斎藤秀俊の眼

科学技術分野と水難救助、あるいは社会全般に関する様々な事象を一個人の眼で吟味していきます。

エンブレム

2016年04月14日 23時11分57秒 | 斎藤秀俊の着眼
東京2020大会エンブレムデザインの候補が出そろった。
選考委員会の委員長が尊敬する宮田亮平先生なので、信頼して成り行きを見守っている。

わが国を代表するエンブレムとしてどのような図柄が相応しいかということで、大抵は国花とか国鳥などが思い浮かぶのであるが、国なんとかについて、かなり曖昧だったので、調べてみた。すると。。。

国花 桜と菊

特に何かで決められているわけではなくて、慣例のようだ。

国鳥 キジ (1947年3月に日本鳥学会で決定)
国蝶 オオムラサキ (昭和32年に日本昆虫学会40周年記念大会において決定)
国菌 麴菌 (平成18年10月12日日本醸造学会決定
国魚 錦鯉 (どこが決めたかわからないが、国魚賞というのが全日本錦鯉振興会日本総合錦鯉品評会で授与される)
国石 水晶 (これもわからない。)

このほか、国獣、国犬、国山、国川など、いろいろと検索してみたが、該当するものなし。そのうち国賊なんていう言葉が出てくる始末。
アサガオは東京都の花にもかからない。錦鯉が国の魚だとすると、近年の海外における錦鯉ブームは、注目の価値あり。タイでも多くの人が錦鯉を入手しているくらいファンが大勢いる。ただ、気温35度、水温35度の中で、丸々太った錦鯉が小さな池の中をよくぞ泳いでいるぞと感心してしまう。