テーマ幻の時に不評だった「夢幻」を大幅に改めて「時間」の詩にしたAの作品を投稿します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/aa/60c69415f6eb28a786d981cd0939ef24.jpg)
幻の時
今年も夏が死んだ
成長を止めた影たちは
我慢のにじむ疲れた顔で
シンボルロードを引き返し
現実の岸へ戻っていった
落とし物は波にさらわれ
もう海岸に旗は出ない
秋の誕生は遅れに遅れ
待ちきれずに虫たちがすだく
土の中では幼虫が
永遠の夢に浸っている
改稿前の詩とその批評を下に記します。
夢幻
セミの死骸が転がって
蜃気楼のような夏が逝く
成長を止めた影たちは
シンボルロードを疲れた顔で
現実の場所へ戻って行った
落とし物は波にさらわれ
もう海岸に旗は出ない
虫の集きが止むころには
次の季節も幻と消え
土の中では幼虫が
とろけた夢に浸るのだろう
■:作者の弁 ●:評者の弁
●出だしが「いかにも」で、面白くないな~。
■この2行が浮かんで書き始めたのにダメ?
●気障な感じがします。最後から3行目は当たり前って感じ。
●その前の行の「集く」ってどういう意味?
■群れて鳴くという意味合いで使いました。真夏の海水浴客と秋の虫たちをなんとなく掛けたんですけど。
●中盤にはAらしい独自の表現があるんだけど、全体的には不発。題名も変えた方がいいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/aa/60c69415f6eb28a786d981cd0939ef24.jpg)
幻の時
今年も夏が死んだ
成長を止めた影たちは
我慢のにじむ疲れた顔で
シンボルロードを引き返し
現実の岸へ戻っていった
落とし物は波にさらわれ
もう海岸に旗は出ない
秋の誕生は遅れに遅れ
待ちきれずに虫たちがすだく
土の中では幼虫が
永遠の夢に浸っている
改稿前の詩とその批評を下に記します。
夢幻
セミの死骸が転がって
蜃気楼のような夏が逝く
成長を止めた影たちは
シンボルロードを疲れた顔で
現実の場所へ戻って行った
落とし物は波にさらわれ
もう海岸に旗は出ない
虫の集きが止むころには
次の季節も幻と消え
土の中では幼虫が
とろけた夢に浸るのだろう
■:作者の弁 ●:評者の弁
●出だしが「いかにも」で、面白くないな~。
■この2行が浮かんで書き始めたのにダメ?
●気障な感じがします。最後から3行目は当たり前って感じ。
●その前の行の「集く」ってどういう意味?
■群れて鳴くという意味合いで使いました。真夏の海水浴客と秋の虫たちをなんとなく掛けたんですけど。
●中盤にはAらしい独自の表現があるんだけど、全体的には不発。題名も変えた方がいいと思います。