僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.274【 我 慢 】

2015-06-25 23:07:19 | 

       我   慢

      にのみや あきら


もういやだ
心の苦痛なんか
だが詩を創る
私にとって
なくてはならない

もういやだ
心の傷なんか
だが詩を書く
私にとって
なくてはならない

もういやだ
心の悩みなんか
だが詩を生み出す
私にとって
なくてはならない


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僕の詩集No.273【 破 壊 】

2015-06-25 23:00:26 | 
   破 壊

       にのみや あきら


自分で
自分の人生を
壊して
悲劇が生まれる

自分で
自分の人生を
壊して
エネルギーが生まれる

自分で
自分の人生を
壊して
詩が生まれる
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僕の詩集No.272【 生 き 方 】

2015-06-25 22:37:44 | 
    生 き 方

         にのみや あきら


あなたとわたしは趣味が違う
あなたにはあなたの生き方がある
わたしにはわたしの生き方がある
別れようなんて言わないで
わかりあって生きて行きたい

あなたとわたしの肌が違うように
あなたにはあなたの立場がある
わたしにはわたしの立場がある
冷たいなんて言わないで
認めあって生きて行きたい

あなたとわたしは家族が違う
あなたにはあなたの 別れがある
わたしにはわたしの別れがある
さよならなんて言わないで
いっしょに生きる約束をしよう
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僕の詩集No.271【 チンドン屋 】

2015-06-25 22:05:44 | 
   チ ン ド ン 屋

         にのみや あきら


チンドン屋が
紙吹雪のように
夢をばらまいた
夢を拾えるだけ拾って
料理をしてみたが
煮ても焼いても
夢の料理は出来損ないばかり
紙吹雪の夢の食材はつぎつぎに腐り
恐怖と失望に変わる
チンドン屋が腐った夢をまきにきた
チャンスとばかり腕によりを掛けたが
最後の情熱も空しく破壊
夢の料理は仕上がらなかった
東京の夜空に
星のようにちりばめられた夢は
次の料理人を誘惑している
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僕の詩集No.270【 大 都 会 】

2015-06-25 18:09:26 | 
    大 都 会

         にのみや あきら


見せかけの夢のイルミネーション
歓喜に震えながら
子山羊の皮を剥ぎ取る
鮮血に染まった白い肌
牙をむき薄笑いを浮かべ
暗黒の街に赤く眠る夢
夢さがしは絶望の化身
夢さがしは恐怖の象徴
実現することのない悪夢が
あきることなく冷たく誘う
希望を失った最後のイルミネーション
肉体も精神も喪失し
気力だけで必死に追いかけてきた
夢とは
いったいなに
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