今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

臨滹山 大仙寺(岐阜県加茂郡八百津町八百津)

2014年11月22日 | 神社・仏閣
杉原千畝記念館から車で5分程の帰り道、気になる案内板が目に入った

大仙寺
案内板には「宮本武蔵」と書かれてあり、気になったので車を止めて確かめることにした
学生時代に吉川英治の宮本武蔵を読み、それ以来映画やドラマも見続けてきているだけにほってはおけない

惣門

惣門横には大仙寺由緒と、剣聖「武蔵」の伝説を伝える「大仙寺」と書かれた2つの案内板が立っていた
由緒によると寛正元年(1461年)に建立されたという古刹である






参道横には石仏が並べられている



大仙寺の寺名が刻まれている



宮本武蔵座禅石
今から400年前、京の都で剣術に明け暮れていた武蔵は、禅の修行をすることにより真の剣術への道を開こうと沢庵和尚について修行をしていた



晩年を迎えた沢庵は「禅の修行は愚堂に習え」との言葉を残し、この世を去った
武蔵は美濃の国の大仙寺にやってきた
愚堂とは大仙寺八世住職で、京にいたころ沢庵と禅問答をするほどの名僧であった



武蔵は愚堂国師に参禅問法の為に入門を請い、三日三晩座禅をしたと伝えられている



鐘楼
ちょうど昼休みの時間帯だったということもあり、近くの工場の人達が外で弁当を食べていた



地蔵堂






方丈



「臨滹山」山号が掲げられている






この寺は臨済宗の寺で、正眼寺、永保寺と共に美濃三道場の一つに数えられる
「生死事大 光陰可惜 無常迅速 時不待人」



庫裏












「求道」精神は昔から現在に至るまで日本人の心のどこかにある
私の放浪の旅もそうだと、自分に言い聞かせつつ車に乗る
安全運転のために道を求めて走るのも修行
旅はまだまだ続く

撮影 平成26年10月16日
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする