小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

絶好調だった校長に、ついにピンチが訪れた

2017-05-27 20:56:16 | 教師の仕事術の攻略法
赴任して以来、学校のいろんなところにメスをいれて改善を図ってきた校長。
以前の記事で学校中の片付けを始めたことを書きました。
片付け好きの私としては応援していました。
しかし、ついにそんな校長に批判の声が上がりました。
片付けも含め、気付いたことは間髪いれずに変えていく校長に、あるミーティングで一人の先生が声を上げました。
そのきっかけは
「ミーティングのスタートの挨拶は英語でいこう」
というものでした。
「子どもたちに教える前にまず私たちが英語に臆病にならないようにするために」
ということでした。
そのときは、みんな戸惑ったような顔をしながらもそれに従って、たどたどしい英語のあいさつでスタートしたのですが、しばらくして声が上がりました。
「英語でということでしたが、非常に動揺しました。それ事態を否定するつもりはないし、その意図も分かるのですが、抵抗があるのは、いつどこでそうすることが決められたのかということです。」
この切り出しに、多くの職員が賛成している空気がすぐに漂いました。
「職員がみんなで取り組むことなら、みんなで検討して、みんなで納得してからやるべきだと思うんです。」
これに賛成する別の先生の意見も続き、結局この英語のアイデアは一端保留となりました。

赴任以来調子よく進めていた校長の改革にここでブレーキがかかりました。
勇気を出して立ち上がった先生の意見はもっともですね。
組織が気持ちよく動くために欠かせないことです。
それをみんなで確認し、気持ちを揃えるきっかけになったので、とても意義のある瞬間だったと思います。

校長は学校のことをとても深く考えているし、賢いし、行動力もあるのですが、足りない部分があるということを指摘された感じになりました。
今後は、改革の手ももう少し慎重になることでしょう。

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