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永子の窓

趣味の世界

源氏物語を読んできて(心葉)

2009年04月21日 | Weblog
◆写真:心葉(こころば)
 
「香壺筥と心葉(こうつぼばことこころば)」
練香に合わせられる沈香・丁子・麝香などの個々の原料の香は、それぞれ直径10センチほどの銀製の香壺に納められ、四種類づつ一つの香壺筥に入れられた。

 香壺筥は30センチ四方、深さ11.5センチの甲盛のある漆塗の箱で、蒔絵や螺鈿が施される。香壺筥に納められた四個の香壺の上に、それぞれ心葉とよばれる七・六センチ四方の袱紗状の布を掛け、さらにこの四枚の心葉の上から27センチ四方の大きい心葉で覆い、箱に蓋をする。

 心葉は、二枚重ねの綾に、銅に銀メッキをした梅花型の金具がついたもので、金具には組み紐が通され総角に結んである。これは、香壺が動かないようにするためと装飾を兼ねたものである。

  風俗博物館

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