新採のころ,テストを家に持ち帰り,夜遅くや土日に採点していました。
しかし,家でしても集中しないし,とても時間がかかってました。
こんなくせがついてしまう前に,テストの採点の仕方について考えてみてよかったと思います。
きっと,中学・高校とテストを受けてきて,テストとは厳密に採点されて,数日後に返ってくるものだという思い込みができてしまっていたのかもしれません。
しかし,小学校のテストとは,そんなスタイルでなくてよいことに気付きました。
一年に何度もするこの「テスト採点」という仕事。
できるだけ効率的にしたほうがいいことは間違いないですよね。
となると,
テストはその場で採点し,その時間に返却し終える!
とういことをめざすようになりました。
小学校のテストでは,これが十分に可能です。
とにかく,テストが終わった子からすぐに提出させます。(もちろん見直しを自分なりにすることは,はじめのうちに指示をしておいて。)
そしたら,それを受け取るなり,先生はその場ですぐに採点をします。
このとき,次から次に子どもたちがテストを持ってくるから,できるだけのスピードで採点しなくてはいけません。
そのためにはまず集中力。
これは,子どももテストをしているし,次々と持ってくるテストを目の前にすると,自然と採点する教師も集中できます。
次に速く,しかもしっかりと採点する目を養うことです。
このために,一人目の子が持ってくる前に,十分に解答に目を通しておき,ある程度暗記しておくといいですね。
加えて,子どもたちは,どの問題で,どんな間違いをしやすそうだ,ということをイメージしておくと,採点は一気に速くなります。
このやり方を心掛ければ,かなり速く採点ができます。
そして,十分にその時間内に採点も,返却もし終えることができます。
私は,若いころに初めてこれができたときは,驚くと同時にとてもうれしかったのを覚えています。
少しオックウに感じていた作業が好きになったほどです。
そして,何より子どもたちが喜びました。
それはそうですよね。
子どもは,テストの出来がとても気になる。早く結果をしりたい。
しかも,早く返ってくれば,それだけ記憶も印象も新鮮で,学習を深めることができるでしょう。
※ちなみに,テストを出し終えた子たちは,その後,ザワザワとならないように,本を読むとか,ドリルをするとか,はっきりと指示をだしておくようにしましょう!
※テストの返却が遅い先生は,保護者にも評判がよくないようです。
やはり,いろんな意味で,テストはできるだけ早く返すにこしたことはないですね。
でも、残念ながら非常勤の勤務形態上、これはできない・・・・・^^;