神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

私は主婦ニート?・・・録画してあった「山奥ニート」を観て

2016年09月14日 10時48分52秒 | テレビ番組
番組欄を見て興味をそそられたから録画しておいた、9月11日深夜放映のカンテレのドキュメント番組「山奥ニート」を観た。

引きこもりだった働き盛りの男性数人が和歌山県の山間部で、廃校になった小学校の建物で共同生活を送っている様子を取材したものだった。

みな見たところ健康そうに見えるが、それぞれ社会にうまく順応できなくて引きこもりになっていたようだった。

が、この山奥で暮らすようになって、必然的に生きていくための日々の仕事はできた。

ご飯を作ったり片付けたりの基本的なものから、アルバイトで引き受ける近隣の農家の仕事なども含まれる。

農家の手伝いをするだけでなく、彼ら自身も畑を耕して野菜を作ったりしている。

道路で見つけた鹿の死骸を解体して、食料にするというようなこともやってのける。

が、それらの仕事は、基本的に強制ではなく、自発的にするということらしい。

多少の取り決めはあるだろうが・・・。

この番組を観ていて、私も自分のことを体のいいニートだと思った。

主婦という職業を名乗ってはいるが、家事に疲れたら、こうして好きな時間にブログを書いたりしている。

外出は、ほとんどしない。

会話も、概ね夫とするのみである。

あと、ネットで知り合った人とコメントでやりとりするくらい。

考えてみれば、彼らと全く同じ生活をしている。

いや、ニートだった彼らの現在の生活のほうが、まだ外での作業をしたりしているから、私より人間らしい生活をしているといえるかもしれない。

ニートっていうと何か後ろめたいが、しかし、やみくもに働いているほうが人間らしさを失っているかもしれないと思ったりするときもある。

日本も人口減少期に入って、今までとは違う方向を模索していかなければならない。

その選択肢の一つに、こうした農村部に回帰する生活というものも入れるといいと思うのだが、どうだろう。、

現実は、決して甘いものではないと思うが・・・。

  一日中家から一歩も出ぬ日あるわれこそニート主婦ニートなり  biko

私と対照的に夫はよく外出する人である。仕事がらみのことが多いが、しかし楽しみで出かけることも多い。

夫婦二人とも外出好きだと、それはそれでちょっと困ったことにもなるだろうが、我が家の場合は、これでうまくいっているのかもしれない。