菊池寛実記念・智美術館(きくちかんじつきねん・ともびじゅつかん)
2003年4月東京虎ノ門にオープンしたこの美術館は
実業家・菊池寛実の息子である菊池 智が長年蒐集してきた現代陶芸のコレクション の一般公開・現代陶芸の普及・研究者の育成を目的としています。
敷地内は大正時代に建てられた西洋館(国の登録文化財)智の父のための持仏堂と和風の蔵が百年の歴史ある庭を囲んで都心の中に独特な間を構成し隠れ家的雰囲気を醸しだしています。
今回は「智恵子抄」ー高村光太郎と千恵子 その愛ー
と称した展覧会を見ることになりました。
東京虎ノ門・ホテルオオクラの向かい側にあります。
美術館へ行く(地下)階段はこのようにガラスの手すり
壁紙は銀の和紙が張られています
(この写真を撮っていたらNOととがめられました)
有名な彫刻家高村光雲の子供である高村光太郎は
智恵子と会い共に芸術を追い求めていましたが
智恵子が精神を病み道半ばで没しました。妻・智恵子と純粋な
愛を貫き詩集「智恵子抄」を残しました。
智恵子が世を去る2年前から光太郎が病床に持参した千代紙
を日々丹念に切り抜いて見事な芸術「紙絵」を千数百枚創作しました。
今回は光太郎の彫刻・智恵子の紙絵を展示してありましたが
見ているうちに何故か涙がでてきました。
この世における美しい人間愛と芸術
素晴らしい空間で見る事が出来たことに感激でした。
この後、向かい側の大倉集古館の庭だけを散策しました。
こちらも実業家の大倉喜八郎が創設した大倉集古館では
日本・中国の仏像や彫像などが展示してありますが今回は
ぐるりと庭園を回って日本古来の素晴らしい庭園をビル郡に
囲まれても残っている素晴らしい場所を堪能しました。
本日から(6月26日~9月26日)まで国立西洋美術館で開催される
「ナポリ・宮廷と美ーカポデイモンテ美術館展」に先立って6月25日(金)
この展覧会の内覧・レセプションの招待状を頂き行ってきました。
イタリアの美術館全体の中でも「ウフィツイ美術館」「ボルゲーゼ美術館」と並ぶ特別な
地位を誇っています。ウフィツイ美術館も、ボルゲーゼ美術館も行きましたが
「カポデイモンテ美術館」はナポリへは行きましたがまだ行ったことがありません。
心躍らせて参加してきました。
国立西洋美術館の館長やイタリア駐日大使、カポデイモンテ美術館館長などそうそうたる方々の挨拶のあと、展覧会を拝見。
名門貴族ファルネーゼ家とブルボン家が収集した作品を中心に
油彩、素描、工芸品など80点が展示されました。
このポスターになっているパルミジャニーノ「貴婦人肖像(アンテア)」です。
その他テイツイアーノ・「マグダラのマリア」エル・グレコ「燃え木でロウソクを灯す
少年」等々 格調高い作品を見る事が出来ました。
美術鑑賞のあとはワイン、ジュース、ウーロンチャ、コーヒーなどの飲料と
スナック、ケーキなどを立食で頂き素敵な雰囲気と普段テレビや新聞でで拝見して
いる方たちを間近に拝見して興奮しました。
国立西洋美術館の写真は何度かUPしましたが、やはり美術館に行けば
この写真は撮りたくなります。
上野に行くと大人も子供も楽しめる場所が沢山あります。
やはり魅力的。
前日は朝3時半起きしてサッカー・デンマーク対日本の試合を
見てそのまま東京へ行きこの美術館ともう一つの美術館
(後日UPします)へ行き孫が学校から帰ってくる時間に間に合うように
帰ってきました。忙しく充実した一日でした。
先日、千葉寺で買い求めたワイングラスをUPしてみます。
向かって右の少し大きいのは普段使い
左側の赤いグラスはベネチアングラスでムラーノ島で
買い求めたもの。
今回のは丁度中間の大きさでした。
変わったデザインのシャンパングラスは九十九里の
「菅原硝子工房」で求めたものですがお客様がいらした時に
使います。
左の小さなグラスはエンジェルの模様が彫ってあります。
リキュールなどの強いお酒に合っています。
このコップは主人のテニス仲間の奥様がガラスを彫って創られたもので
とても日本的なデザインです。
さあ、ワールドカップ・デンマーク戦が始まります。
明日午前3時半起きて観ますよ~~
勝利の女神が微笑みますように
勝利を祈ってワイングラスで乾杯!!
千葉市にある千葉寺は毎月第3日曜日に「骨董市」が開かれています。
最近行ってませんでしたが、紫陽花観賞共々訪ねてみました。
千葉寺入り口の門です(左右に仁王様)
骨董市は細々と開催されています。
以前より小規模になりましたが
見て歩くのが面白く建物や庭園とのマッチは素敵でした。
私達が買ったもの?フランス製小さめのワイングラス一対です。
(安かったのでね)
千葉県長生郡長南町にある「長福寿寺」は西に比叡山、東に長福寿寺ありと言われ
798年(延暦17年)桓武天皇の勅願により伝教大師によって創建され、1353年
(文和年中)比叡山恵光坊義憲僧正によって再営された寺院です。
関東における学問所として、寺院師弟の教育にあたりました。
我々がどうしてこのお寺を知って行きたくなったか?「県民だより」に載っていた記事に「紅花フェステイバル」が開かれているとのことでした。
紅花と言えば「山形県」と思いますがここから山形へ伝えたとあります。
「関東随一10万本の紅花の絨毯」とありますが6月14日雨の中を行きましたが
開花が遅れてまだほんの少ししか咲いていませんでした。
然し、立派な古刹を初めて拝見。もう一度晴れた日に紅花のじゅうたんを見に行きたいと思いました。
「私は今日を最高の一日にします」と書いてあります。
良い言葉ですね。
肝心の「紅花畑」はちょっと早くて花がまだちらほら。
きっと、満開になったら美しいでしょう。
買ってきた紅花を花瓶に活けました。
花は3個しか咲いていません。
今も紅花は染物やオイルなどに使われて利用価値のあるお花です。
滅多に見られない紅花、全部咲いたら「ドライフラワーにすると
良いですよ」と教えられました。
お寺と紅花・・・紅花は歴史的古花だそうです。原産地はエジプト
まだまだ知らない場所が千葉には沢山あります。
雨の中決行して良かった。新しいことを覚えました。