湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

逗子サンセット&落し物へのまなざし

2019-04-09 18:47:28 | 
三浦半島夕日グランプリ第1位に輝いた逗子海岸。4月6日はダイヤモンド富士が見られる!ということで大勢の人で賑わったのですが…
 モヤモヤ~
その前後は富士山のシルエット見えてたのに。
 4月4日
 今日4月9日
葉山あたりでは今日ドンピシャで観察できたのかもね。
さて、今日は見学者1名を交え計7人で、Eの作品9編を対象にした臨時合評会をしました。
その中から下記の詩について話し合った内容を記します。
アルルカン

道を歩いていると
よく手袋が目につく
それも片方だけ
拾う者はまずいない

こころみに拾ってみても
右手だけだったりする
当然色も形もちがっている
外へはしていけない

ふと裏返してみる
不思議 右手が左手となる
材質が同じウールなら
普段使いに支障はない

幸い 色違いであれば
見捨てられたアルルカン
気取った仕草で腰を折り
わがつれづれをなぐさめる

:作者の弁 :評者の弁
目の付け所がよかった。
手袋を見て詩を作ろうとしたときの感動が十分に伝わってきます。
冬の道に手袋が片方だけ落ちていると、踏んづけられたらかわいそうだと思い、拾うことがあるんです。
作者の優しさを感じます。落ちた手袋も拾われて詩になったら嬉しいですよね。
今までのEさんの作品とは違ってかわいい詩。
最後の2行が七五調の近代詩的な表現で惜しい終り方。
全ての連の行数を揃えたくて付け足してしまいました。
ソネット風に形を整えるのはいいけど、表現方法のバランスを欠いてしまったかも。
蛇足を加えてしまういつもの悪い癖が最後に出てしまいました。
コメント
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