共通テーマ「物」でAが書いた詩を投稿します。
シュガーポット
あの子が手にとったとき
わたしは滑り落ちました
食堂の床に転がり見上げると
あの子はママに怒られていました
―なにやってるの、砂糖がもったいないじゃない!
あの子はうなだれました
涙を落としたら甘い砂糖たちが吸ってくれるわよ
あの子はしゃがんで
わたしを拾い上げほほえみました
―怪我はなかった? よかったわ
それはわたしがあなたにかけたかった言葉よ
あの子のママはまだ怒っていました
―紅茶もこぼしてる、早く拭きなさい!
あの子はわたしを元に戻し
食卓を拭き
床を掃除し
出て行きました
シュガーポット
あの子が手にとったとき
わたしは滑り落ちました
食堂の床に転がり見上げると
あの子はママに怒られていました
―なにやってるの、砂糖がもったいないじゃない!
あの子はうなだれました
涙を落としたら甘い砂糖たちが吸ってくれるわよ
あの子はしゃがんで
わたしを拾い上げほほえみました
―怪我はなかった? よかったわ
それはわたしがあなたにかけたかった言葉よ
あの子のママはまだ怒っていました
―紅茶もこぼしてる、早く拭きなさい!
あの子はわたしを元に戻し
食卓を拭き
床を掃除し
出て行きました
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