我 慢
にのみや あきら
もういやだ
心の苦痛なんか
だが詩を創る
私にとって
なくてはならない
もういやだ
心の傷なんか
だが詩を書く
私にとって
なくてはならない
もういやだ
心の悩みなんか
だが詩を生み出す
私にとって
なくてはならない
破 壊
にのみや あきら
自分で
自分の人生を
壊して
悲劇が生まれる
自分で
自分の人生を
壊して
エネルギーが生まれる
自分で
自分の人生を
壊して
詩が生まれる
にのみや あきら
自分で
自分の人生を
壊して
悲劇が生まれる
自分で
自分の人生を
壊して
エネルギーが生まれる
自分で
自分の人生を
壊して
詩が生まれる
生 き 方
にのみや あきら
あなたとわたしは趣味が違う
あなたにはあなたの生き方がある
わたしにはわたしの生き方がある
別れようなんて言わないで
わかりあって生きて行きたい
あなたとわたしの肌が違うように
あなたにはあなたの立場がある
わたしにはわたしの立場がある
冷たいなんて言わないで
認めあって生きて行きたい
あなたとわたしは家族が違う
あなたにはあなたの 別れがある
わたしにはわたしの別れがある
さよならなんて言わないで
いっしょに生きる約束をしよう
にのみや あきら
あなたとわたしは趣味が違う
あなたにはあなたの生き方がある
わたしにはわたしの生き方がある
別れようなんて言わないで
わかりあって生きて行きたい
あなたとわたしの肌が違うように
あなたにはあなたの立場がある
わたしにはわたしの立場がある
冷たいなんて言わないで
認めあって生きて行きたい
あなたとわたしは家族が違う
あなたにはあなたの 別れがある
わたしにはわたしの別れがある
さよならなんて言わないで
いっしょに生きる約束をしよう
チ ン ド ン 屋
にのみや あきら
チンドン屋が
紙吹雪のように
夢をばらまいた
夢を拾えるだけ拾って
料理をしてみたが
煮ても焼いても
夢の料理は出来損ないばかり
紙吹雪の夢の食材はつぎつぎに腐り
恐怖と失望に変わる
チンドン屋が腐った夢をまきにきた
チャンスとばかり腕によりを掛けたが
最後の情熱も空しく破壊
夢の料理は仕上がらなかった
東京の夜空に
星のようにちりばめられた夢は
次の料理人を誘惑している
にのみや あきら
チンドン屋が
紙吹雪のように
夢をばらまいた
夢を拾えるだけ拾って
料理をしてみたが
煮ても焼いても
夢の料理は出来損ないばかり
紙吹雪の夢の食材はつぎつぎに腐り
恐怖と失望に変わる
チンドン屋が腐った夢をまきにきた
チャンスとばかり腕によりを掛けたが
最後の情熱も空しく破壊
夢の料理は仕上がらなかった
東京の夜空に
星のようにちりばめられた夢は
次の料理人を誘惑している
大 都 会
にのみや あきら
見せかけの夢のイルミネーション
歓喜に震えながら
子山羊の皮を剥ぎ取る
鮮血に染まった白い肌
牙をむき薄笑いを浮かべ
暗黒の街に赤く眠る夢
夢さがしは絶望の化身
夢さがしは恐怖の象徴
実現することのない悪夢が
あきることなく冷たく誘う
希望を失った最後のイルミネーション
肉体も精神も喪失し
気力だけで必死に追いかけてきた
夢とは
いったいなに
にのみや あきら
見せかけの夢のイルミネーション
歓喜に震えながら
子山羊の皮を剥ぎ取る
鮮血に染まった白い肌
牙をむき薄笑いを浮かべ
暗黒の街に赤く眠る夢
夢さがしは絶望の化身
夢さがしは恐怖の象徴
実現することのない悪夢が
あきることなく冷たく誘う
希望を失った最後のイルミネーション
肉体も精神も喪失し
気力だけで必死に追いかけてきた
夢とは
いったいなに