映画と本の『たんぽぽ館』

映画と本を味わう『たんぽぽ館』。新旧ジャンルを問わず。さて、今日は何をいただきましょうか? 

ブルックリンの恋人たち

2015年10月16日 | 映画(は行)
着慣れたジーンズとTシャツの肌触り



* * * * * * * * * *

ほんわりとした音楽主体のラブストーリー。
人類学の博士号をめざし、モロッコでフィールドワークを続けていたフラニー(アン・ハサウェイ)。
そこへニューヨークに住む弟が交通事故で昏睡状態との連絡が入ります。
急遽ニューヨークへ戻ったフラニーですが・・・。



弟ヘンリーはミュージシャン志望で、
そのため大学をやめるというので、フラニーは大反対。
大げんかをしたまま、音信不通となっていたのです。
病院でこんこんと眠り続ける弟。
フラニーは弟の事をなにも知ろうとしなかったことを後悔し、
弟の日記を手に、弟の好きだったものの足跡をたどります。
弟の好きだった曲。
場所。
街の雑踏・・・。
そして、彼が最も憧れていたミュージシャン、ジェームズ・フォレスターと知り合います。





ロックではなく、語りかけるようなやさしい曲調の数々。
いいですね~。
私のような年代には馴染みやすいです。
むちゃくちゃ情熱的な恋ではない。
ジェームズのニューヨークでの仕事が終わればそこまでとわかっている恋。
サラリとしたこの関係性が、これらの曲調とマッチしています。
自然体のアン・ハサウェイもいいですね。
着慣れたジーンズとTシャツの肌触りの一作。



「ブルックリンの恋人たち」
2014年/アメリカ/86分
監督:ケイト・バーカー=フロイランド
出演:アン・ハサウェイ、ジョニー・フリン、メアリー・フティーンバージェン、ベン・ローゼンフィールド

音楽性★★★★☆
満足度★★★☆☆.5


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