過ぎると避難所問題が様々噴出してきます。もちろん、噴出前から問題山積みでしたが。
中越地震の時に、発災からすぐに大学近くの役場に赤十字防災活動拠点を設置しました。
すぐに必要だったのが、傷の手当てでした。そして、避難者の受け入れ。
大勢の人が避難場所を求めて来るのですが、役場は正式な避難所ではなかったので、正式な避難所への案内が始まりました。

次なる問題が、体の不自由なお年寄りを連れた方々。役場のロビーにお年寄りを一人にしてどこかにいなくなってしまう(たぶん、家の片づけなどでしょう)。そういったお年寄りを預かる施設が必要ということになり、急きょ簡易ベッドを準備して対応しました。でも、そのお年寄りの面倒を見る人がいないという問題が。。。これが一番きつかったですね。家族に「付き添いをお願いします」といっても、「勘弁してくれ」と逃げられ(?)てしまう始末でした。