湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

100分de中也 愛と喪失

2017-01-18 11:42:35 | 
Eテレ100分de名著「中原中也詩集」第2回「愛」と「喪失」のしらべを今日の再放送でチェック。

18歳で長谷川泰子と共に上京。東京で親友になった小林秀雄に泰子を取られる形になったことで、恋人と親友を一度に失うという意味でも大きな喪失感を味わいます。それを「口惜しき人」になったと表現しています。

失恋の半年後に書いた「朝の歌」で、失った様々な夢を昇華させ、中也は詩人として再び歩き出すことになります。

「朝の歌」は、それまでの中也の詩のスタイルとまた違ったソネット形式の文語定型詩になっています。

ちなみに小林秀雄と同棲してからの泰子は、未練を示す中也に悩まされたことも原因になったのか強迫神経症的な行動を繰り返すようになります。泰子の気分転換のために小林秀雄は何度か転居し、鎌倉・逗子に住んだこともあったそうです。

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