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永子の窓

趣味の世界

源氏物語を読んできて(平安時代 治療など)

2008年07月07日 | Weblog
平安時代

◆治療
・草薬の服用……材料はにんにくや蒜(ひる)
・湯茹(ゆゆで)…温浴
・朴(ほお)……朴の木の皮を煎じる。
・温石(おんじゃく)……温めた石を患部に当てる(湯たんぽ代わりにも使われました)。

◆加持祈祷
 「加持」の本来の意味は仏の加護で、真言を唱え手に印契を結んで心で仏を観ずると仏と一体になり、仏の超自然的力が表れる。
加持で浄化した香水や供物は力を持つと信じられていたのです。
 「祈祷」は仏に厄災が来ないように願う事を意味します。平安中期以降同じ意味で用いられ「加持祈祷」というようになりました。
人々は、病は「もののけ」の仕業と考えていましたから、事ある毎に加持祈祷を行いました。
・虫加持………虫を払う
・帯加持………安産祈願
・土砂加持……死体や墓に振り掛けさせて成仏させる
・井戸加持……井戸を清める

◆医療
鑑真たち僧医が多くのことを伝授しました。ほとんどが中国の医書に依拠していて、800年頃から本邦撰述の医者が活躍するようになったようです。平安時代は丹波・和気氏が世襲で医道につきました。典薬寮の中に医療学校があって各科(現在の内科や外科など)の博士が教え、試験を行っていました。
 
※天皇(帝)個人のために祈祷を行う者を「護持僧」と言い、栄誉ある地位だったため貴族出身の僧が競ってなりたがりました。

参考: くすりの博物館より
      



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