湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

ヤサイクル&時間の詩パート2

2016-10-09 16:27:56 | オリジナル
夏から秋に変更した上にまた延期にするのは申し訳ないのであやしい天気の中ヤサイクルフリマに予定通り出店。昼ごろまで雨模様でお客様がいらっしゃらなかったので、ヤサイクルの野菜たっぷりランチをゆっくりいただきました。↓海をバックにいただきま~す! 

今月のスペシャルメニュー ココナッツグリーンカレー
切り口鮮やかなこちらはホットサンド
1週間後の10月16日(日)9:30~15:00にも雨でなければ湘南文芸フリマを出させていただきます。またよろしくお願いします。

では、共通テーマ「時間」でTが書いた詩を投稿します。

メタセコイア

どこまでも伸びていく巨木の下にいると
この種の生きながらえている
とてつもない時間に呑み込まれ
自分の体が小さな粒子になっていく
柔らかな緑は明るく
我々よりも数段強い生命体だ
――植物遺体で発見されたのが七十七年前
  その後現存が確認され絶滅種ではなくなり
  戦後日本各地に植林された――
説明を読んでも
この木の力強さは下に立たなければ分からない

五十メートルの木の上には
我々の見たこともない何者かが住んでいて
気付かれないように
円錐形に木を刈り込んでいる
コメント
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