アートな旅

日々の生活の中で出来るだけアートに触れられた場面を記事にしてゆきたいと思います。

池上本門寺

2010-01-11 10:39:30 | アートな旅

品川から蒲田駅へそこから東急池上線で池上駅へ行くと駅前から「池上門前通り」が続きます。

何故、池上本門寺へ行くことにしたのか?
千葉の天津小湊で誕生された日蓮聖人が沢山のお寺を築き、この辺では日蓮宗のお寺が多く、あるお坊様が日蓮宗の総本山が「池上本門寺」と言われたので、一度訪ねてみたいと思ったのです。

日蓮聖人は身延山で9年間修行した後、病気療養のため常陸の国へ向かいその途中池上宗仲公の館で亡くなられたのです。時は1282年 61歳でした。
「長栄山本門寺」と日蓮聖人がつけた名前は法華経の道場として長く栄えるように。
日蓮聖人が入滅後、池上仲公が約7万坪の寺域を寄進されて以来「池上本門寺」と呼ばれています。

 


加藤清正公の造営「法華経」の偈文(げぶん)96字にちなみ96段に構築され、
別名を「此経難持坂」(しきょうなんじざか)と言います。
この坂を上るのは大変でした。

 
 階段を上ると700余年の歴史ある本殿(大堂)には重要文化財「日朗聖人像」が収められています。


 堂内ではお坊様の大きな声の読経が響いていました。


        関東に現存する最古の五重の塔


4mもある石の五重の塔も最古のもの。


鐘楼も立派。


お墓を見ながら散策していると「トラ」の石像が
政治家の大野伴睦氏のお墓の前に設置されていました。虎年の2010年を睨んでいるようでした。
その他有名人のお墓の中に「力道山」のお墓と彫像おありました。


可愛いトラは五重塔に彫られています。十二支の一つ。


庭園の飛び石に置かれたものの意味は?


葉ボタンにも優しい心使い

今回の訪問で感じたことは宗教・特に(仏教)徳川幕府などに庇護された寺は戦災にも焼け残ったり難を逃れて現代にまで脈々と受け継がれていることと、人々の信仰の強さを感じました。私は日蓮宗ではありませんがパワーを感じました。