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今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

ガイアフロー静岡蒸溜所(静岡県静岡市葵区落合555番地)

2025年04月13日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和6年9月30日

ガイアフロー静岡蒸溜所
静岡蒸溜所は中村大航によって2016年に設立された



見学ができなければショップで買い物でもしようという気軽な気持ちで訪れた
偶々見学に1名の空きがあり今回も運に恵まれた



ショップが見学者の待合室になっていた
見学者のみショップの利用ができるようで伊豆修禅寺から約100kmの距離が無駄にならなかった



静岡蒸溜所で販売しているほとんどが外国のウイスキー



名前は聞いたことはあるが、所有していないウイスキーばかりだった



こちらはバーに並んでいるウイスキーで見学後に試飲できる



こちらが、静岡蒸溜所のウイスキー



見学ツアー
定員は1~17名 所要時間は見学60分+試飲60分
料金は1,100円(税込)

ウオッシュバック(発酵槽)
巨大な静岡産日本杉製発酵槽前から解説が始まる



この発酵槽は2階につながっている



こちらが2階部分



開いていた蓋の隙間から中を覗いてみる



緑色のセパレーター(分別機)と茶色のモルトミル(粉砕機)
麦芽を粉砕する



マッシュタン(糖化槽)
糖分を抽出する

















世界で唯一といわれる「薪の火」で蒸溜するポットスチル



貯蔵庫
住所は静岡市になっているが市内からは離れた山に囲まれた場所にある
さらに20数km離れた場所に一般見学不可の「井川蒸溜所」がある



蒸溜所見学では、個人的には一番楽しい場所



新興蒸溜所だけに樽が新しい



いつも思うのだが一樽車に積んで帰りたくなる






こちらは「プライベートカスク」
個人で樽ごと購入(180ℓで180万円)することができる



近くに待機していたテイスティング担当者に話しを聞いてみると、数十樽行うとのこと
ツアーはここで終了となり、試飲コーナーへ移動する



試飲コーナーは他の蒸溜所とは違い、全て有料となる
車の運転があるため試飲はできないが、購入できるという
ボトル記載の1,000円は10mℓの価格で「WとK」を購入



ショップで購入したウイスキー



撮影 令和6年9月30日
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富士御殿場蒸留所(静岡県御殿場市柴怒田970)

2025年04月10日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和6年9月28日

富士御殿場蒸留所
キリングループが所有するジャパニーズウイスキー蒸留所
昭和48年(1973年)の操業



受付で「蒸溜所ツアー」への参加を申し出ると運良く「1名の空きがある」とのこと
ツアーは有料(500円)で早速申し込んだ



私の車のナンバーを見ていたのか、受付の女性が札幌出身だと声を掛けてくれた
歓迎されているようでとても嬉しい気持ちになった



ツアー見学者の待合室



展示されていたこのボトルは所有している



蒸溜所ツアー開始
ツアーは、step1のシアターが終わると、step2の蒸留までの説明に入る



最初に結論を言うと
これまで、いくつかの蒸溜所を回ってきたが、映像も担当者の説明も一番分かりやすかった



ポットスチルや富士御殿場蒸溜所 最大の特長である「グレーンウイスキー」製造用の3種類の蒸留器が並ぶ












所内を技術者達が機敏に動き回っている



KD(キリンディスティラリー)のロゴが渋い光を放っている






step3の発酵では「木桶発酵槽」も使われている






step4は、パッケージング






樽の種類






貯蔵室



ウイスキーの香りと味についての説明



過去に製造された商品が並ぶ



若い頃に飲んだことがある思い出のボトル
スーパーなどで見かけるが手に取ることがなくなった



30周年記念ボトル



40周年記念ボトル
試飲コーナーで格安の価格で飲むことができるようだ



step5は、テイスティング
指定された座席でウイスキーの飲み方についての説明がある



私はこれから運転しなければならないので、りんごジュース



step 6のショップでツアーは終了
蒸溜所限定の300mℓ アルコール分62%を購入した



撮影 令和6年9月28日
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サントリー白州蒸溜所(山梨県北杜市白州町鳥原2913-1)

2025年04月05日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和6年9月28日

サントリー白州蒸溜所
前日の夜、道の駅で白州蒸溜所HPを検索してみたところ、ウイスキー博物館・セントラルハウス入場(無料)に1名の空きあった

ビジターセンター&ショップ
予定より早い時間に到着したが、受付をして中に入れてもらえることになった



ウイスキーブームの前に一度訪れた事があり、それ以来、サントリーでは白州が好きになり購入するようになった
以前は、予約なしでも工場見学をすることができたが、現在は状況が変わった



リニューアル後では今回が初めてになる
この陸橋も以前にはなかった






白州の森
緑の木々に囲まれた遊歩道を進む






セントラルハウス&ショップ
横文字が多くてよく理解できないが中に入ってみる



ショップにはウイスキーよりもロゴ入りのTシャツやグラスなどが多い
スーパーなどで入手できるウイスキーには購入制限はないが、それ以外は1本のみ



休憩スペース



試飲コーナー
運転者なのではできないが、かなり広い部屋になっている



人がいない場所にもサントリーのこだわりを感じる



ウイスキー博物館






中に入るとポットスチルが置かれている



「白州25年」小売希望価格 36万円(税別)だがネットをでは52万円



「白州18年」小売希望価格 5.5万円(税別)同じくネットでは8~9万円
これは値上前に購入することができ、自室の棚の奥深くに眠っている



写真は、サントリー第2代社長 佐治 敬三



白州だけでも、これだけの酒類がある



サントリー創業者 鳥井 信治郎
鳥井信治郎の人生をモデルにした、伊集院静 著の小説『琥珀の夢』を読むとサントリーが好きになってくる



大正11年(1922年)にサントリーの前身「寿屋洋酒店」が制作したポスター
日本の広告ポスター史に残る歴史的ポスターとして知られている
モデルは、女優の松島栄美子










蒸溜所見学者はここで説明を受け、出発する



禁酒法と密造酒
1920年アメリカでは全酒類の製造販売輸送が禁止された
密造密輸者と取締官の抗争が始まり、1933年に廃止された



バーボンとテネシー



寿屋の生いたち






日本のウイスキーの歴史は大正12年(1923年)山崎蒸溜所を開いたことに始まる



日本のウイスキーのはじまりー「サントリー白札」の誕生



世界のウイスキー(ミニボトル)



ビクトリア女王時代のパブ






トリスの広告は面白い






カフェ・プランタン
明治44年(1911年)画家 松山省三が銀座に開いた初めてのカフェ
永井荷風、北原白秋、木下杢太郎、高村光太郎などが新しい芸術について語り合ったという



インとタバーン
ヨーロッパの歴史は、飲酒・食事・宿泊の機能をもったイン、またはタバーンから始まった



エールハウス
この頃、エールをつくったり販売したのは、その大半が女性でエールワイフと呼ばれた



パリのカフェ
時代の先端をいく芸術家たちが集まり酒を飲み、恋をし、芸術を語り合った



白州蒸溜所限定のモルトウイスキー(180ml)アルコール分48%を購入
ここを訪れた目的はこの1本を購入することだった(満足)



撮影 令和6年9月28日
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大信州酒造(長野県)・七賢 山梨銘醸(山梨県)

2025年04月04日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和6年9月27・28日

松本城を目指していたが、市内の道路は渋滞し雨も落ちてきたので諦めた
最近、日本酒にも興味を持ち「酒蔵巡り」も面白いと考えていた

大信州酒造(長野県松本市島立2380)
ネットで調べていると面白い投稿があった
ショップに入り誰もいないかと思ったら、急に棚の下から店員が現れると……



正式名は「大信州酒造株式会社」
日本酒の酒蔵のショップに入るのは初めてということもあり緊張した



雨が小降りになるのを待って車を降りた



ネットの投稿にあったように、ドアを開けても誰もいない
棚の下から店員が顔を出し「いらっしゃいませ」と
これもネットの投稿にあったようにとても魅力的な女性だった



親切で話しやすく、説明も上手だ
いつの間にか3本も購入してしまった



長野県には魅力的な観光地も多いが、ガソリン代が他県より15~20円も高く、ほとんどのスタンドが同価格
ガソリンの販売事業者などが不正に価格を調整するカルテルを結んでいるのではないかと公正取引委員会の調査が入っているという

七賢 山梨銘醸(山梨県北杜市白州町台ヶ原2283)
前日の夜、山梨県に住んでいたという知人から「七賢」という酒蔵が近くにあり訪れる事を勧められた



店裏にある駐車場に車を駐め、店内をとおり表通りに出た



社号標から300年の歴史を持つという老舗ということを感じさせる
平日ではあるが訪れる人も多い






明治天皇行在所
行在所とは、天皇が行幸時に,臨時に滞在する場所



ここから有料場所になるが、明治天皇がご宿泊された場所が保存されている



「竹林の七賢人」の名前を冠したシリーズ
ショップの他試飲コーナーもある



駐車場側から入るとこのような風景が眼に入ってくる






ショップの店員の説明を聞いて購入した2本
前夜、車中泊した道の駅で購入したミニボトル



撮影 令和6年9月27・28日
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三郎丸蒸留所(富山県砺波市三郎丸208)

2024年08月29日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和6年6月3日

<前回に続く>金沢競馬場を出た後に能登半島にある「道の駅 ころ柿の里しか」に向かう予定であった
「三郎丸蒸留所」巡りを考えていて、HPで定休日を確認すると能登半島へ向かうとタイミングが悪くなると判断
富山県にある、道の駅「福光」に行き先を変更した
到着して直ぐに車内にいるのが不安になるほどの豪雨と雷(警報3が出ていた)
寝不足で朝を迎えると、スマホから突然地震警報が鳴り響いた
午前6持頃、能登半島でマグニチュード5.9の地震が発生したというニュースが流れた



三郎丸蒸留所
駐車スペースが少ないということで早めに道の駅を出た
駐車場には営業時間の30分前に着いたが、30台程度のスペースがあった



営業時間になったので門から中に入る
歓迎されているようで嬉しい



若鶴大正蔵
蒸溜所ガイド付見学は予約制
自由見学は当日受付可(有料:1300円)






若鶴酒造はもともとは日本酒の酒蔵
日本酒の造り酒屋などの軒先に新酒が出来たことを知らせる「杉玉」が吊されていた



この古風な暖簾がいい
この大正蔵内はショップにもなっている



事前予約はガイド付きだが、当日受付は簡単なマップを渡され自由見学となる



樽貯蔵庫



マップによると、この建物の緑の扉が入口となるが、錠前がぶら下がっていて入るのには勇気が必要だった



若鶴酒造2代目社長 稲垣小太郎 胸像



仕込み樽



麦芽貯蔵庫









貯蔵棚



この周辺は麦芽の香りが漂っている






この樽を車に載せて帰りたい(笑)



アニメーション映画「駒田蒸留所へようこそ」は三郎丸蒸留所が舞台となっている
その映画の主役 駒田琉生(るい)が案内をしてくれる



倒産寸前だった蒸留所を継ぎ、蒸留所の立て直しを目指して日々奮闘しながら、駒田蒸留所を代表するウイスキー「独楽)」の復活を考えていたというあらすじ
この映画を視て蒸溜所を訪れたという人も多いとか



糖化タンク
粉砕した麦芽に一定の割合でお湯を混合しながらマッシュタンに投入する



三郎丸蒸留所では1回の仕込みで1tのモルトから麦汁を取り出す






発酵タンク
麦汁と酵母を混合し発酵させる



エール酵母とウイスキー酵母の混合発酵を4日間行う
泡立っている発酵の様子を間近で見ることができる












世界初の鋳造製蒸留器「ZEMON」
ZEMON(ゼモン)は高岡銅器の梵鐘の技術から生まれたまったくあたらしいポットスチル



三郎丸蒸留所と梵鐘造りの名匠である老子(おいご)製作所により開発された






ポットスチル中央の棚の上には神棚があり「御神酒とサンシャインウイスキー」



木桶発酵槽
後期乳酸菌発酵を行う木桶発酵槽



当日受付の自由見学者



ZEMON(ゼモン)の開発についての説明



これまで販売してきたウイスキー









ウイスキーの製造工程の説明



アイラピートが苦手なのでこれまで三郎丸蒸留所のウイスキーは飲んでこなかった



一時の間室内に誰もいなくなった






このボトルは所有しているが未開栓
地元では入手困難で旅先の酒店で購入した



これは初めて見た



見学も終え、大正蔵のショップへと向かう



こちらは「茶房 令和蔵」



ショップに入ると「駒田蒸留所へようこそ」の、やりたいこともやる気もなく職を転々としてきた若い記者・高橋光太郎が迎えてくれる



まずは先人に敬意を表して






陳列棚には日本酒とウイスキーが並んでいる



こちらの棚の下段には「蒸溜所限定ボトル」が並ぶ



こちらには「北陸新幹線開通記念ボトル3種」



レジの壁には若鶴酒造の商号が掲げられている






最近では缶ハイボールも販売している






撮影 令和6年6月3日
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長濱蒸溜所(滋賀県長浜市朝日町14-1)

2024年07月06日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和6年5月16日
長濱蒸溜所(長濱浪漫ビール)
ウイスキーを収集し始めてから、蒸溜所巡りも旅の目的の一つになっている
昨年は勢いで鹿児島(嘉之助・津貫)まで走り、その帰りに広島(桜尾)に立ち寄った



毎年の旅行で必ず立ち寄るのがここ長濱蒸溜所になる
店名「長濱浪漫ビール」のとおり、地ビール+レストランを経営



その敷地内(店内)に日本一小さな蒸溜所がある



小さな蒸溜所だが新発売されるウイスキーの種類はおそらく日本一多いと感じている(世界一かも)



蒸溜所内で過去に販売された限定品のボトルが並び試飲(有料)もできる
以前は、蒸溜所やリカマンのネットで購入し送料が大きな負担になっていた
私の住む北海道でも最近では限定品を扱う店も増え購入しやすくなってきた



この蒸溜所を訪れる大きな魅力の一つにハンドフィルがある
その蒸溜所で作られたウイスキーを、その場で写真右奥の樽から直接ウイスキーをボトルに注ぐことができる
自分でボトルに注ぎ、自分の名前を記したシールを貼るという行為は実に楽しく満足感がある



この蒸溜所の大きな魅力のもう一つは店員の対応の良さだ
今回、入店してから親切丁寧に対応してくれたのがこの男性だった
若いのに立派だなあと思っていたら店長だったということを後に知った



蒸溜所内で購入したウイスキー
右は、シングルモルト ザ・モンペラ・バッチ 50%(4,000本限定品)
左は、シングルモルト長濱(ハンドフィル)55.2%(蒸溜所限定)



撮影 令和6年5月16日
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遊佐蒸溜所(山形県飽海郡遊佐町吉出字 カクジ田20番地)

2024年04月20日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和5年10月18日

遊佐蒸溜所
2018年10月に「世界が憧れる酒を、ここ山形から」を目標に設立された蒸溜所
「コストや手間ひまを厭わず、あくまでも品質を追求して高みを目指す」という基本姿勢を貫いている



BSフジの「ウイスキペディア」で放映されたことで、その存在を知った
残念ながら、蒸溜所の一般見学はされていないので、道路から建物を眺めその雰囲気を感じていた



TV番組で興味を持ったのは、素人の理系女子2人がウイスキー造りをしているということだった



その後、3年の熟成を経た記念すべきボトル
YUZA シングルモルト ジャパニーズウイスキーファーストエディション2022が
「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ(ISC)2022」テイスティングアワードで「GOLD」を受賞した



私の住む北海道では数量限定のボトルは入手困難であったが、昨年から酒屋で入手できるようになった
YUZA 2023 シングルモルト ジャパニーズウイスキーが最初に購入したボトル
YUZA シングルモルト ジャパニーズウイスキーサードエディション2023も入手
YUZA シングルモルト ジャパニーズウイスキースプリング・イン・ジャパン2024は酒屋の棚に並んでいる



小規模蒸溜所を応援するためにこれまでボトルを購入してきた
このウイスキーブームはいつまで続くかわからないが、「遊佐のこだわり」を貫いて欲しいと思う



蒸溜所の周辺は田圃というより、田圃のなかに蒸溜所があるという感じだ
遠くに見える山は鳥海山



撮影 令和5年10月18日
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ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所(宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地)

2024年03月24日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和5年10月10日

ニッカウヰスキー宮城峡蒸溜所
NHKの「マッサン」視聴後から、ウイスキー蒸溜所巡りも旅の目的の一つに加わった
春の旅では、鹿児島県の「嘉之助と津貫蒸溜所」、広島県の「桜尾蒸留所」を巡りウイスキーを購入してきた



この秋の旅の最初の訪問地は「余市蒸溜所」の売店であったが、望むものを入手することができなかった
この日、宮城峡蒸溜所を訪れる予定ではなかったが、大崎八幡宮拝観後に雨が強くなり予定していた寺社を諦めた



仙台市内から20km程度で雨でも大丈夫な場所で、思い浮かんできたのがこの蒸溜所であった
旅に出る前から宮城県でなければ購入できない「伊達」というウイスキー入手が目的である



蒸溜所到着後、雨が止み青空が見えてきたので蒸溜所見学を申し込む
9時から30分毎にツアーがあるためとても便利だ(無料)



時間になるまでゲストハウスで見学









ニッカウイスキー製品の歴史



第1号ニッカウイスキー



竹鶴政孝とリタ夫人の物語を知ると愛飲したくなる



現行品はないが、ネットで購入すると50万円程度か






蒸溜所ガイドツアーが始まった



ガイドツアーも今回で3回目になる
現在は使用していないという「キルン塔」は大麦麦芽を乾燥させる棟であった



象徴的な建物のため保存工事のようだ












正面には「鎌倉山」






ウイスキーを蒸溜する以前の糖化・醗酵工程を行う









この時間帯のツアー参加者






NHK朝ドラ「マッサン」にも使われたというポットスチル






貯蔵庫



仙台工場竣工時の樽(1969年)






天使の分け前



残念ながら購入目的のウイスキー「伊達」の姿はなかった
というより、余市蒸溜所もそうだったが陳列棚にウイスキーがない




撮影 令和5年10月10日
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桜尾蒸溜所(広島県廿日市市桜尾一丁目12番1号)

2023年09月04日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和5年6月1日

桜尾蒸溜所(サクラオB&D)
途中、有名な岩国の錦帯橋を通過し、世界遺産の厳島神社を横目で見ながら向かったのは桜尾蒸溜所だ
今回の旅では、長濱・嘉之助・津貫に続き、4カ所目の蒸溜所巡りになる



蒸留所有料見学(2,00円 80分程度)もあるが、放浪の旅故に日程も定まらずショップのみの利用となった
桜尾といえば酒屋の棚に置かれているのはジンが多いが、最近ではウイスキーも人気だ



桜尾蒸溜所で製造したモルト原酒が敷地内の熟成庫と車で約1時間の山間にある戸河内トンネル熟成庫で貯蔵されている
「桜尾・戸河内」のウイスキー名はそこからきている
同じ原酒でも熟成場所によって味に変化があるのは興味深い



ショップの入口になる



お洒落な空間が広がる
ウイスキーだけではなく酒類の多さにも驚く



スタッフの対応も良く、購買意欲が高まっていく



蒸溜所限定商品、数量限定商品と聞くと反射的に手が伸びてしまう
ショップ奥には有料試飲ができるスペースがある



トイレ横の目立たない空間に商号が掲げられている
2021年に「サクラオブルワリーアンドディスティラリー(旧中国醸造)」へ社名変更した
日本初のウイスキー蒸溜所である山崎蒸溜所の操業以前の、1920年にウイスキー製造免許を取得していたという



ショップでは
最初に、蒸溜所限定商品だという「宮ノ鹿 BACH No.001」を購入
続いて「シングルモルト桜尾」「桜尾・戸河内のミニボトル」「桜尾ジン」も購入した
旅行先の4つの蒸溜所巡りで15本のウイスキーを購入したことになる



撮影 令和5年6月1日
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マルス津貫蒸溜所(鹿児島県南さつま市加世田津貫6594)

2023年08月22日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和5年5月27日

マルス津貫蒸溜所
嘉之助蒸溜所から数10km離れた場所にある
津貫蒸溜所訪問も九州に入った時から考え楽しみにしていた場所である



駐車場に入ると建物から受付の男性が笑顔で迎えてくれた
見学の予約はしていなかったので不安だったが「大丈夫ですよ」と



(ガイド無しだが)順路案内の通り行ってくださいとのこと



見学①「旧蒸留塔」
高さ26m、蒸留所のシンボルタワーが旧蒸留塔である



蒸留酒と共に歩んできた本坊酒造の歴史を伝える建造物
「協力一致の精神」「不屈の精神」など私の好きな言葉が並ぶ



小型蒸溜釜500L



錫蛇管(すずじゃかん)






見学②「ウイスキー蒸留棟」
本坊酒造が鹿児島を代表する特産物「さつま芋」を使って焼酎造りを始めてから百有余年
この土地の水と気候風土を知り抜き、酒造りの伝統を今に伝える津貫の地で、ウイスキー造りに取り組んだ



岩井喜一郎はマルスウイスキーの生みの親である
アルコール精製技術の第一人者として知られていた
竹鶴政孝をスコットランドへ派遣した人物でもある









ハイブリッド型スピリッツ蒸溜機 400L
ジンの「和美人」はここで造られる






発酵
甘い麦汁に酵母を加えることでアルコール発酵が始まる
3・4日の発酵によって麦汁はアルコール度数7%前後のモロミになる





ウイスキー蒸溜釜(初溜5800L、再溜2700L)



ウイスキーの蒸溜は2回行われる
初溜釜(右)でアルコール度数7%前後のモロミを蒸溜し20%の留液にする
再溜釜(左)で蒸溜してアルコール度数70%程度の原酒が生まれる



見学場所の部屋には蒸溜所で造られたボトルが展示されている









見学③「石蔵樽貯蔵庫」



津貫蒸溜所見学では大きな扉を自分の力で開ける楽しみがある
特に「石蔵樽貯蔵庫」は扉の中に入った瞬間空気が変わる



樽貯蔵庫に漂う香りはウイスキー好きにはたまらない






貯蔵・熟成(写真は明るく見えるが実際は薄暗い)



ニューポット(ニューメイク)とは蒸溜したてのウイスキーの原液
3年熟成(貯蔵期間中の樽からは毎年2~3%のウイスキーが蒸発し失われる<エンジェルズ・シェア>)



年数の経過した樽



一樽車に積んで帰りたかった(笑)



床に座りローアングルで



見学④「本坊家旧邸 寶常」



蒸溜所と隣接している



本坊酒造二代目社長 本坊常吉が暮らした邸宅



遠くから「いらっしゃいませ」の声が聞こえ、女性が迎えてくれた



現在はカフェバー・ショップとしてマルスウイスキーの試飲や蒸留所限定品の購入ができる



こちらがバーで有料で試飲ができる



バーテンダーの女性はとても親切丁寧に対応してくれて、とても気持ちが良い



こちらがショップ
人に親切にされ、気持ちが高揚しているとつい買ってしまう
「和美人」世界のコンテストで日本のジンでは初受賞と説明を受けた-購入



中央は「蒸溜所限定ウイスキー」 ピートは苦手だがバーテンダーの女性が好きだというので-購入
右の「津貫2022エディション」 もう入手困難というので-購入
ついでに「津貫2023エディション」も購入



最後にこのバーにあるウイスキーで一番貴重なウイスキー



マルスモルテージ MARS MALTAGE 3プラス25 28年 モルト
ネットで検索すると30万円超え



撮影 令和5年5月27日
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嘉之助蒸溜所(鹿児島県日置市日吉町神之川845-3)

2023年08月21日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和5年5月27日

嘉之助蒸溜所
「嘉之助蒸溜所」は1883年創業の本格焼酎の蔵元、小正醸造が2018年よりウイスキーの製造を始めた小規模蒸溜所だ
製造工程の見学ほか、オリジナルグッズを販売するショップ、美しい海を一望にするバーもありYouTuberなどでも評判が良い



全国の蒸溜所巡りも旅の目的の一つに加えたこともあり、九州入りした時から訪れる予定でいた
前日、熊本県に入りホームページで調べてみると明日を逃すと2日間の休館日になることが分かった



「体験・見学」もあるが事前予約が必要だ
ガイドによる嘉之助蒸溜所の背景説明、ウイスキー製造工程の一連の見学
さらに、THE MELLOW BARでのテイスティングが体験できるという



予約は見学日の1週間前からとあったが、余市や宮城峡蒸溜所、白州蒸溜所などでは当日空きがあれば加えてくれた
そう言った甘い考えはここでは通用せず、あっさり断られた



ここへ来た目的は「蒸溜所現手ボトル」の入手であったが、「売り切れてありません」とあっさり
美しい海を一望にするバーに行きたいというと「見学者のみです」と



来場記念にウイスキーでも購入しようとショップを見てもそれらしいボトルはなく尋ねてみた
「シングルモルト 嘉之助 700ml」が2本あり、1本購入できるという



レジでは転売防止のためなのか住所・氏名等の記載を求められ、免許証による確認までされた
冷静を装ってはいたが精神的にはかなりイライラしていた
嘉之助蒸溜所の商品は酒販店から2本程購入し所有しているが、いずれもプレ値である



日本一美しい景色を見に行ったら土砂降りの雨だったという心境で蒸溜所を後にした(涙)



撮影 令和5年5月27日
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長濱蒸溜所(滋賀県長浜市朝日町14-1)

2023年06月21日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和5年5月14日

長浜浪漫ビール・長濱蒸溜所
年に春と秋の2回、北海道から離れ放浪の旅に出ているが、ここ数年必ず立ち寄っているのがこの場所だ



建物には「長浜浪漫ビール」と書かれている
長浜浪漫ビールは、1996年より滋賀県長浜市でクラフトビールの製造と直営レストランを運営している



2016年11月から、日本最小規模である「長濱蒸溜所」が誕生し、ビールとウイスキー両方を製造している
ワールド・ウイスキー・アワード 2020で出品した3本が金賞・銀賞・銅賞を受賞
それがきっかけとなり蒸溜所を訪れた



初めて訪れた時のスタッフの方々の対応が素晴らしく、微力ながら応援したい気持ちになった
最近では地元でも限定商品が入手できるようになってきたが、それまではネットオークションなどで購入していた



店内のショップでは一部限定品も含めて販売している



日本一小さな蒸溜所らしく店内の狭い空間で、大麦麦芽の粉砕・糖化・発酵・蒸溜が行われている



麦芽の香りが店内を包んでいる



以前訪れたときは、このタンクの中に人が入り洗浄作業をしていた






奥には小さなポットスティルがあり、作業中であった
女性スタッフはレストランやショップの担当のようだ



2階では長濱浪漫ビールを製造している



現在では入手困難なボトルも有料で試飲できるようだ
30分程度の蒸溜所見学(蒸溜所の案内、テイスティング)も開催されている<2,200円>



長濱蒸溜所では蒸溜所を訪問しないと買えない特別なボトルがある
「自分の手で樽から注いだ自分だけの1本」、ハンドフィルボトルを買うというものだ



今回購入したのはホワイトオーク樽 500mℓ アルコール分59% 価格6,600円(税込)
自宅の棚に6本目として加わった



瓶入りが欲しかったがショップにはなかった
ビールが苦手な人にも飲めるビールだ






撮影 令和5年5月14日
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宮城峡蒸溜所(宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地)

2023年05月07日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和4年10月17日

宮城峡蒸溜所
正式名称は「ニッカウヰスキー株式会社仙台工場」



ビジターセンター
旅行中のため事前に予約できず、当日ビジターセンターにて「蒸溜所見学」を申し込んだ



蒸溜所は山形県と宮城県の県境の山中にあり自然に囲まれている









屋内に入る



見慣れたウイスキーが並んでいる



ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝が、北海道・余市蒸溜所につづき、ニッカウヰスキー第二の蒸溜所になる



竹鶴は複数の原酒をブレンドし、より味わい深く豊かなウイスキーをつくりたいと考えていた
選択した場所は、広瀬川と新川(にっかわ)というふたつの清流に囲まれた峡谷



ビジターセンター内・見学受付
蒸溜所見学は、ビジターセンターで受け付けから始まる



中央には宮城峡蒸溜所で造られている「宮城峡」



ここでは、ウイスキーの製造工程やニッカの歴史などの展示が行われている






カフェ式連続式蒸溜器から造られた「ニッカカフェモルト」は絶品



樽の種類



下から2つ目の「シェリー樽」が私の好みである



ニッカウイスキーの歴史



申し込んだ蒸溜所見学の時間帯では、写真奥で熱心に資料を読んでいる男性と2人だった



現在では入手困難なボトル
Amazonでの販売価格では左から12年(35,980円)17年(42,280円)21年(74,000円)25年(26万円)NA(15,800円)












展示物とその説明が分かりやすくとても参考になる









センター内からの眺め






蒸溜所見学(ガイドツアー)
無料で所要時間70分 無料のテイスティング付



①乾燥塔(キルン塔)



「自然を大切にしなければおいしいウイスキーはつくれない」という竹鶴の信念に基づき、1969年に開設
訪れる人たちに「鎌倉山」をバックにしたレンガ造りの建造物を見てもらうための演出だという



樹木の伐採は最低限に留め、電線はすべて地下に埋設している






②仕込棟
 仕込棟では、蒸溜する前の糖化・醗酵が行われる















③蒸溜棟(単式蒸溜)
 もろみをポットスチルと呼ばれる単式蒸溜器で2回蒸溜する









NHK朝ドラ「マッサン」で使用されたポットスチル






④貯蔵庫



⑤ギフトショップ、テイスティングバー(撮影禁止区域)






<購入したボトル>
① 伊達(宮城県限定ボトル)



② シェリー&スイート(宮城峡蒸溜所限定)



③ フルーティー&リッチ(宮城峡蒸溜所限定)



④ 上記の180mlボトル(宮城峡蒸溜所限定)




撮影 令和4年10月17日
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宮城峡蒸溜所(宮城県仙台市青葉区ニッカ1番地)

2021年09月07日 | 蒸溜所・酒蔵
訪問日 令和3年6月7日

宮城峡蒸溜所
山形県と宮城県の県境付近(住所は宮城県)にある山中にある蒸溜所
コロナの影響で臨時休業していたが、一部営業が再開したことを知った
問題なのが緊急事態宣言地域からの入場は認めないということ(困った)



そこで、前日に蒸溜所に電話した
現在、旅行中だが出発前北海道は緊急事態宣言はしていなかったので入場させて欲しいと(懇願)
数分後に連絡があり「お待ちしています」との内容であった(嬉)



駐車場に着くと札幌ナンバーのため係の人が寄ってきた
昨日連絡したことを告げると「失礼しました。○○様ですね。お待ちしていました」と丁寧に対応された



この日は、ギフトショップとビジターセンターのみ開放されていると説明された



目的は売店で限定ウイスキーを購入することなので周囲の建物を見ながら売店へ向かう



レンガ建ての大きな建物は貯蔵庫のようだ






ゲストハウス北口が入口になっている



ハウス内の様子(売店は撮影禁止)



リタ夫人死後に完成した「スーパーニッカ」



「スコットランド実習報告書」
かつての英国首相に
「頭の良い日本の青年が、1本の万年筆とノートでウイスキーづくりの秘密を盗んでいった」
 と讃えられた






通称「ヒゲのおじさん」と呼ばれている、ニッカウヰスキーのマスコットキャラクターの正式名称は「King Of Blenders(キング・オブ・ブレンダーズ)」
モデルとなったのは英国人のW・P・ローリーという人物で、いくつもの香りを嗅ぎ分けるブレンドの名人であり「ブレンドの王様」と呼ばれていた



「自然を大切にしなければおいしいウイスキーはつくれない」
樹木の伐採を最低限にとどめ、電線は地下に埋設した



「ビジターセンター見学」






建物が見えてきた












受付で住所と名前を記入すると「○○様ですね。お聞きしていました」
前日連絡したことが、駐車場・売店・ビジターセンター受付まで行き届いている
このニッカという企業の対応の良さに驚く



ビジターセンターでは、ウイスキーの製法や種類、歴史などを展示している





















朝ドラ「マッサン」以来、日本のウイスキーが入手困難になっている
既に終売となっている「竹鶴」<ネット上では高騰している>
アマゾン価格でいうと左から順で
竹鶴12年(6.9万円)竹鶴17年(5.3万円)竹鶴21年(7.3万円)竹鶴25年(27.5万円)竹鶴(9千円)





















受付嬢の後ろの棚に展示している商品



外は公園のような感じで落ち着く















蒸溜所内は20kmの一方通行
深々と頭を下げられ気持ちよく出口に向かう



撮影 令和3年6月7日
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