永子の窓

趣味の世界

源氏物語を読んできて(障子)

2008年05月26日 | Weblog
障 子(しょうじ)

 襖(ふすま)・衝立(ついたて)・屏風(びょうぶ)などの総称ですが、『源氏物語』 では、ほとんど「襖障子(ふすましょうじ)」のことをさします。「襖 障子」は今日でいう襖に当たるもので、左右引き違い戸になっていて、鹿皮( しかがわ)の取っ手がついています。

 ふつう、母屋(もや)と廂(ひさし)の間などに隔てとして用いられましたが、柱間に嵌(は)め込み、不用時にはずす立障子もありました。
 
 そのほかに下に台がついている移動可能な襖張りの「衝立障子(ついたてしょうじ)」があります。

 現在の障子は「明障子(あかりしょうじ) 」といわれ、平安時代末期に現われました。

◆写真は 風俗博物館より

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。