神鳴り(アメジストネックレス)

難聴ゆえに家居の好きな主婦です。過去、心臓弁膜症、大腸がんの手術を受けました。趣味は短歌です

短歌について~コメント返しに代えて

2016年05月10日 10時36分04秒 | 短歌
ハイジさんというハンドルネームの方からコメントいただいて、今朝コメント返しを書いたのだが、うっかりして短歌について書かれてあった箇所への返しが抜かっていたので、記事にしてコメント返しに代えさせてもらう。

私は、私と同じ(といっても軽い)難聴のハイジさんが短歌を始められたことを、とても嬉しく思っている。

短歌とか俳句は、基本、聴覚に障害があっても関係なく楽しめる趣味である。

もちろん歌会とか句会に出るとなると、バリアがあるのだが、それも、要約筆記などして手助けしてくださる方さえいれば、問題ない。

私も、ずいぶん助けられてきた。

一番印象深いのは、今から10年ほど前に上智大学で開催された東京歌会である。

当時はその上智大学の先生をしていられる方が、その会場も確保してくださっただけでなく、私が遠路関西から参加することに要約筆記で助けてくださるというお世話までしてくださった。

その歌会では、その先生をなさっている方と後ふたりの方が組みになって、交代で私の要約筆記をしてくださった。

その折、感心したのは、その上智大学の先生をなさっていた方の要約筆記の的確さであった。

訓練を受けた方ではないのに、実に的確に皆の発言をまとめて筆記してくださるのだ。

字も読みやすいそれであった。

あれには、本当に感謝したし、感激もした。

その後、その先生はお仕事が多忙なのか、結社誌にも出詠されていないばかりか評論とかも一切出しておられない。

が、辞めてはおられないようで、最新の結社名簿にお名前は記載されてある。

お若い先生だが、心より尊敬できる方である。

私は、短歌をしていてよかったと思うことはいくつかあるが、短歌そのものの、詠む、読む喜び以外にも、こういうふうに、短歌を通じて、様々な方とお知り合いになれたこともある。私の財産といえるかもしれない。

ハイジさんも、短歌を介して、たくさんの歌友達を作っていただきたく。

会の名前が「銀河」になったとか。

いい名称ですね。

私達は、銀河の中の地球の、その中の小さな島国、日本に住んでいます。が、一人ひとりは小さい個人ですが、名歌を作れば、場所を超え、時間を超越して、人の心に訴えかけるのが、この短歌という短詩だと思います。

そういうことを考えれば、「銀河」という名称は素晴らしいと思えます。

  銀河とふ名をつけられし歌会に銀河に届く歌うまれでよ  biko