neuromorphic computer

4月1日　快晴
　今週末、IBMのTrueNorthというneuromorphic computer（神経形態学的情報処理装置）が、ローレンスリバモア研究所(LLNL）に納品だそうだ。いわゆるニューラルコンピュータだな。ウソではないと思う。
　研究所の性質から、その目的は核兵器に貢献する研究ということになる。このチップを使い、電力消費が大きい現在のスーパーコンピュータから、省エネと処理能力の両方を持ち上げようということだ。当面、このニューラルコンピュータを「どうやって、どのように使うか」を研究することになる。LLNLは手持ちのSequoiaで、このコンピュータをシミュレートしたというから、Sequoiaと繋いだらそのまま動いて、「天河」も「京」も腰を抜かすような処理速度を出すのかもしれない。

写真
　このカラフルなビル、何かというと、下側の写真だ。ひどい渋滞の道路上から撮った。
　前はSun Micro Systemsのビルだった。そのSunがOracleに買われて、それをその会社が買った。その会社は、更に、向かい側の刑務所の跡地に新しいビルを建てた。土地代が高いベイエリアに刑務所のような物を置いておくのは無駄ということらしい。
　んで、世界的な人工知能の研究者は、日本には５人ほどいて、そのクラスの研究者がベイエリアには１０００人ほどいるらしい。いろいろな企業が、世界中から人工知能の研究者を札束で集めてきたら、そんなことになった。このビルの中にもそういう人たちがいて、TrueNorthと繋がるのだろうか。


　この看板の前には、いつも記念撮影をしている団体がいる。もう、観光名所になっている。