小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

夏休みに考える「授業を対話的にするために」③対話の前に

2018-08-13 21:06:14 | 授業中の攻略法
①多様な考えを生む問いを与える
②教師が,子どもの考えを広げる勇気をもつ

に続き第3段です。
次はやはりこれだろうと思います。

子どもに,考えたことをしっかり書かせる。

考えは,書くことで,子ども自身にとって「可視化」されます。
頭の中で漠然としていたものが,形になって見えるということです。
すると,「あ,ぼくってこんなこと考えてたんだ」と改めて確認することができます。

また,考えは書くことで整理されます。
書きながら,必要に応じて考えを「順序付け」たり,「関係付け」たりするはずです。
これは,後の対話で他者にその考えを伝えるときのために有効になる作業にもなります。

じゃあ,どう書かせるか。

ここは子どもの実態や学年段階に応じた指示や支援が必要になるでしょう。
低学年であれば,主語や述語,接続語等を教師側から与えて,「穴埋め」のような形で書かせることもあるでしょう。
高学年であれば,相手意識や目的意識のみをしっかりと持たせたら,後は自由に書かせてみることもあるでしょう。

そこら辺の「書かせ方」を間違えてしまうと,せっかくの対話もクオリティーが下がってしまうことになります。

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