狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

ひまつぶしにひつまぶしを食す

2009-05-10 07:43:12 | 食文化

 

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ネット上のコピペで見たある記事から

「ひつまぶし(櫃まぶし)を「ひまつぶし(暇潰し)」と読み間違え己の老化を嘆いていた友人を想い出した。

以下は関連エントリーに加筆したものです。

                  ◆

汁かけ御飯その2

突然汁物を御飯にぶっ掛けたら下品に見える。
 
それを上品な食べ物に演出したのが沖縄の宮廷料理といわれる采飯(セーファン)だ。http://www.wonder-okinawa.jp/026/recipe/sefan.html
 
菜飯は、シイタケ、薄焼き卵、シマナー、ニンジン、キクラゲなどを細切りにし、白いご飯の上に並べ、
 
ひつまぶしと同じくだし汁をかけて食する。
 
采飯はあくまで白い御飯に具をのせだし汁をかけて食べるところに上品さを辛うじて保っているが、沖縄料理の特徴である豚肉は入っていない。
 
豚肉の入った炊き込みご飯、(ジューシー)にだし汁をかけると別の料理になる。
 
豚飯と書いてとぅんふぁんと読む。
 
炊き込みご飯だが、かつおだしをかけて食べるところが特徴だ。
 
だが品格において采飯に劣る。
 
何しろジューシーに汁をかけて食べるのだ。
 
娘夫婦が名護に住むようになってドライブがてらヤンバルに良く出かける。
 
途中、恩納村の国道右側「なかむらそば」があり二度ほど立ち寄った。(http://www.ii-okinawa.ne.jp/people/menmen/
 
そこで三度美味しさを楽しめる「謎の料理」を発見した。
 
といっても店のメニューに載っているわけではない。
 
したがって、「三度楽しめる料理」を発明したと言うほうが正確か。
 
さて「謎の料理」だが、これがそば、ジューシーとあわせて600円だから安くて満腹も同時に保証できる。
 
勿体ぶらずに謎を解き明かそう。
 
先ず、メニューのソバ・ジューシーセット600円を注文する。
 
普通どおり、ソバとジューシーを賞味する。 
 
これで二度美味しさが味わえる。
 
ここで注意することは空腹に任せて、ソバとジューシーを一気に食べつくさないこと。
 
ソバは麺のみを食べて汁は半分ほど残す。
 
汁は鰹だしが効いてサッパリタイプで美味しいのでつい一気飲みしそうになるが、ここはグッとこらえてもらう。 
 
次にジューシーだがこれもグッとこらえて茶碗の半分ほどを残す。
 
そして次の行動には勇気が要る。 
 
半分残したジューシーを丸ごとソバ丼に移し変えても良いが、食事に品格を求める向きにはソバ丼の汁を少量ずつジューシー椀にかけて食する方が見た目には良い。
 
ソバ汁が脂ぎってなくサッパリタイプなのでジューシーには良く合う。
 
これで店員にスプーンか「れんげ」を要求して食べる勇気さえあればこの料理は完璧だ。
 
これは采飯というより豚飯といった方がその名に相応しいだろう。http://blog.mbc.co.jp/sunsun/2004/11/post_0932.html
 
くれぐれも注意して欲しいのは、店が立て込んできて相席になった場合は、この下品なな行動、もとい、勇気ある行動をしないこと。
 
野蛮人としてヒンシュクの的となり、冷ややかな視線を浴びること間違いから。
 
昨今は沖縄料理ブームと言いながら、不思議なことに沖縄で采飯や豚飯を供する店は少ない。
 
個人的感想だが、沖縄ではむしろ名古屋名物ひつまぶしを供する店の方が多いのではないか。
 
“ひつまぶし”を“ひまつぶし”と間違えた友人がいたが、ひまつぶしに私が沖縄でひつまぶしを食べた店を二軒下記にリンクしておく。
 
なお、沖縄そばの汁をジューシーにかけて食するには両品の相性がある。

沖縄そばのスープも脂の浮いた味クータータイプからカツオだしを利かせたさっぱりタイプまであるが、ジューシーにも豚肉などの油脂が混ざっているので、さっぱりタイプの方が相性はよい。

もっともアンダケーボウジャー(油食い坊主)のように、油分が好きな向きには話が別だが。

その点なかむらそばの汁はさっぱりタイプなのでジューシーとの相性はよい。

浦添市近郊では「あがり屋」のそばが相性がよい。

絶品の沖縄そば
 
ひつまぶしに話を戻す。

参考までに私が沖縄でひつまぶしを食べた店を念のためリンクしておく。

 
◆彦本店http://r.gnavi.co.jp/f061400/menu2.htm 2400円
 
 
ここでは「うなぎまぶし」と称して1280円でお手軽に楽しめる。
 

                   ◆

ところで、ひつまぶしのことを友人のサイトにメールしたら、ひつまぶしをひまつぶし(暇潰し)に読み違えたと、己の老化を嘆くレスがあった。

ところがひらがなやカタカナで書かれた単語は、老化に関係なく脳の持つ予測能力のせいだという。 この予測能力を持つが故に漢字、ひらがな、カタカナの入り混じった文章を「斜め読み」などして速読ができるということになる。

予測をせずひらがなを一文字一文字追っていたら読書もはかどらないことになるわけだ。

                   ◆

 
以下はネットから拾ったコピペです。

これまでは長~い前奏曲で、次から本論に入ります。
 
まず読破してください。
 
こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえあいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく



確かに“読めてしまう”コピペに2ch住人が「人間すげー」と驚く

「なんだこりゃ」と思ってよく“読んで”みると「へー」となる
コピペ文章が「2ちゃんねる」に登場し、「人間の脳すげー」と驚く住人が続出。

スレッド(スレ)の本題そっちのけでコピペに関する
考察レスが交わされる……なんてことも起きている。

コピペ文はひらがなとカタカナだけで書かれており、
一見すると2chでたまに見かけるうわごとにしか見えない。
だがよくよく“読んで”みると、「確かに読める」と、ちょっと驚く。
どうして「読める」のかは、コピペ文自体が説明してくれている。

 「【ネット】「ウィキペディアが与える影響を調べるため」
学生がもっともらしい嘘の書き込み 多数の欧米大手紙がだまされて引用」では、
このコピペが2レス目に登場。
「読めた」「人間の脳すげー」といったレスが相次ぎ、
本題へのレスと入り交じって何のスレなのか分からない状態になっていた。

 コピペが登場したスレには、人の記憶と認識に仕組みについて考察や、
読める人と読めない人の違い、現象学的な視点など、さまざまなレスが付いており、
日常にちょっとした「ふーん」を持ち込むネットらしい話題になっている。

 読めば分かります。そのコピペは以下の通り。

こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
ちんゃと よためら はのんう よしろく

(ITmediaNews 2009年05月08日 09時19分)

 

                   ◆

ひまつぶしにひまなのぶしがひまなまむしをつかまえてひつまぶしにしたら美味しかった!



 

 






 

 

 

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船場吉兆と行列のできるコロッケ 【追記】吉兆贔屓の声

2007-11-19 20:11:48 | 食文化

常日頃安くて旨いものを求めて食いあさって、・・・もとい、食べ歩いている筆者にとって、但馬牛がどれだけ美味であるかは、しょせんは縁の無いもの。

だが、それがブランド牛肉の中でも飛び切り高い肉であることぐらいは想像できる。

その高価な食材に、日本一といわれる和食の吉兆ブランドが付くと高価な食材の料理が更に手の届かない高価な物となる。

料理というものは同じ食材でも料理人の創意工夫でその価値に天と地の差が出るものと信じているが、高い食材を超一流の料理人が調理すればそれが高くとも喜んで食べる人が多くても当然だ。

その高くて当たり前、いや、高いのを誇りにしてその代価を支払った人にとって、船場吉兆の食品偽装は単なる産地偽装なんてものではなく衝撃の事件だったであろう。

高価な贈答品を貰った人も、高価な料理で接待を受けた人も「流石は吉兆」なんてウンチクを傾けていたら、まさに顔に泥パックものだから。

高級料亭とは縁なき衆生のB級グルメで良かった、良かった。

【追記】20日

  • 大阪「船場吉兆」問題 「吉兆を贔屓にしてきましたが今回の件は残念です」@50回以上利用した顧客の声
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    但馬牛、3月以降仕入れず──船場吉兆の偽装問題

    2007/11/17配信
     高級料亭「吉兆」グループの「船場吉兆」(大阪市中央区)が九州産牛肉を使った商品の原材料を「但馬牛」や「三田牛」などと偽って販売した食品表示偽装事件で、同社が今年3月以降、但馬牛と三田牛を仕入れた実績が一切なかったことが16日、農林水産省の調査や大阪府警生
    家宅捜索を終え押収物を運び出す大阪府警の捜査員(16日午後、大阪市中央区)
    活環境課の調べで分かった。

     同課は16日の家宅捜索で、牛肉商品を偽装して販売した際に利用したとみられる他産地牛肉の発注、納入伝票を押収。同社の上層部が一連の偽装を事前に把握していた可能性があるとみて湯木正徳社長(74)らから詳しい事情を聴く方針。

     調べによると、同社は今年3月から10月の間、「牛肉みそ漬け」「牛肉みそ漬けと鶏肉みそ漬けセット」「牛肉みそ漬けと明太子セット」の3セット商品の原材料として、佐賀県産や鹿児島県産の牛肉を使って加工した商品を箱詰めした。

     その上で「但馬牛」や「三田牛」と表示したシールを張り、東京都内のギフト販売会社と阪急百貨店(大阪市)に計101個を販売した疑いが持たれている。3セットの商品は約1万5000円から約3万円で販売した。

                            ◇

    超高級食品の偽装は吉兆に譲るとして、安い食材で偽装食品のはしりととなったミートホープの偽装コロッケは、考えようによってはまことにお気の毒だ。

    ミートホープのコロッケは、牛の代わりに安い食材の豚で工夫して美味しい味を造り、その安さも相まって行列のできる伝説のコロッケだったという。

    してみるとミートホープは吉兆と違って安い食材で「旨くて安い」コロッケを造ったわけで、これで迷惑した人は居ない。

    むしろ安くて美味しいコロッケがなくなって残念という人もいたという。

    個人的にはミートホープより吉兆のほうが悪質に思えるのだが、手錠を付けられて逮捕される田中社長の姿をテレビは放映していた。

    これって不公平ではないの?

    2007/11/14-18:57 時事通信

    ミートホープ元社長を起訴=詐欺罪など、1200万円分追送検-ひき肉偽装・地検
     北海道苫小牧市の食肉加工卸会社「ミートホープ」のひき肉偽装事件で、札幌地検は14日、同社元社長田中稔容疑者(69)を詐欺と不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪で起訴した。
     田中容疑者と共に逮捕された元専務ら元幹部3人については、事件は田中容疑者の主導だったとして処分保留で釈放した。
     一方、道警捜査本部は同日、新たに田中容疑者と元幹部3人が昨年6月から今年5月にかけ、6道県の14業者から同様に約1200万円をだまし取ったとして、詐欺容疑で追送検した。

                         ◇

    偽装が発覚した時、逮捕された社長のことを、当日記は『偽装コロッケ 「牛頭豚肉」それが何か?』で、「天才だ!」と書いた。

    <このコロッケ、大手スーパーの「コープ」や、コンビニ等では美味しいと評判のコロッケだったと聞く。

    この社長、謝罪の態度が悪いとブーイングを受けている。

    牛肉の代わりに豚肉のほかレバーや血液、それに牛脂も使っていたと言う。

    その結果、大幅コストダウンで、

    消費者が喜ぶ「安くて美味しいコロッケ」が出来たのなら、

    人相と態度は悪いが、

    この社長って、 天才?>

     

    偽装表示は悪かったが、安い豚肉ミンチの絶妙な混合でより「美味しくて安い」コロッケを創出した。

    やはりこの社長、天才と思う方、・・・いや、思わない方も、

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    男はソーキそばを

    2007-11-13 06:50:22 | 食文化
    与那原在住の友人から昨日エントリの「絶品の沖縄そば」にクレームのメールが入った。
     
    地名の付く沖縄そばを羅列し与那原そばを最後につけたのがお気に召さないらしい。
     
    昨日に続いて沖縄そば談義ゆえ、興味の無い方はポチッ!だけしてスルーしてください。
     
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    久しぶりのソバのお話。
     
    ソバの味のついてはオーソリティーである狼魔人さん、Nさんに任すとして控えめにチョット一言。
    まず、狼魔人さんのブログで与那原ソバが最後になっているのに苦言を。
     
    かって、与那原ソバは全国とは言わないが全沖縄に名を馳せたソバであり、各地域から与那原までソバを食べに行くぐらい繁盛したものである。

    私も若いころ、昼休み時首里の職場から仲間と車を2,3台連ね、与那原までソバを食べに行ったものです。

    手打ちソバで具はカマボコと三枚肉そしてネギ、スープはあっさり味で、やっぱり与那原ソバはおいしい、と皆言ったものです。

    しかし、時代とともに観光化の波に乗って各地に観光客を取り込んだソバの店がどんどん出来てきました。

    それとともに、与那原ソバ店は1軒、1軒と消えはじめ、衰退の一途です。

    時代の波に乗れなかったということでしょうか。

    与那原に1軒、大きな店「与那原家」というのがあります。
     
    これについては狼魔人さんが詳しいようですが、本来の与那原ソバの味とは異なっているように思えます。
     
    現在、昔からの与那原ソバ店が2軒残っています。
     
    しかしながら2件とも道路の拡張工事のため、移転を余儀なくされることになっています。
    そのうちの1軒「ひかり食堂」(前に皆で言った店)は東浜(ニュータウン)にこれから出来るスーパー・カネヒデショップにテナントで入るか検討中とのこと。
     
    もう1軒の「辺土名食堂」(僕の同級生が経営)は今月で営業免許が切れることもあり、今月いっぱいで廃業するとのこと。
     
    どんどん消えていく与那原ソバの状況、・・・ただただ寂しい限りです。
     
    廃業と聞けばどこか哀愁を感じながら、かってのラーメン店「太陽軒」(那覇商業高校近く)のように通いたくなるのが人情です。
     
    そういうことで昨日食べてきました。
     
    最後に苦言というか蛇足を一つ。
     
    ソーキそばの「ソーキ」の語源を「正気」と書いてありますが、沖縄方言で竹で編んだ笊(ざる)のことを「ソーキ」ということはご存知でしょう。
     
    その竹の骨組みの様子が「あばら骨」に似ているので。「ソーキ」は笊(ざる)のソーキが語源ではないでしょうか。(与那原在住Mさん)
     
                          ◇
     
      
    なるほど、一昔、いや二昔ほど前までは美味しい沖縄そばといえば確かに与那原そばの名が上位に上がったものだ。
     
    だがご本人が嘆くように今ではその与那原そばも営業しているのは僅かに二店舗。
     
    しかもそのうち一店舗は今月一杯で廃業。
     
    残りの一店舗「ひかり食堂」も与那原そばの聖地・与那原市場通りを追われて新開地の大型スーパーのテナントになる予定だという。
     
    それもあくまで予定であり、決定にあらずというから、ご自慢の与那原そばの運命も今や風前のともし火というとこか。
     
    「ただただ寂しいかぎり」との嘆き節も肯ける。
     
    今でこそ観光沖縄の名物料理ともなっている沖縄そばだが、戦前まではこれを店舗で食する機会は殆どなかったという。
     
    そんな中で与那原町は戦前は隣の大里村の一部だった。
     
    周囲が農業を主体とした寒村だったのに比して与那原地区は交通の要所として商業の栄えた賑やかな「町」であり、
     
    近隣地域から人々が集まる南部でも有数の繁華街だったという。
     
    ちなみに戦前は与那原は那覇と結ぶ鉄道の終点であった。
     
    与那原そば保存会のS氏によると近隣から集散する人々を相手に大衆食堂が出来て其処でそばを提供したのが与那原そばの始まりであり、
     
    歴史的にいうと那覇よりも食堂で提供したのは与那原町のほうが早いという。
     
    もう一つおまけを言うと戦後那覇を中心に栄えた料亭の原型「料理屋」は与那原で最初に営業したという。
     
    現在与那原町の入り口近くで「Y家」という大型沖縄そば屋があり、その店名から伝統の「与那原そば」と勘違いしている人が多いという。
     
    消えかかった「与那原そば」が今更何をいっても虚しいが、「Y家」のそばが旨いかどうかはさて置き、伝統の「与那原そば」とは似ても似つかぬものとはS氏の弁。
     
    ところでMさん、拙エントリの【蛇足】にもクレームをつけている。
     
    ★蛇足2:「ソーキ」: あばら。 ソーキ骨(ブニ)はアバラ骨。肋骨。「ソーキそば」は豚のアバラ骨付き肉が具のそば。
    沖縄では女性に現(うつつ)を抜かすことを、「ソーキ骨を抜かれる」と例えることから「ソーキ」とは「正気」からの訛りだという説もある。

    突然下品で恐縮だが「尻の毛まで抜かれる」という言葉がある。

    男が女の手練手管にかかって有り金を全部とられてしまうことの例えだが、
     
    沖縄語では「蛇足」にいうように,「ソーキ骨を抜かれる」と例える。
     
    骨の無いタコやイカがふにゃふにゃな様子は、女に現(うつつ)を抜かし骨抜き状態を言い得て妙で、
     
    間抜けな男を例えるには沖縄式のほうが的を射てる。
     
    それにユーモアもあると思うのだが・・・、少なくとも、ケツの毛を抜かれるよりはましだとも思う。
     
    さて、「ソーキ」を「正気」から来たというのはあくまで「説」があるというレベルの伝聞、それも主に酒場の伝聞の類ゆえ、その信憑性に責任はもてない。
     
    酒場で流布する伝聞には「ソーキを抜かれる」を更に想像力巧みに「精気を抜かれる」という伝聞もあるが、ある意味この方が酒席では面白い。 
     
    沖縄では、男はソーキ骨が女より一本足らないと信じている女性が今でもいるという。
     
    で、ソーキの本当の語源はというと、M君の「笊(ざる)説」も尤もだと思うが正確なところは良く分からない。
     
    更に流布する伝聞によるとその昔女性を見るとすぐデレデレする嘉陽宗喜(そうき)という男の名が語源ともいうが・・・これも怪しい。
     
    こうなるともはや伝聞というより沖縄の「都市伝説」だ。

    この手の話は酒の肴には好適だが、由来、来歴が不明なところがよ酔い、・・・じゃない、良いのではないか。
     
    【蛇足】
    知らなかったけどこんなのもあるらしい。
     
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    中国伝統の「究極のチン味」 臭いものには味がある 

    2007-07-22 19:36:37 | 食文化

     

    7月23日付 編集手帳

     日本で「八」は、末広がりの字形から縁起の良い数字とされてきた。では、漢字の本家、中国の吉数は? 答えはやはり「八」だが、理由がまるで違うところがおもしろい◆中国語で「財をなす」「金持ちになる」を意味する「発財」の「発」と「八」は、広東語では同音。商才にたけた広東や香港の人々が「八」をとりわけ好んだことから、吉数の代表格になったようだ◆北京五輪が1年後に迫ってきた。開幕は2008年8月8日午後8時(現地時間)と、8が四つも並ぶ。その効用でもあるまいが、ホテルの建設ラッシュなど、北京は五輪特需に沸いている◆ただし、ルール違反、モラル欠如の「発財」主義はもってのほかだ。有毒物質を含む食品や日用品が中国から大量輸出され、世界中で問題になっている。北京での「段ボール入り肉まん」報道もねつ造だった。視聴率稼ぎという点で、「発財」主義と同根と言えるだろう◆今年春に北京市は毎月11日を「列に並ぶ日」に制定した。「11」は人が2列に並ぶ様だ。駅や停留所で割り込まない。痰(たん)は吐かない…。五輪開催国にふさわしいマナーを市民に浸透させるのだという◆1988年のソウル五輪は、韓国国内では88(パルパル)五輪とも呼ばれ、モラルやマナーが向上した年として記憶されている。中国の08年8月8日は――。

    2007年7月23日1時44分  読売新聞)

                                                  ◇

    北京オリンピックを前にして、食品を中心に中国の不適切な伝統文化が、一気に噴出して世界中のヒンシュクをかっている。

    だが、伝統文化と言うだけあって、これは昨日今日、急に起きた出来事ではない。

    ネットの普及によって最近になって世に知られるようになっただけの話。

    なにしろ中国は「四足はテーブル以外、二足は梯子以外、飛んでるものも飛行機以外は食べる。」と言われるほどの国。

    ダンボール肉まんなんて可愛いほうで、どうしても究極のチン味に話は向かう。

    日本でも究極の美味は臭いもの、といわれるくらいでクサヤや鮒寿司がよく話題になる。

    中国の臭い食べ物といえば、ピータンが日本でも馴染み深い。

    ところが究極の中国のチン味「臭豆腐」となると、その実態を知るものは少ない。

    以下の引用記事は、心臓の弱い方に配慮して肝心(強烈)な部分は省略してある。

    気分の悪くなるのを承知で、タイトルをクリックの上自己責任で全文読んでください。

    なお、お食事前の方は遠慮した方が良いかも知れません。

     

    【時事報道】中国南部の「臭豆腐」、ふん尿添加する闇業者(写真) 07/07/18

     【大紀元日本7月18日】 中国の上海や広東州などの南部沿岸地域では、「臭豆腐」は伝統美食の一つ、臭ければ臭いほど美味しいとの説がある。最近では、ある中国のメディア記者が情報提供者に案内され、広東省深セン市の露店業者の臭豆腐の製造現場をおとり調査し、ふん尿などの様々な汚物で臭豆腐を作る現場を目撃し、ネットで暴露した。「現地政府が取締りを行っているが、違法業者は後を絶たない」という。(中略・・・全文読みたい方はタイトルをクリック)

      臭豆腐は名前通り、臭い匂いを発するが、非常に美味しい。中国南部地域では人気の食べ物である。業界関係者によると、「本物」の製造は、手順が非常に複雑で、多くの手間と長い時間をかけて、じっくりと発酵させる。その間、温度と湿度を厳密に管理しなくてはならないという。 (大紀元時報 07/07/18 09:43)
     

                        ◇

    沖縄には伝統食「豆腐よう」があるが、

    中国四千年の歴史?を誇る「臭豆腐」とは一体ナンだろうか。

    先ずは、「臭豆腐」ウィキペディアWikipediaから概要を引用します。
    臭豆腐とは、植物の汁と石灰等を混合し、納豆菌と酪酸菌によって発酵させた漬け汁に豆腐を一晩程度つけ込んだ物。
    豆腐の植物性タンパク質が漬け汁の作用で、一部アミノ酸に代わって、独特の風味と強烈な臭気を発するようになる。中国、台湾、香港などの地域では広く食べられているが、人によって好みが分かれる食材である。地元民であっても食べられない者も少なくない

    これが中国伝統の手法で製造されているのならまだしも、中国得意の偽臭豆腐だという。

    その究極の製造過程には、その品性の無さでは人後に落ちない当日記も、さすがにコメントの言葉を失う。

    中国さん、勘弁してよ!

     

    ◆参考:沖縄の人気土産ランキング 1位は泡盛  豆腐ようは?


     

     

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    沖縄の人気土産ランキング 1位は泡盛  豆腐ようは?

    2007-07-17 06:37:32 | 食文化

    一年ほど前だったかお笑いタレントの「ダウンタウン」が司会する
    バライエティ番組を見るともなく見ていたら、

    沖縄出身のゲストが豆腐ようの話を持ち出し、画面に実物が出てきた。

    司会の一人(松ちゃん?)がいきなり一切れを丸ごと口に放り込んでギャーと奇声を発した。

    勿論豆腐ようは一気に食うものではない。 

    酒の肴にチビリチビリと時間をかけて食するもの。

    豆腐ようもかなりの市民権を得ていると思っていたのだが、一気食いするとは・・・。

    豆腐ようファンとしては、あのようにテレビで一口で食って「まずい!」の印象は困る。

    一人豆腐ようを思って義憤に燃えた。

     

    豆腐ようには食べるのにも、造るのにも泡盛がつきものだ。

    その泡盛が沖縄土産の人気ランキング1位だという。

    泡盛の女房役の豆腐ようはランキング上位どころか、ベストテンにも入っていない。

    世は正に男女同権の時代だ。

    女房役に甘んじずに、豆腐ようが全国区になることを期待したい。

     

                *      *      *

     

    沖縄で買いたいお土産ランキング 1位は泡盛(産経新聞)

    1)泡盛

    (2)ちんすこう

    (3)沖縄そば/ソーキそば

    (4)パイナップル、マンゴーなど南国系フルーツ

    (5)黒糖

    (6)シークヮーサージュース

    (7)海ぶどう

    (8)ハイチュウパイナップル味など沖縄限定菓子

    (9)紅いもたると

    (10)サーターアンダギー

     

    【人生食あり 守られる味】豆腐よう 芳醇さ引き出す紅麹

    赤い漬け汁がかかった豆腐よう=東京・西池袋「おもろ」

    赤い漬け汁がかかった豆腐よう=東京・西池袋「おもろ」

    沖縄の伝統食に「東洋のチーズ」と呼ばれる食べ物があると聞いた。「豆腐よう」というそうだ。さっそく東京・西池袋にある沖縄料理の老舗「おもろ」を訪ねた。

     シソの大葉にのった豆腐ようは、約3センチ角の灰白色のサイコロ形で、少しとろみのある赤いソースのようなものがかかっていた。近年の沖縄ブームで、食べたことのある人は多いかもしれない。しかし初めて見たそれは、「へえ」と思わせるのに十分だった。

     「赤いのはソースじゃなくて、豆腐ようを発酵させる紅麹(べにこうじ)が出す天然色素だよ」と主人の南風原(はえばる)英樹さん(64)。箸でサイコロの角をつまんで口に運ぶ。ねっとりとやわらかく、泡盛の香りの中に、確かにチーズのような芳醇(ほうじゅん)な味わいがある。

     「おもろ」は戦後間もない昭和23年に、石垣島から東京にやってきた南風原さんの父が始めた店で、29年に建て直して以来の小さな店舗だが、それでも豆腐ようは毎日10食以上は売れるという。「酒の肴(さかな)として、ちびちび食べるものだよ。いわゆる珍味だね。泡盛に漬け込んだものだから、酒に弱い人は豆腐ようで酔っぱらったりするんだ」。南風原さんはそう言って笑った。

     沖縄県浦添市にある豆腐よう製造大手「紅濱」販売部長、下地雅人さん(53)によると、豆腐ようは、島豆腐(沖縄独特のかための木綿豆腐)の水分を抜いて、泡盛、紅麹、黄麹でつくった漬け汁に3~4カ月漬け込んで作られる。麹の作用で豆腐の大豆タンパクが分解され、グルタミン酸やアスパラギン酸などのアミノ酸が生成し、うまみが出てくるのだという。

     「紅麹は温度管理が難しくて、沖縄の気温では菌が出す熱で死んでしまうんです。子供を育てるのと同じように、大事に大事に扱っています」

     豆腐ようは一体どうやって生まれたのだろう。琉球大名誉教授、尚弘子さんが監修した『沖縄ぬちぐすい事典』(プロジェクトシュリ)には、その起源は「中国にも腐乳(ふにゅう)という似た食べ物があることから、豆腐の保存食として一八~一九世紀の初めごろ、中国から琉球に伝わったとされる」とある。

     確かに豆腐は腐りやすい。腐乳は豆腐を塩漬けにして発酵させた保存食で、そのままでは塩辛すぎるため、おかゆなどと一緒に食べられている。塩の代わりに泡盛を使うことを思いついたのが、沖縄の人々の大発見だった。

     下地さんは「豆腐ようが一般に食べられるようになったのは、沖縄でもこの10年あまりのこと」だという。

     腐乳から豆腐ようが誕生した時代、酒自体が貴重品で庶民の手には入らなかった。つまり豆腐ようも貴族階級の食べ物だったのだ。琉球王朝がついえた後も、首里の城下町の家々で秘伝として作り方が守り伝えられた。

     今から約20年前、琉球大が中心となって、沖縄の伝統食を特産品として産業化すべく研究が行われた。豆腐ようも研究対象のひとつで、世界中から約100種の紅麹を集め、さまざまな史料をもとに、豆腐ようを作り出すことに成功した。

     「紅濱」では、赤い色素を出さない紅麹の変異株を使った「白い豆腐よう」や、黄麹の配合を増やしてマイルドにした「ピンクの豆腐よう」も生産している。

     また動物実験では、豆腐ようには血圧やコレステロール値を下げる効果があることも分かってきているという。守られてきた味は、新たな時代を迎えつつある。(深堀明彦)

    (産経新聞 2007/07/15 11:36)

     
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    汁かけ御飯その2

    2007-06-30 13:20:21 | 食文化
    突然汁物を御飯にぶっ掛けたら下品に見える。
     
    それを上品な食べ物に演出したのが沖縄の宮廷料理といわれる采飯(セーファン)だ。http://www.wonder-okinawa.jp/026/recipe/sefan.html
     
    菜飯は、シイタケ、薄焼き卵、シマナー、ニンジン、キクラゲなどを細切りにし、白いご飯の上に並べ、
     
    ひつまぶしと同じくだし汁をかけて食する。
     
    采飯はあくまで白い御飯に具をのせだし汁をかけて食べるところに上品さを辛うじて保っているが、沖縄料理の特徴である豚肉は入っていない。
     
    豚肉の入った炊き込みご飯、(ジューシー)にだし汁をかけると別の料理になる。
     
    豚飯と書いてとぅんふぁんと読む。
     
    炊き込みご飯だが、かつおだしをかけて食べるところが特徴だ。
     
    だが品格において采飯に劣る。
     
    何しろジューシーに汁をかけて食べるのだ。
     
    娘夫婦が名護に住むようになってドライブがてらヤンバルに良く出かける。
     
    途中、恩納村の国道右側「なかむらそば」があり二度ほど立ち寄った。http://www.ii-okinawa.ne.jp/people/menmen/
     
    そこで三度美味しさを楽しめる「謎の料理」を発見した。
     
    といっても店のメニューに載っているわけではない。
     
    したがって、「三度楽しめる料理」を発明したと言うほうが正確か。
     
    さて「謎の料理」だが、これがそば、ジューシーとあわせて600円だから安くて満腹も同時に保証できる。
     
    勿体ぶらずに謎を解き明かそう。
     
    先ず、メニューのソバ・ジューシーセット600円を注文する。
     
    普通どおり、ソバとジューシーを賞味する。 
     
    これで二度美味しさが味わえる。
     
    ここで注意することは空腹に任せて、ソバとジューシーを一気に食べつくさないこと。
     
    ソバは麺のみを食べて汁は半分ほど残す。
     
    汁は鰹だしが効いてサッパリタイプで美味しいのでつい一気飲みしそうになるが、ここはグッとこらえてもらう。 
     
    次にジューシーだがこれもグッとこらえて茶碗の半分ほどを残す。
     
    そして次の行動には勇気が要る。 
     
    半分残したジューシーを丸ごとソバ丼に移し変えても良いが、食事に品格を求める向きにはソバ丼の汁を少量ずつジューシー椀にかけて食する方が見た目には良い。
     
    ソバ汁が脂ぎってなくサッパリタイプなのでジューシーには良く合う。
     
    これで店員にスプーンか「れんげ」を要求して食べる勇気さえあればこの料理は完璧だ。
     
    これは采飯というより豚飯といった方がその名に相応しいだろう。http://www.ktv.co.jp/recipe/nani/n-010405.html
     
    くれぐれも注意して欲しいのは、店が立て込んできて相席になった場合は、この下品なな行動、もとい、勇気ある行動をしないこと。
     
    野蛮人としてヒンシュクの的となり、冷ややかな視線を浴びること間違いから。
     
    昨今は沖縄料理ブームと言いながら、不思議なことに沖縄で采飯や豚飯を供する店は少ない。
     
    個人的感想だが、沖縄ではむしろ名古屋名物ひつまぶしを供する店の方が多いのではないか。
     
    “ひつまぶし”を“ひまつぶし”と間違えた友人がいたが、ひまつぶしに私が沖縄でひつまぶしを食べた店を二軒下記にリンクしておく。
     
     
     
     
    ◆彦本店http://r.gnavi.co.jp/f061400/menu2.htm 2100円
    松花弁当3800円、彦会席5250円にもひつまぶしが含まれているが、ひつまぶしを味わうなら余分なものが多すぎてすすめられない。
     
    ここでは「うなぎまぶし」と称して1239円でお手軽に楽しめる。
     
     
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    汁かけ御飯

    2007-06-30 11:53:04 | 食文化
    人間の五感ほど信用できるようで、当てにならないものはない。
     
    「この目で見たから間違いない」と自分の目を真実の証拠とする人がいる。
     
    だが、このような人の目なんて熟練したマジシャンの手練の技の前にはただの節穴に過ぎない。
     
    味覚も似たようなものだと思うのだが。
     
     
    以前テレビの「料理の鉄人」という人気番組が有った。
    和・洋・中華の料理の鉄人が夫々の分野で料理のプロと対決すると言う嗜好である。
     
    審査員も沖縄出身の料理評論家岸朝子氏を初め料理には一家言を持つ人たちを揃えていた。
     
    内容はそれなりに面白かったが、番組構成に一つだけ不満があった。
     
    料理を造る場面を視聴者には見せたとしても、審査員には見せて欲しくなかった。
     
    誰がどの料理を造ったかを審査員には伏せて欲しかったのだ。
     
    番組冒頭で鉄人たちの凄腕振りを見せられたら、先入観で審査の目が狂うと懸念したからである。
     
    その道の専門家と言えども味覚、嗅覚、視覚といった人間の感覚に頼る料理審査に先入観は障害となるだろう。
     
    同じくグルメ自慢の芸能人が味覚を競う番組があった。
     
    料理の鉄人にも出演したことのある中華料理人・周富徳が、料理は素人のテレビの若手スタッフと得意のチャーハンを競った。
     
    食通を自認する芸能人の判定は、何と素人の造ったチャーハンに軍配を上げると言うオチがついた。
     
    その後周富徳のテレビ露出度が極端に減ったのは気のせいなのか。
     
    目隠しでテストされると、高級魚ふぐの薄切り刺身と、こんにゃくを間違えたり、醤油をかけたプリンとウニを間違えたりで、日頃グルメ自慢のタレントたちの味覚も所詮こんなもの、ということが分っただけでも面白い番組だった。
     
     
     
     
    御飯に汁物をかけて食べることは好きなほうだ。
     
    だがこの食べ方はあまり上品ではないという人もある。
     
    なるほど、味噌汁を冷や飯にかけてみたり、御飯の食べ残しにお茶をぶっ掛けてかき込む風景はどう見ても上品とは縁遠い。
     
    だが、何事も勿体をつければ上品になる。
     
    気取った料理店で、食事の締めにお盆に仰々しくセットされたお茶漬けなどは店相応の価格になっていても文句を言うものはいない。
     
    上品な店の上品な盛り付けには上品な価格と言うとこか。
     
     高級割烹でなくとも、たかがお茶漬けに400円から600円を要求する大衆居酒屋も今時珍しくはない。
     
     
    名古屋の名物といわれる「ひつまぶし」という料理がある。
     
    ひつまぶし(櫃塗し)は、蒲焼にしたウナギの身を細かく刻んで御飯に乗せたもので、いわばうな丼の変形である。

    小さな櫃(ひつ)に入れて供されるため、こう呼ばれる。

    ひつまぶしの楽しみ方は、「1回で3度おいしい」食べ方にある。

    1人前は小さな「お櫃」に茶碗3-4杯分入っている。

    ご飯の上に刻んだ鰻が載ったまま出されるのでこれを杓子でかき混ぜる

    1. 最初はこれをそのまま茶碗に一杯取り、そのまま食べる。
    2. 次はおかわりの様に2杯目を取り、薬味をのせて食べる。薬味は、葱・山葵・海苔が基本で、ウナギによく合う3種である。
      これらの味の変化を楽しみながら味わう。
    3. 3杯目は2杯目の様にしたものに、お茶またはだし汁をかけ、さっぱりとお茶漬けのように食べる 。
    そう、簡単に言えば御飯の食べ残しにお茶をぶっ掛けて食べるのと同じ要領で、うな丼の食べ残しにだし汁をぶっ掛けて食べるのだ。
     
    ひつまぶしのウンチクを聞かずに、いきなり目の前でうな丼の食べ残しにお茶をぶっ掛けてかき込んだら、・・・
     
    あまりの下品さにたいていの人は顔をしかめるだろう。
     
    だが、おひつに入れられ、専用のしゃもじや、各種薬味、そしてだし汁の急須をもったいぶってお盆にセットして供されると
    何故か風雅な食べ物と思えるから不思議だ。
     
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    オフィス街の弁当市 仁義なきランチ戦争

    2007-04-29 12:57:34 | 食文化

    一昨日は地元テレビの弁当屋さん特集の話で始まりながら、脱線して消え行くラーメン屋の話で終わってしまった。

    そう、国道沿いののオフィス街で白熱する弁当戦争の話の予定だった。

    国道58号と那覇商業高校通りと県庁へ至る道が交差する日本生命ビルの前付近に、昼頃ともなると多くの弁当屋さんが路上店舗を開く。

    近くに琉球リースビルや安田生命ビル等の大きなビルが連立しているのでそこに勤めるサラリーマン目当てだろう。

    正に門前市をなす弁当屋さんの有様は馴染みの風景になっている。

    その弁当市を通って近くにある「ホテル・サン沖縄」に昼食に行った事が何度かあった。

    「ホテル・サン沖縄」は友人が社長をしておりランチの評判がよい。

    ◆サン沖縄・ランチメニューhttp://www.hotel-sunokinawa.co.jp/

    因みに一番安い「ひさご弁当・840円」でも天麩羅、煮物、ザルそば、味噌汁、御飯それにサラダバーがあって野菜サラダとドリンクは食べ放題。 デザートまで付いているので連日大盛況で傍目に行かないと中々席を確保出来ない。

    おっと弁当屋さんの話だった。

    弁当街を通り抜ける時、大抵の弁当屋は若い男女スタッフで威勢良く客に声をかけてくる。
     
    12時前後にもなると男女の勤め人が声につられて弁当屋に群がる。 客も若い。

    そんな中で一人のオジさんがやっている弁当屋は通るたびに閑古鳥が鳴いていた。

    隣の若者の弁当屋は行列ができるほどの大繁盛なのに。

    私を見ると他の若い客には目もくれず「同世代よ、お願い買って!」といった思いつめた視線で私の目を凝視する。

    ホテルのレストランに会食に行く私が弁当を買うはずはないのを知らないで。

    無言で初老の弁当屋の「訴える眸」から目を逸らしその前を無情に通り過ぎる。

    顔は無表情でも心の中で泣いていた。

    ≪許せ!ご同輩。 今は貴殿の弁当を買う事は出来ない。 近くのホテルのレストランに会食に行く途中なのだ。≫

    そして私は密かに心で誓った。

    ≪次に車で通るときは必ず貴殿の弁当を買おう。例え隣が若くて美人の弁当屋でも・・≫

    その後ご同輩から弁当を買う機会の無いままに病気で倒れてしまった。

    あのオジサン弁当屋さんは未だがんばっているのだろうか。

    夕方、友人との会食に参加するとき、その「現場」を車で通り左折する。

    そこに昼間の賑わいは無いが、そこを通る度に想いだす。 

    あのご同輩の訴えるような眸を。

                      ◇        

    どの商売でも競争は厳しいが特に弁当屋は競争の激しい商売である。

    日生ビルの弁当市界隈をだけでも神元ビル一階にはコンビニ・ホットスパがあり其処では「コンビニ弁当」が覇を競っている。

    目を近くの那覇商業高校界隈に転ずると学生相手の200円台の弁当がマチヤーグァー等に置いてある。

    OTV(沖縄テレビ)の裏通りも弁当屋がひしめき合っているし、一寸パレットクモジ地下まで足を伸ばせば弁当はもう博覧会の域に達している。

    それに沖縄で最も成功している外食産業と言われる「ほっかほか亭」のホカ弁が参戦する。

    これら互いにシノギを削る弁当軍団に待ったをかける食堂、レストランの「日替わりランチ軍団」がある。

    中には日替わりを出しながら弁当を売っている食堂もあるほどだ。

    それに勝負は12時を挟んだ1-2時間、弁当業界はかほどに競争が激しいのである。

    ▼弁当を和英辞書で引いてみたら「ピクニックランチ」または「ボックスランチ」と、実に味も素っ気もない。

    日本の弁当は250円の学生弁当から数千円の幕の内弁当とバラエテイに富んでいる。

    これが駅弁ともなると食文化の一分野を占めるほど。

    もはや旅行中の止むを得ない食事とはいえない。

    たっぷり食事の時間が有っても敢えて列車の中で駅弁を食べるのに喜びを見出す駅弁マニアも多い。

    いや駅弁を買って帰り家出食べるのを楽しみにしている人もいるくらいだ。

    鈍行に乗ってノンビリ旅をしてその土地の名物駅弁を肴に缶ビールを飲む・・・こんな時間を気にしない旅は憧れだ。 

    缶ビールの他にスルメと推理小説があれば完璧だ。

     

     

    ▼以下しつこく弁当の語源を検索した結果。

    主なものを取り出すと戦国武将が部下に携帯食を「当に弁する」つまり人数に応じて割り当てたことに由来すると言う。

    又広辞苑の解説によると、「メンツウ(面樋)の転じたものとも便利なもの(便当)の意ともいう」。

    ここで怯まずに更に面樋を引いてみると「1人前ずつ飯を盛って配る曲物(まげもの)」とある。

    さらに「曲物=綰物(わげもの)」とあり「檜・杉などの薄く削り取った材を円形に曲げ、合せ目を樺・桜の皮などで綴じて作った容器。檜物(ひもの)」とのこと。

     

     

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    消え行くラーメン屋の想い出 「太陽軒」 【追記・閉店情報】

    2007-04-27 10:22:37 | 食文化

    先日地元テレビで「弁当戦争」といった内容の番組を見た。

    タイトルは必ずしも正確ではないが、那覇の国道から県庁に向かう日生ビル界隈の露天弁当屋の奮闘振りで興味深く見た。

    弁当屋から連想が飛んで国道を挟んだ久米町の裏路地にあったラーメン屋のことを想い出した。

                        *

    暫くぶりに以前通った道を車窓から見ると街の風景の激しい変わりように驚かされる。

    日生ビル前の弁当市近辺にラーメン屋があったと言う記憶は暫く行かない内に消えかかっていた。

    記憶を辿ると国道から商業高校通りに入って最初の路地を左へ入ったら直ぐ右手に「太陽軒」と言うラーメン屋があった。

    派手な宣伝はしないが少なくとも30年程の老舗で知る人ぞ知る隠れた有名店である。

    時々利用させてもらったがこの店には他のラーメン屋に無い幾つかの特徴があった。

    独断と偏見で列挙してみよう。

    先ず客席は木造りの大テーブルで6人から10人の大人数が座れるようになっている。

    ラーメン屋の定番のカウンター席はなかった。

    で、最初の頃は一人で行くと居心地が悪かった。

    合い席はこの店では常識なのですぐ慣れた。

    次に変っているのは注文品ごとにヌカ漬けの漬物小皿が付く。

    例えば一人で行ってラーメン、餃子それにビールを注文したらヌカ漬けが三皿付く。

    三番目にビールである。 

    沖縄ではビールの大瓶を出す店はほとんど見られなくなってきたが太陽軒で頑固にサッポロ大瓶を出していた。

    餃子やヌカ漬けを肴にビールの大瓶を独酌で傾けるのは密かな楽しみだった。

    最後に週刊誌を沢山置いてあるので滅多に買わない私にとっては結構な情報収集基地であった。

    肝心の味のほうは、って?

    勿論美味しいのは大前提での長話であって、これで不味かったら只の「ローマータンメーのドゥーチュイムニ―(独り言)」になってしまう。

    ラーメンの種類はかなり多種に渡っていた記憶がある。 

    それも今はやりの醤油味、味噌味、豚骨味と言った種類ではなく太陽軒独自の工夫があった。

    食べた事はなかったが「サンマラーメン」のようなものもあった。

    ラーメンの容器は大きく食べるたびにリッチな気分にさせてくれた。

    ラーメンの他には「レバニラ炒め」がモヤシがしゃきしゃきして美味しかった。

    レバーはあまり好きでなかったので、メニューに無い「肉ニラ炒め」を頼むと「あいよ!」と同じ値段で注文を受けてくれた。

    是非一度は行ってみるべきお勧めの店だと友人に勧めたら、早速行った友人から寂しい報せがあった。

    「太陽軒」は私の記憶どおりに存在したが・・・近く閉店だとのこと。

    街がどんどん高層化して昔の良い店が消えていくのは寂しいもの。

    「太陽軒」が形を変えて再出発する事を祈念したい。

    ◆太陽軒http://www.okinawa-joho.net/gourmet/syousai-new.php?id_no=136

     

     【追記】4月28日11:16

    友人のM君が閉店の噂を聞いて仲間と連れ立って「太陽軒」での「最後の晩餐」を味わいに行った様子をメールで伝えてきた。

    その一部を以下抜粋で転載します。

    僕の記憶では前の店は大典寺側にあったのを憶えています。

    Nちゃんが言うには3回の場所変をしているそうです。
    さて、メニューはと言うとギョーザ、皿大盛りのニバレバ炒め、野菜炒め、それと問題のビール、指摘のとおり大瓶でした。Eさんが前にメールでしっかり書いていたと、雑談のなかで話題になりました。
    この大瓶がなくなると思うと何処へいっても中瓶でしか出ないご時世、チョッピリ寂しいですね。
    料理の味は濃いめ、でもオイシカッタです。
    僕が好きなものは今日は食べなかったですが、味噌ラーメンがおいしいですね。
    よく聞いてみると来月の中旬ごろまでは開いているらしいので女房ともう一度来ようかと思っています。
     
    今度は必ず奥様と一緒にいってね!
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    ビーチパーリィ

    2007-04-22 07:26:15 | 食文化

    我が家の愛読紙(何時もボロクソに言っているが)琉球新報朝刊一面の下段のコラム欄の下辺りに書籍の広告が良く載る。

    1コマ当たりのスペースが縦長なので書籍のタイトルも縦に表示してある。

    昨日の広告にあった、「ビーチパーリィ」(勿論縦表示)という本のタイトルを見ておや?と思った人もいただろう。

    一瞬「ビー・チパーリィ」と読んでしまったがサブタイトルの「やんばるのキャンプ・海水浴・潮干狩りの穴場」を見てレジャー案内書だと分った。(フィッシング沖縄社刊)

    「ビーチパーリィ」は勿論「ビーチパーティー」の事。

    沖縄が日本復帰する前、米人が教えた海岸のレジャーで発音もそのまま受け継いだ。 同じような例でアイスワラ(アイスウォーター)等がある。

    ところでウチナンチュなら「ビーチパーティー」といえば鉄板と木炭を海岸に持ち込んでビーフ、野菜等を鉄板で焼く「バーベキューパーティ」を連想する。

    テレビを見ていて、これはウチナンチュだけの思い込みで他県の人は「ビーチパーティー」と「バーベキューパーティー」とは必ずしも一致しないことを知らされた。

                       ◇

    二年前,タモリの「笑っていいとも」に沖縄出身のお笑いコンビ「ガレージセール」が次のようなゲームをしていた。

    ゲストが5人ほど並んで座り、ある言葉を出題される。

    それに言葉をつなげて良くある言葉を作るという嗜好。 

    お題は「ビーチ」で、これのつく言葉をゲスト次々言った。

    コンビの1人(川田)が「ビーチ・パーティー」と言った時、居合わせたゲスト全員からブーイングが出た。

    「エー? そんな言葉は無~い!」

    彼らは皆揃って「ビーチ・パーティー」という言葉を知らなかった。

    他のゲストの答えは確か、「ビーチサンダル」とか「ビーチパラソル」のような言葉だったと記憶する。

    なるほどウチナンチュにとっては当たり前の「ビーチパーティー」も、ヤマトンチュにとっては、

    「何でわざわざ、ビーチでパーティーするの?」

    ということになる。

    海浜でわざわざ宴会というイメージか。

    ガレッジセールの二人が懸命にバーベキュー等を例に出して説明しても誰も「ビーチ・パーティ」のイメージは理解できないようだった。

    ウチナーンチュのイメージでは砂浜でバーベキューをしながら飲んだり食ったりでどんちゃん騒ぎというイメージだろう。

    バーベキューとは普通鉄串に刺したピーマン、玉ねぎ、ソーセージであり、間に牛肉が挟まっているもの。

    このバーべキューパーティのイメージが湧かないらしい。

    しかもこのパーティは必ずしもビーチとは結び付かない。

    戦後、牛肉を自由に食べだしたのはそんなに昔のことではない。

    国内畜産業を守る高関税の為、牛肉は贅沢品であり庶民には高値の華だった。

    ステーキやハンバーグを食べる機会は年に数回もなかった。

    復帰前の沖縄では輸入肉が安くで手に入った。

    有名な「ジャッキー」を初めとする安い大衆ステーキハウスが当時の観光客の目玉だった。

    冷凍にしたステーキ肉は知る人ぞ知る沖縄土産であった。

    ウチナーンチュは気軽にゴムぞうりを引っ掛けたニーセー達が昼食にステーキを食べ,時にはAランチを奮発した。

    当然のようにビーチに行く時はバーベキューが付き物だった。

    バーベキューとは云っても鉄板焼きの分厚いビーフステーキだ。

    ビーチパーティではそれを一人で何枚も食べた。

                ◇

    東京の新橋はオジサン達の悲しい溜まり場である。

    かつてステーキやすき焼きには手の出ないオジサン達が牛肉の香りを求めて新橋名物「牛丼」に群がった。

    アメリカのステーキ肉から削り取った脂身と余分な部分の「端肉」を利用した牛ドンはオジサマ族の圧倒的支持を得た。

    牛丼は廃物利用のシロモノである。

    値段の安いのが売り物だ。

    しかし日本人独特の凝り性で味にも工夫がされた。

    玉ねぎと醤油、砂糖の独特のブレンドはやがて若者の嗜好を捕らえた。

    やがて居酒屋と同じく牛ドン屋も若者達がオジサン族の憩いの場所を奪い取っていった。

    復帰前、一時沖縄でも牛丼屋が数軒開業したことがある。

    当時の価格ではステーキと牛丼の価格はほとんど変わらなかった。

    1年も経たずに牛丼屋は全滅した。

    ステーキハウスと端肉の牛丼屋の価格が同じでは勝負は最初から見えていた。

    テレビ番組で「ビーチパーティー」がブーイングされるのを見て、

    「ビーチパーティー」は、アメリカが残した沖縄独特の習慣だと悟った。

    そう、「ビーチパーリィ」はウチナービケーン。

     

    蛇足1:「ニーセー」 ⇒ 二歳⇒ 青二歳⇒ 青年

    蛇足2:Aランチ⇒A、B、Cの各ランチセットの中で最上級のランチ(とんかつ、ハンバーグ、チキンフライにステーキまで付いている場合も有った)

    蛇足3:ウチナービケーン⇒ 沖縄ばかり ⇒沖縄独特

    蛇足4:ビーチパーティーを楽しむ http://www.tai-ga.co.jp/johositu/kanko/source/umi/beachjyoho1.html            

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    チャンプル料理の由来

    2007-02-24 11:14:17 | 食文化


    先月(26日)の琉球新報コラムにチャンプルーについて次のような文があった。
     
     
    ≪「ナスィ チャンプルー」。以前、インドネシアの食堂で沖縄方言を聞いてびっくりしたことがある。ナスィは、米のことで、和訳すると「盛り合わせご飯」。白米に野菜やフライが載っていた。≫
     
    なるほど、このチャンプルーなる単語だが、どうやらインドネシア語・マレー語には「チャンプール」(campur)という語が沖縄に伝わったという説には説得力がある。
     
    だが、日本語のちゃんぽんも同じように「混ぜる」「混ぜたもの(料理)」という意味を持つ。
     
    食べ物では長崎ちゃんぽんという言葉がすぐ思い浮かぶ。
     
    さらに朝鮮語にも同様の意味で「チャンポン」があるらしい。
     
    これらはいずれも同語源と考えられるが、由来としてはインドネシア語由来説が一般的だ。

    だが他にも諸説がある。
     
    まず福建語の挨拶「吃飯」もしくは「吃飯了(ジャーパーベイ)」(直訳するなら「飯は食ったか?」)から来ているとの説。
     
    同じく福建語の「混ぜる」を意味する語から来ているとする説。
     
    あるいはポルトガル語もしくはオランダ語の「混ぜる」を意味する「チャンポン」という動詞からという説もある。
     
    このようにシャンプルーの語源一つでも諸説入り乱れ 、日本・中国・アメリカ或いはヨーロッパの風物が歴史的経緯から入り交じっている。

    この入り混じった沖縄の文化のことを「チャンプルー文化」と呼ぶ。
     
     
    ▼沖縄語のソーミンチャンプルーと同義語で「ソーミンタシヤー」がある。
     
    この言葉は今では沖縄でも死語になりかかっているが、いため御飯のことを「タシヤーウブン」という言い回しもある。
     
    タシヤーとはある物に一寸手を加える(足す)といったニュアンスで、主料理というより残飯処理的意味合いがある。
     
    例えば「昨日の残り御飯をタシヤーウブンにして食べた」といった言い回しがある。
     
    この伝でいくと、ソーミン汁用に茹でておいた残り物のソーミンをソーミンタシヤーにして食べる、つまり残り物利用の料理がソーミンタシヤーと考えられる。
     
    ということは、結果的にソーミン・プットゥルーになってしまう。
     
    プットゥルーとはソーミンチャンプルーの麺がゆで過ぎたり、時間がたって伸びてしまってくっついて団子状態になった物。

    チャンプルー料理とは野菜を多く入れるのでソーミンチャンプルーではなく「ソーミンタシヤ」が正しい呼称だとする説がある。
     
    そういえば昆布を材料にした炒め料理は「昆布チャンプルー」とは言わず「クーブイリチ」という。

    イリチーは炒ると表記すれば分かる。
     
    してみると、現在のように具沢山の贅沢な「ソーミンチャンプル」は邪道であり、正しくは「茹で残りのソーミン」に手を加えた(足しヤー)「ソーミンタシヤー」が正しく、具は少量のニラのキレッパシが張り付いただけのシンプルな「ソーミン・プットゥルー」がソーミンチャンプルーの原型だと推察される。
     
    強引に結論付けると、ソーミンプットゥルーはソーミンチャンプルーの失敗作ではなそのく原型であった。

    ▼沖縄の居酒屋ではチャンプルーは欠かせない定番料理で種類も多彩である。
    一寸思いつくだけでも、

    トーフチャンプルー、ゴーヤーチャンプル、フーチャンプルー、タマナーチャンプルー、マーミナーチャンプルー、チキナーチャンプルー、ソーミンチャンプルー・・と枚挙に暇が無い。

    蛇足を言うと「フー」は麩、「タマナー」は玉菜でキャベツ、「マーミナー」は豆菜でもやし、「チキナー」は漬菜でよく塩漬で食べるカラシ菜のこと。

    これにポークランチョンミート等が加わって相互の領分を侵し合うとその種類の広がるところは留まるところを知らない。

    居酒屋の中にはあらゆる具材をチャンプルーしてその中で多い具材をその料理名に冠するという極めて大らかな店もある。

    例えば「トーフチャンプルー」と「タマナーチャンプルー」を同時に注文しても、
    別々の料理を作る必要はない。
    豆腐とキャベツを他の材料と一緒に同じ鍋に適当に入れて調理して、盛り付けの再に豆腐を多めに入れた皿を「トーフチャンプルー」、キャベツを多めに入れた皿を「タマナーチャンプルー」と称すれば事足りる。

    このようにふんだんな食材を自由に混ぜて造られる沖縄名物「チャンプルー料理」も現在では全国区になるほど有名になったが、実際に普及したのは戦後かなり経ってからだと言う。

    え? チャンプルー料理って沖縄古来の伝統料理ではなかったの?

    このあたりの経緯を料理研究家の長嶺義勝氏の文を引用して解明してみたい。


    ≪  「チャンプルー料理の由来」 長嶺義勝

    我々が子供の頃、ソーメンは貴重品で醤油の澄まし汁や味噌汁に具として入れて食べていた。
    ソーメンが入っていればいいほうで、日ごろはかつおだしの醤油の澄まし汁かかつおだしの味噌の澄まし汁であった。
    沖縄では、具が何も入っていない汁のことを“ンナシルー”(無の汁)といっているが、ソレが普通であった。
    勿論、金のある家庭ではそういう事はなかったかもしれないが、終戦直後の沖縄では大方の家庭が貧乏であった。
    何時の頃からか分からないが、巷でチャンプルーなるものが出現し、ソーメンも其の仲間に加わるようになった。

    それまではゴーヤーもフーもそしてソーメンも単品で味の素で味付けされるかし、子供心にも美味しいものと思ったことは無かった。

    戦後も大分たった頃、1960年代にはいってから、トゥーナー(マグロ缶)が混ぜられるようになり、それからだいぶたってからランチョン・ミートがゴーヤーに混ぜられるようになったようである。

    それまではほとんどゴーヤーは、単品の材料でいためられるか、ソーメンやフーは、味噌汁の具になる程度であったように記憶している。ランチョン・ミートも味噌汁の具からスタートしたのではないか。

    この頃は、チャンプルーなる言葉もあまり聞いたことがない。
    これらは、全部ゴーヤー・ィリチャー、ソーミン・イリチャー、フー・イリチャーではなかったかと思う。沖縄は総じて貧しかった訳であるから、複数の材料を同時にいためて食することは殆んど無かったように思う。
    このイリチャーなる言葉も日本語の“煎る”とは少し異なり“炒る”即ちいためる意味である。鍋に油を敷き中華風に強火でいためるわけである。

    チャンプルーが市民権を得たのは、復帰を境にして居酒屋が巷にあふれ出した頃からではないかと思う。
    其の頃から沖縄で良く食されていた豆腐が野菜の炒め物と合体し、もやしやトゥーナー、ランチョン・ミート、卵まで加わりチャンプルーなるものが誕生したのではないか。

    何故そうなったか?

    復帰直後の沖縄の県民所得は本土の全国平均所得の75%であった。今でもそうであるが。日本経済の発展と共に沖縄の県民所得も大きく伸び、それまでは手に入らなかった食材にも手が届くようになった。

    ゴーヤーやチキナー(からし菜)を除けばチャンプルーに使われている食材の殆んどが輸入品か本土からの移入品である。
    豆腐の材料である大豆の県内年間収穫量は1トン未満、卵やもやしの殆んどは本土からの移入品、ランチョン・ミートは消費のほぼ100%が、デンマークからの輸入品である。
    フーの原料である小麦粉も輸入品である。フーは、復帰前から食されていた食品であるが、フーと切っても切り離せないものが沖縄にある。フーは小麦粉からグルテンを抽出し、鉄棒に撒きつけて焼いたものである。グルテンを抽出したあとに澱粉が残る。その澱粉と木炭粉を混ぜ乾燥したものが沖縄の法事に欠かせない平ウコー(平たい黒い線香)である。
    ソーメンも一時沖縄で生産されていたのではないかと思うが、寒風の吹かない沖縄では、生産コストがかかりすぎたのか沖縄産のソーメンは見たことがない。

    本土経済から切り離された復帰前の沖縄で、現在チャンプルー料理に潤沢に使われている材料が一般家庭で食されていたとは思えないのである。≫


    してみると、チャンプルー料理の原点は、チャンプルーすなわち豆腐、卵、豚肉、野菜等、目に付くあらゆる食材をふんだんに混ぜて独特の美味しさを造ると言う現在のチャンプルー料理とは似ても似つかぬ、極めて質素な単品食材の料理だった事になる。

    沖縄が豊かになって外食をするようになり、チャンプルーは先ず庶民の食事処「コーヒーシャープ」で普及し始め、続いて居酒屋(最近で居食屋と称する店もある)がチャンプルーその華を咲かせたともいえる。

    【蛇足】
    「コーヒーシャープ」:米軍占領下の沖縄で流行った大衆食堂。

    客席はカウンターを主として、看板どおり一応アメリカ風のハンバーガー等をメニューにしたが、実際は味噌汁、煮付け、野菜炒め等の沖縄風が主流だった。

    野菜炒め、肉炒め、レバー炒めとは言ってもチャンプルーとは言わなかった。 コーヒーシャープの炒め物はどの料理にもコーンビーフ缶詰を混ぜて造ったので独特の風味があった。 これを珍しがって本土からの出張員の中にはコーヒーシャープでの食事を楽しみにしている人もいた。

    【蛇足2】
    「コーヒーシャープ」でコーヒーを注文をする野暮な人はいない。

    一度試しに注文したら「エッ!?」と言った顔をしたが、棚の隅から湿気で固まったようなインスタントコーヒーを取り出して面倒くさそうに造ってくれた。 「コーヒーシャープ」のシャープはショップの事。

    では当時はチャンプルーは外食では食べられなかったのかと言うと、「大衆食堂」と言う看板のソバ屋でソバのサイドメニューとして細々と「トーフチャンプルー」程度はメニューに載っていた。
     

     

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    ソーミン・チャンプルーの極意

    2007-01-25 07:15:12 | 食文化

    納豆には何の罪もないのだが・・・。

    テレビの誇大宣伝の為納豆業者は大迷惑だと聞く。

    沖縄では最近でこそ納豆が日常の食卓に馴染むようになった。

    その結果スーパーでは欠かせない食べ物になったが、米軍占領下の沖縄では納豆はなじみのない食品だった。

    その一方最近では沖縄発の沖縄独特の食べ物が全国区になった例も多い。

    ゴーヤーちゃんぷるーなどは今では説明なしでわかる人も多いだろう。

    沖縄の居酒屋では沖縄料理、特にちゃんぷるー料理を欠かしてはやっていけない。

    試しに先日新年会をした居酒屋のメニューの沖縄料理を覗いてみた。

    豆富ちゃんぷる 580円 (豆腐)

    ゴーヤーちゃんぷる 580円 
     
    ソーメンちゃんぷる 450円 
     
    フーちゃんぷる 580円 (麩)
     
    チキナーちゃんぷる 580円 (からし菜)

    堂々とちゃんぷる料理が4品覇を競っているがこの他にも「まーみなー(もやし)ちゃんぷる」をメニューに入れているところもある。

    ただし「豆腐ちゃんぷる」と「まーみなちゃんぷる」では区別がつきにくいという人もいる。

    両者とも豆腐ともやしの炒め物だが、その量の多さで「豆腐ちゃんぷる」になったり「まーみなちゃんぷる」になるとこが如何にも沖縄らしい。

    沖縄で「ソーミン・ちゃんぷる」として親しまれているソーミンは勿論そうめん(素麺)の沖縄訛り。

    沖縄の日本復帰以前は「ソーミン」は沖縄語で、それを大和口(標準語)で言うと「ひやむぎ」だと思う人が多かった。 

    物の本によると、そうめん(素麺)は、小麦粉を原料とした乾麺のひとつで、日本農林規格(JAS規格)によれば、機械麺の場合、素麺の麺の太さは直径1.3mm未満とされている。

    ちなみに直径1.3mm以上~1.7mm未満は冷や麦、1.7mm以上はうどんと分類される。

    ひやむぎはそうめんと違い、西日本一帯では知名度が低いとも言われている。

    今でも沖縄ではひやむぎという言葉は殆ど聞かない。

    夏でも「ひやむぎ」ではなく「冷ぞうめん」が主流だ。

                        ◇

    そうめん料理といえば夏場の冷ぞうめんも旨いが、一年を通してはなんといっても「ソーミン・ちゃんぷる」。

    誰でも簡単に作れるが本当に美味しい「ソーミン・ちゃんぷる」となるとその奥義は深い。

    たかが「ソーミン・ちゃんぷる」、されど「ソーミン・ちゃんぷる」。

    友人の一人にその奥義を窮めた男がいた。

    以下はプライベイト・サイトに発表した門外不出の秘伝の転載。

    ≪『Date:  2007年1月23日(火) 午後8時11分
    Subject:  ソーミン・チャンプルー調理の極意

    前に酒を飲みながらソーミン・チャンプルーを造るのは難しいという話をしたことがある。

    麺が団子状になりとてもソーミン・チャンプルーとは言えない代物ができる。

    たまたま合奏団の新年会で、団員の旦那がソーミン・チャンプルーを造って出してくれた。美味しかったので造り方を伝授してもらった。

    彼の秘伝は、茹でたソーメンをざるにあけすぐ塩を振り、油を掛けて箸で解すというものであった。

    この方法だと確かに美味しいソーメン・チャンプルーが出来る。

    だが、ざるに空けてから油をまぶすと大匙3杯分ぐらいの油が必要であり、食べたときに脂っこさがどうしても気になる。

    次に油をまぶした麺を具に絡めるのであるが弱火にかけた具の入った鍋に麺を移し弱火のまま麺に具を絡めるというものである。

    麺を改めて具といためるわけではなく、麺に具を絡めたら火からおろして出来上がりである。

    色々試した結果、この方法には幾つか問題があるというのが分かった。その問題とは、

    1.麺をざるに空けた瞬間にざるのそこの麺は、塊になってくっついてしまう。油を塗しても固まりは解けない。

    2.麺を解す油が大量に必要。約大匙3杯分の量が必要である。それでも十分解すことは困難である。

    3.弱火にかけた具入り鍋に麺を移すとすぐなべ底に麺がくっついてしまう。

    そこで幾つか改善を試みてみた。うまくいったので其の方法を皆さんに伝授する。試してみるかどうかは皆さんに任せる。

    具の材料:適当な野菜;ナス、根菜以外であれば好みで使用できる。今日は、ニラ、ブロッコリー、キャベツを使った。

         トウーナー缶小

    調味料:醤油、塩、味の素

    主材料:ソーメン、サラダオイル

    調理法;1.具を油でいためる、味付けをしておく。

        2.麺を茹でる。

    ここからが肝心である。沸騰した湯に面を入れ、箸でくっつかないように解す。

    麺を入れると湯の温度がおちるが、20~30秒ぐらいで麺が湧き上がってくるので直ぐ箸で麺を摘まみ茹で具合を確かめる。少々芯が残っているのがよい。

    麺が浮き上がってきたら、油を小匙1杯分沸騰している湯に注ぐ。

    沸騰している湯の中で麺は上下に回転しているので、30秒もすれば油が麺の表面に行き渡る。

    ざるに空け、水気を切る。適当な大きさのボールに麺を移し、適当に塩を振る。沸騰水に麺を入れてからボールに麺を移すまで約2分。ボールに移したら箸で麺の解れ具合を確かめる。

    麺の表面に薄い油膜が十分に行き渡っているので、麺が1本ずついとも簡単にほぐれるはずである。念のため箸で麺をよく解しておく。

        3.火から下ろした具の鍋に麺を移し具を絡める。これで出来上がり。具を絡めるときに鍋を暖めない。

    注意:1.と2.の仕上がりを同時に仕上がるように手順を決めておくとうまくいく。

    余談であるが、例年中元や歳暮としてソーメンが5,6箱仏壇に供えられる。今まで処分に困っていたが、これで何とか供えてくれた人に対して不義理をしないでも済みそうである。≫

    この門外不出の秘伝で作る「ソーミン・チャンプルー」はきっと絶品だろう。                                             

    だが、・・・よせばいいのにY君の「ソーミン・チャンプルー調理の極意」に疑問を呈し質問をしてしまった。

    それが同君の「ソーミン・ウンチク」に火をつける結果となった。

    因みにY君、大学時代は化学を専攻し、現役時代は外資系石油会社の試験室長を務めていた。

    正に火に油を注ぐとはこのことだった。

                   *

    ≪Y君

    「ソーミン・チャンプルーの極意」ありがたく拝読しました。

    機会があれば試してみようと思うのだが,・・・

    一つ質問が、

    茹で上げたソーミンがくっついてしまう前に、前以って油でいためてある具にそのまま混ぜてしまえば、ヒト手間省けて麺に油をまぶせられるのでは?(これはあくまで料理をしない男の机上の空論?だが)

    つまり茹で上げてざるに入れ油をまぶす間に団子状態になるわけだから直接具の鍋に入れるということ。

    質問ついでに、

    ★「ソーミン・プットゥルー」は「ソーミン・チャンプルー」の失敗作の別称なのか、

    それともそれ自体立派な料理なのか。

    「ソーミン・イリチャー」という料理はあるのか。

    うーん、いや、ソーミン料理は奥深い!

    狼魔人≫


                     * 
     
    ≪Date:  2007年1月24日(水) 午後2時03分
    Subject:  RE: [MACS] Re: ソーミン・チャンプルー調理の極意


    早速の講読有難うございます。

     さてご指摘の件について試行錯誤の結果を報告します。

    茹で上げた麺を直接具の入った鍋に移して具をいためた油を麺に絡ませ一手間省く方法であるが、これにも問題が有る。

     1.具をいためた油は、具に吸収されまたその殆んどは具の表面に付着し、自由な油は、殆んど残っていない。

    2.茹で上がった麺を麺スクイですくい上げると、麺は本来非常に水切れがいいのでざるに空けたときと同様に麺スクイの底の部分の麺は、やはり団子になる。

     

     伝授を受けた方法では、1.の油不足を補うためにソーメンをざるに空け、水切りをし、ボールに移して油を掛けまぶすということになっている。

     茹で上がった麺を蕎麦同様に麺スクイですくい上げてもソーメンの場合は水切れが早いので団子になることを避けることは出来ない。

    麺スクイまたはざるに空ける方法で底の部分が団子になるのは麺は水切れが蕎麦より早く上の麺の重量により団子になるのである。

    麺をすくい上げて1~2秒で既に団子状になっている。30秒も置くと全体が団子になる。扱いにくい代物である。

     僕の極意の方法では、1.で足りない油を、ざるに空けた麺に大量の油を掛け絡めることを避けることと2.の団子になることを避けることを目的としている。

     ”麺を茹でているときに沸騰水に小匙1敗の油をたらす。”これには元油屋としての経験を基にした考察が加わっている。

     
     余談であるが、茹でるという調理方法はパスタ類に共通した調理法である。

    パスタの代表として日常的に我々が接するのは、蕎麦、ソーメン、スパゲッティーである。  

      その形状と材質から水切れは、ソーメンが一番早く其の次が蕎麦かスパゲッティーかというところである。

    ソーメンとスパゲッティーは、小麦粉、蕎麦はそば粉である。

    ソーメンやスパゲッティーを茹でると表面のデンプンが変質しねばねばしたデンプンに変わる。冷麦ではこの粘粘を落とすために冷水ですばやく洗い、スパゲッティーではオリーブオイルを塗すという方法をとる。

     形状は蕎麦が矩形でスパゲティーが円形でその茹で上がりの太さは、この両者は大同小異である。

    一方ソーメンは円形でその茹で上がりは、前両者より細い。

    何が言いたいかというと、一人前のパスタの体積が同じである場合、表面積は径が細いほど大きいということである。 

     茹で上がった段階でスパゲッティーにも大量のオリーブオイルを掛けるが、それより細いソーメンには、スパゲッティーの2倍ぐらいの油が必要になる。これでは”★アンダクェーボージャーになること必定。

     如何にして少量の油で大きな面積を被覆するか。

    そこでひらめいたのが過去の経験である。

    2,3滴の油が海面に落ちたら1~2平方mに簡単に広がってしまう。油が海面に落ちたら公害といって騒がれたが、鍋の中ではこの物理現象が非常に有益である。

     油は、表面張力が小さいので水の上では大きく広がる性質があるが、乾いたソーメンの上では広がらない。

    乾いたソーメンの上では広がらないので無理やり油を広げるために油が油の上を流れる状況を作ってやる必要がある。それで大量の油が必要になってくるのだ。

     乾いたソーメンの上で広がらないのであればソーメンの表面がぬれている間に油をまぶせばいいと考えたわけである。

    幸いなことに、沸騰している鍋の中では、麺が上下に回転しているので麺は、必ず表面を通過し冷えてなべ底へと沈んでいく。

    これが短時間に何回も繰り返されるので、水より親和性のあるソーメンの表面に油が簡単にいきわたることになる。以上、

     
     ★ソーメン・プットゥルーは、ソーメン・チャンプルーの出来損ないか、定かでない。定番料理として出てこないのでソーメン・チャンプルーの出来損ないを揶揄したものではないか。ソーメン・イリチーは、聞いたことが無い。これについては、いずれ又の機会にしたい。

      Y ≫

    これで「ソーミン・チャンプルー」の実技と理論は飲み込めたと思う。

    ソーミンはその性質上、他の麺類に比べて茹で易く逆にそれが仇となって表面の粘りと相まって一寸気を許すと団子状になってしまう。

    ソーミン・チャンプルーの極意は麺の団子化との戦いであった。

    その点「冷ソーミン」は水に漬かっているので団子化は避けられる。

    突然話が変るが、サッカー初心者の子供たちの試合を見ていると敵も見方もボールを奪い合って団子状になるのが常。

    指導者はいかに選手同志の距離をとりパスでつなぐか、つまり団子状化を避けるかが直面する問題である。

    元石油関連技術者のY君、ソーミンの団子状化防止の極意を昔悩ませられた「石油公害」に見出した。

    大海の石油一滴は公害になるが、鍋の油一滴は「ソーミン・チャンプル」の極意につながった。

    うーん、やはり、「ソーミン・チャンプルー」の奥義は深い!

     

    ★狼魔人注:「アンダクェーボージャー」「油食い坊主」と書き、沖縄の伝説上の盗賊で油が好物だった。

    ★注:「ソーミン・プットゥルー」、プットゥルーとはポテーとした語感から団子状になったものを意味するとこから「ソーミン・チャンプルー」がくっついて団子状になったもの。

    【追記】9:08

    昔は体も髪も同じ石鹸で洗っていた。

    シャンプーやリンスが一般化され始めたのはそんなに遠い昔の話ではない。

    未だリンスが普及する前の話。

    石鹸で髪を洗うと汚れと共に油分が 取れてしまい、髪が縺れて櫛が通りににくくなり、場合によっては団子状になってしまうことがあった。

    そんな時、髪油を使えば良いのだが油がべとつく難点がある。

    そこで簡易リンス(すすぎ剤)として洗面器の水に数滴の油をたらし、これで洗髪後の髪をすすげば薄い油膜が髪の表面を包み一種のリンス効果を得た。

    昔の女性はこれによって髪の縺れや団子化を防止した。

    結局Y君の「ソーミン・チャンプルーの極意」は「簡易リンス」と相共通するものがある。

     

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    納豆売り切れ今も?

    2007-01-21 07:29:52 | 食文化
    今朝の朝刊を見て何事が起きたかと一瞬ビックリした。

    一面トップを五段抜きの大見出しで。

    「実験データ捏造」の太い文字が躍っている。

    「発掘あるある大辞典」の「納豆騒動」の記事だが、社会面もトップ五段抜き大見出しで、

    納豆売り切れ今もとある。

    この「納豆騒動」が三面はともかく、一面のトップで大騒ぎするほどのニュースかどうかは別として、このニュースはネット上では既に古くなりニュース価値のなくなったネタだ。

    細々やっている当日記でさえも1週間前には既にエントリーしているくらいだ。

    ここでも既存メディアがネット情報に一週間ほど置き去りにされていることがわかる。

    因みに我が家の新聞は琉球新報だが、「納豆売り切れ今も」とは一体何処のスーパーを取材したのでしょうネ。(共同配信で3大阪その他の地域のスーパーの記事をそのまま転載している模様)

    少なくとも沖縄では“今も”じゃなく「“今時”納豆の品切れ」なんて聞いた事ない。

    伝聞で記事を書いてはいけませんよ。

     

    ◆参考エントリー:納豆で血液サラサラ」は嘘!(1月13日)

    ◆参考エントリー:フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(1月14日)

     

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    「発掘!あるある大事典II」架空データ謝罪  明日は放送休止!

    2007-01-20 19:01:54 | 食文化

    納豆ダイエット効果…実は架空だった「あるある大事典」
    18:04  
     

     関西テレビ放送(大阪市)は20日、納豆のダイエット効果を取り上げたテレビ番組「発掘!あるある大事典II」で、架空の実験結果やデータを放送したと発表、社長らが謝罪した。

     関西テレビ放送のホームページによると、納豆を食べた場合の比較実験で、血中イソフラボンの測定は行わず、架空の比較結果を紹介。その他、やせたことを示す際に、比較写真として無関係の写真を使用するなど、事実と異なる放送をしたという。

     また、21日放送の「発掘!あるある大事典II」の放送を休止することを明らかにした。(iza)

     

    発掘!あるある事典II WEBSITE 別ウィンドウで表示

     
    ◆参考エントリー:納豆で血液サラサラ」は嘘!

    ◆参考エントリー:フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩

     

     

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    フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(上)

    2007-01-14 18:52:50 | 食文化

    フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(上)

    フジ系列 『発掘!あるある大辞典II』、放映前に内容が大手に漏洩(上) 【PJ 2007年01月14日】- 年明け早々に、「納豆狂想曲」とでもいうほど、スーパーマーケットでは納豆が品切れ状態だと聞いた。東京都内の板橋区、練馬区の10店舗ほどのぞいてみた。中小スーパーや零細の食品店は見事に品切れだった。店長のお詫びのPOPだけが目立つ。ところが超大手スーパーマーケットの納豆売り場となると、品揃えが良かった。

     埼玉県内の、ある物流センターに勤務するパート従業員から話が聞けた。「3日前に、トラック3台が納豆を満載してきました。センターはいま納豆だらけです」と話す。あらためて都内の上場企業の上位スーパーをのぞいてみた。トップ銘柄の『おかめ納豆』『金の粒』などが潤沢に並んでいる。店長の『納豆の品切れ』お詫びPOPすらない。

     フジテレビ系列の『発掘!あるある大辞典II』は前まえから「放送内容が事前に流通サイドに流れている」という噂があった。大手スーパーがそれらTVの放映情報を元に、該当商品を大量に買い占めている、という内容だ。このため、零細商店は影響をこうむり数日間、ときには数カ月に渡って欠品状態が発生しているのだ。

     このたび、納豆製造元のある食品メーカー(長野県・飯田市)が流通側に出した文書を入手した。『「あるある大辞典II」納豆特集の放映の案内のご案内』という表題で、平成18年12月21日付だ。つまり、同番組の放映の二週間以上も前に、納豆メーカーから大手流通関係者に流れた情報提供の案内文だった。

     同文書の前置きでは、1月7日の同番組において40分間の納豆特集がある、と明記している。本文に当たる〈記〉からの全文を検証してみたい。同番組の倫理観を欠いた、放映内容の流失の一端が浮かび上がってくる。

    ■番組名      『発掘!あるある大辞典II』
    ■放送局/ネット  全国27局ネット
    ■平均視聴率    14.6%
    ■放送予定日    平成19年1月7日(日)  PM9:00~PM9:55
    ■放映時間     番組全体が納豆特集となります。


     上記は本文のリード文である。納豆業者が想像で書いたとは思えない。放送関係者からのリークがあったから、『番組全体が納豆特集』と、業者に番組作りの全容がわかったはずだ。それは次の文面からも裏付けられる。

    ■放映内容
    ・若返りホルモンとして認知の高いDHEAを増やす最適な食材として「納豆」が取り上げられます。
    ・全体のテーマとして、納豆がダイエットに効果的である、という内容で番組は進行します。
    ・DHEAを増やすためにはイソフラボンを含む大豆加工食品を毎日食べることが望ましいと紹介されます。また、納豆のイソフラボンは発酵により、吸収率が高まることがメカニズムとして紹介。


     3項目は台本を要約したような内容で、放送の進行状況がくわしく述べられている。同文書の本文はさらに続いている。

    ・1日2パック食べる、朝・晩食べる、よくかき混ぜ少々の時間放置する、ということがダイエットには適切ということが実験やメカニズムを通して伝えられます。
    ・納豆ガーリックトースト、納豆包み揚げ、納豆カナッペ、納豆豆腐ステーキのレシピが紹介され、被験者たちが実際にその料理で体重が減少したということが紹介されます。


     ダイエットのためには『1日2パック食べる、朝・晩食べる』。これが女性心理をつよく刺激し、急激な消費量の拡大になったのだ。大手スーパーのバイヤーには、放送前の事前文書により放送内容がわかり、『これまで以上に、納豆の買いだ』と判断できたから、契約量を大幅に増したのだろう。
     
     他方では、中小スーパーや商店、さらには地方都市では納豆が買えない状態に陥ってしまったのだ。【つづく】

    ■関連情報
    フジテレビ、ご意見欄
    『発掘!あるある大辞典II』

    記者HP:穂高健一ワールド
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