僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.178【 大 道 】

2015-06-16 22:21:00 | 
   大 道

       にのみや あきら


憎まれても不勉強だと言われても
特定の宗教を信じたくない
迫害されても死刑にあっても
特定の政治に傾倒したくない
人類の歴史は流動的
英雄は一夜にして乞食に
有は一夜にして無に
特定による益と害
特定の存在が悲劇を生む
調子がいいと思われても
卑怯だと言われても
偽善だと指摘されても
私の心の中では
宗教も政治も
大道はひとつ
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僕の詩集No.177【 屈 折 】

2015-06-16 22:09:02 | 
   屈 折

      にのみや あきら


光は屈折をして
七色の虹を
心は屈折をして
人生のエネルギーを
美は屈折をして
重厚な芸術を
屈折は
万物に
転機を与え
進歩を与える
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僕の詩集No.176【 適 度 】

2015-06-16 21:49:08 | 
   適 度

       にのみや あきら


感動のご馳走が
テーブルにいっぱい
あれも食べたい
これも食べたい
どれを食べても
美味しい

感動のご馳走が
テーブルにいっぱい
食べても食べても
食べ切れない
食べ過ぎて
おなかを壊してしまった

それでも
感動のご馳走が
次から次へと
テーブルの上に運ばれた
部屋いっぱに飾った感動を
見るのも嫌になった

そして
とうとう
感動に感動をしなくなってしまった
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僕の詩集No.175【 旅に出た題名 】

2015-06-16 21:37:58 | 
  旅に出た題名

         にのみや あきら


黒い題名と
赤い題名が
地球の旅に出た
黒い題名は
深緑の森に迷い
赤い題名は
水色の大空に溶け込んだ
黒い題名も
赤い題名も
自分の変身に
何時までも気づかなかった
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僕の詩集No.174【 目的のない旅 】

2015-06-16 16:49:13 | 
  目的のない旅

         にのみや あきら


行先の決まっていない
列車に乗って
旅立つ
期待と不安が
胸の中で躍る
いつ帰ってこられる分からない
この旅

行先の決まっていない
列車に乗って
旅立つ
誰かが
私を呼んでいる
いつ帰ってこられるか分からない
この旅

行先の決まっていない
列車に乗って
旅立つ
何処からきたのか
この胸騒ぎ
もう帰ってこられないかもしれない
この旅
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