扇子と手拭い

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2015年締めの落語会

2015-12-13 21:33:55 | 落語
▼くる年もどうかご贔屓に
 「いっそ聞こうかいや聞くまいか たたむ羽織に紅のあと」、なんという粋な都都逸がありますが、ご機嫌よろしゅうございます。「光陰矢の如し」と申しますが、まことに時の経つのは早いものでございます。気が付けばもう師走、今年の笑い納め。大いに笑ってくださいまし。

 「年忘れお笑い落語会2015」と銘打った第22回文七迷人会は、11日午後6時30分から東京・浅草の茶や あさくさ文七で開催。木戸銭は「どなたも無料」だが、今回は希望者が多く一部を「予約席」とした。

 この落語会は常連客が多く、落語を聴き慣れた方ばかりなので毎度のことながら高座の出番が近づいてくると緊張する。気持ちを落ち着かせようとグラスの水をゴクンと飲んだ。

 3日前に風邪をひき、のどが痛かった。心配なので夕方、医者に診てもらい、その足で浅草に直行した。大事な場面でせき込んでは一大事とグラスの水持参で高座に上がったが、せき込まずに何とか最後までたどり着いた。

 開口一番の「桃 太 郎」に続いて三味線の弾き語り。次いで年末恒例となった「宿屋の富」。女流噺家が「悋気の独楽」を披露。ここで中入りの休憩タイム。後半は新人が「初 天 神」をかけ、最後は人情噺の「大 仏 餅 」で占めた。

 この夜は、最近フェイスブックで知った落語仲間の恩師が駆けつけてくれた。教え子の落語を聴くのはもちろんだが、FB友のあたしとの対面も楽しみに顔を見せてくれた。有りがたいことである。

 最後は出演者全員が出口付近に勢ぞろいし、「くる年もどうかご贔屓に」との思いを込めてお客様をお見送りした。締めの落語会にふさわしいいい会だった。  

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