狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

★前書き★

2022-08-01 06:00:34 | 政治

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沖縄集団自決「軍命」の大嘘!

『歪められた神話の墓標』

鉄の暴風』の著者大田記者は「見てきたような嘘をつく講談師」だった!
 
➀「軍命と援護法」
➁大江岩波裁判の本質
③43年ぶりに県史発刊
④県発行の「援護金支給の裏手引き書」
⑤決定的証拠入手―「援護法と軍命のカラクリ」
■日本兵と米兵を故意に入れ替える悪質な歴史捏造
安仁屋教授の歴史捏造■
 
 
【前書き】
 
 
今年は沖縄の祖国復帰50周年の節目の年である。
沖縄戦の体験者は次々と鬼籍に入り、活字として残された記録が検証されることなく真実として流布されていく。
 昭和という戦争の時代は、遠い昔話であり、沖縄戦以前に生まれた「戦前世代」の県内人口が今年末までに、沖縄県内総人口の1割を切ると予想される。
 
本書執筆中、7月24日付沖縄タイムスは「金城重明さん死去 93歳 元キリスト教短大学長 平和活動に尽力」との見出しで集団自決の重要証人の死去で一面を飾った。さらに7月27日付沖縄タイムスは次のようなコラムを書き、金城氏を追悼した。
 
▼歴史の歪曲(わいきょく)を許さず、法廷や講演に何度も立った。用意した原稿を淡々と読み上げる姿が印象に残る。恐ろしさや悲惨さだけではなく、皇民化教育、軍国主義といった本質や背景に目を向けてほしかったと感じる

▼語られない体験が多い中、金城さんの証言で、私たちは強制集団死の実相を知ることができる。あふれる感情をせき止め、逆に身を削るように絞り出した言葉の一つ一つはこれからも生き続ける。(福元大輔)》

歴史の歪曲をした張本人の沖縄タイムスの記事は、今でも嘘が多い。金城重明氏のいう集団自決の実相とは、自分が犯した大量殺戮に対する自己弁護と責任転嫁に過ぎなかった。

 

 大東亜戦争末期、慶良間諸島で「軍命」によって起きたとされる集団自決は、確たる証拠も信憑性も無いまま語り継がれ、長きに渡り神話となっていた。ところが、多くの研究者による史実究明により、「軍命」という根も葉もない伝聞は霧散し、隠されていた悲惨な事実が公の場で露にされる事となった。1950年に発行された沖縄タイムスの『鉄の暴風』は沖縄戦のバイブルとされ、同書を出典として数え切れない引用や孫引き本が出版され続けてきた。また、旧日本軍の残虐行為を告発する戦記本もその内容を検証した形跡はなく、これに信憑性を持たせる為に度々引用されて来たのが『鉄の暴風』である。同書に記された「軍命による集団自決」は、大嘘であり著者が”見てきたように”に書いた講談の類だった。ところが、元軍人らによる大江岩波集団自決訴訟は敗訴が確定し、残念ながら集団自決問題は国民・県民の記憶から遠ざかりつつある。

さて、すでに決着済みと思われている沖縄戦「集団自決問題」に今さら屋上屋を架し、本書を世に問う理由は何か。  

その訳を述べよう。

確かに沖縄の集団自決問題は「大江岩波訴訟」で被告の大江健三郎・岩波書店が勝訴し、その結果すでに決着済みと思われている。
この現実を見たら、多くの国民や沖縄県民は、沖縄タイムス編著『鉄の暴風』が主張する通り「軍命論」で集団自決論争は結着したと考えても不思議ではない。
 
だが、事実は違う。
 
岩波大江訴訟で確定したのは、大江健三郎と岩波書店に対する名誉棄損の「損害賠償請求の免責」という平凡な民事訴訟の勝訴に過ぎない。肝心の「軍命の有無」については、一審、二審を通じて被告大江側が「両隊長が軍命を出した」と立証することはできなかった。  
その意味では原告梅澤さんや赤松さんら両隊長の汚名は雪(そそ)がれたことになる。しかし沖縄タイムス等反日勢力は問題をすり替え、あたかも両隊長の「軍命」が確定したかのように、次の目標として「軍命の教科書記載」を目論み、あくまでも日本を貶める魂胆だ。
 
本書執筆中、ほとんどの県民が集団自決問題を忘れた頃の2022年7月10日付沖縄タイムスは、こんな記事を掲載している。
 
「軍命」記述を議論 9・29実現させる会 教科書巡り、2022年7月10日

 沖縄戦の「集団自決(強制集団死)」を巡り、歴史教科書への「軍強制」記述の復活を求める「9・29県民大会決議を実現させる会」(仲西春雅会長)の定例会合が4日、那覇市の教育福祉会館であった。3月の検定で国語の教科書に「日本軍の強制」の明記がされたことについて意見を交換。社会科の教科書で記述の復活がないことから、今後も活動を継続していく意見が相次いだ。》

2007年春、文科省は歴史教科書から「集団自決は軍の命令で起きた」などの文言を削除するよう検定意見を出した。これに対し沖縄県内外のサヨク活動家たちが反発して同年9月29日「教科書検定意見の撤回を求める県民大会」が開かれ、政府に抗議の拳を突き上げた。特に沖縄メディアが連日大々的に扇動記事を書いて、県民を反日運動に誤誘導した。(実際は、1万数千人の動員数を11万人余と大巾水増しした報道でのちに「11万人大幅水増し集会」と言われた)

「軍命」が教科書に記述されたとしたら、国が歴史として認めたことになる。だが歴史は裁判が決めるものでも無ければ、沖縄タイムス等の新聞が決めるものでもない。ましてや、サヨク活動家たちの「県民大会」で決めるものではない。

本書を世に問う第一の目的は、沖縄タイムス編著の『鉄の暴風』が歪曲した沖縄戦歴史を正し、「残酷非道な日本軍」を固執する沖縄タイム史観の教科書記述を阻止することである。最高裁による確定後、歴史の是正を巡る状況はさらに新たな展開があった。 『鉄の暴風』が主張する「軍命論」を粉砕する決定的証拠が出てきたのだ。 仮にこの証拠が大江岩波訴訟の前に登場していたら、裁判の判決も逆だった可能性すらある。沖縄戦遺族会のご協力により、集団自決の「軍命論」を葬り去る定的証拠を入手することが出来たのだ。

これまで「軍命論争」には、「手りゅう弾説」~大江健三郎の「タテの構造説」など数多くの証拠、証言が論じられた。その中で「援護法による軍命説」は、法廷では一つの推論に過ぎず決定的ではないと言われ、証拠として採用されなかった。
ところが「援護法と軍命のカラクリ」を一番熟知する沖縄戦遺族会から決定的証拠を提供していただき、この証拠を事前に入手していた「軍命派」の研究者達が、「軍命を捏造した」と白状し、さらに証拠の捏造に「恥を感じる」とまで言い切っている。これ以上の決着はないだろう。この一件こそが本書を世に問う最大の目的である。
 
しかし、歴史の解釈は立場によって意見が分かれる、という反論もあるだろう。
例えば、大東亜戦争で日米のどちらに正義があるか、という問い対しては日米で意見が異なる。交戦国にとって正義の解釈が異なるからだ。
 
筆者のような無名の一個人が、新聞社や大学教授らの歴史解釈を真っ向から否定することは、一般国民の支持を得るどころか蟷螂の斧の誹りを受けるだけである。
 
だが、本書の目的は歴史の解釈ではない。 
歴史の嘘の是正である。
 
日米戦争で「沖縄が米国の領土になった」という説は、歴史の解釈ではなく、紛れもない歴史の嘘である。 保守対リベラルというイデオロギーの問題ではない。本書を世に問う最大の目的は沖縄の集団自決を巡るウソの是正である。
 
次に本書を出版するもう一つの目的を述べておこう。
 
本書執筆中のNHK報道によると、ウクライナでは西部の町で巡航ミサイルにより子どもを含多くの民間人が死亡するなど、ロシア軍の攻撃によるジェノサイドが増えているという。翻って沖縄の集団自決は、ジェノサイドではなかったのか。 集団自決は、米軍による民間人虐殺(ジェノサイド)の最中起きた事件であり、逆に言えば米軍のジェノサイドが無ければ集団自決は起きなかった悲劇である。沖縄ではほとんど知られていない「米軍によるジェノサイド」の事実を世に知らしめたい。沖縄戦を論じる場合、1944年の「10・10那覇空襲」については、ほとんど語られことはなく、翌年の3月10日東京大空襲、さらに8月の広島、長崎への原爆投下という民間人大虐殺(ジェノサイド)へと繋がっていく。

1945年3月末、慶良間列島を、海が黒く見える程膨大な量の軍艦で取り囲んだ米軍は、無抵抗で逃げまどう民間人を容赦なく雨あられと艦砲射撃で攻撃した。まさに米軍の艦砲射撃は『鉄の暴風』と呼ばれるジェノサイドであった。米軍による無差別攻撃のパニックの最中起きたのが、悲惨な「集団自決」ということになる。

戦争にもルールがある。

戦時国際法には、ハーグ陸戦法規などがあり、戦争とは軍人同士の戦闘を意味し、軍人が民間人を攻撃するのは虐殺であり、戦争ではない。ハーグ条約違反である。

米軍が1944年10月10日に那覇市を空爆したことは、紛れもなくハーグ陸戦条約等でいう「民間人への攻撃禁止」に相当する。

これ等の例は、誤爆による民間人虐殺ではない。米軍による確信犯的ジェノサイドだ。これ等はすべて戦時国際法違反の民間人の大量虐殺である。

沖縄タイムス編著『鉄の暴風』は、「10・10那覇空襲」を含む米軍の民間人大量虐殺の事実を知りながら、敵の米軍は「人道的米兵」と記述し、一方で味方の日本軍には「残虐非道な日本兵」などと主張、現在も堂々と書店で販売されている。 沖縄戦後史を歪める『鉄の暴風』の呪縛から沖縄県民を解き放ち、梅澤、赤松両隊長の名誉を回復する。同時に日本国民の名誉を回復するための已むに已まれぬ大和魂、これも本書を世に問う目的である。

本書に収録の記事のほとんどは、約20年間ブログ『狼魔人日記』で書き綴った記事を編集したものである。だが、何事にも終りがある。
『狼魔人日記』の継続に終りが来た時、収録されて記事は広いネット空間に放り出される。 そして、そのほとんどが人の眼に触れる機会もないだろう。
古来、歴史とは文字に書かれ事物・事象が歴史として刻まれるという。 その伝で言えば、ネット上の記録など歴史としては一顧だにされないだろう。
ネット上の記録を紙に書いた記録にする。これが本書出版のもう一つの目的である。
 
おわり
 
【追記】

本書執筆中、安倍晋三元首相が参院選の街頭演説中に銃撃され、非業の死を遂げました。心からご冥福をお祈りいたします。一方、安倍首相の死を喜ぶかのような朝日新聞は、安倍氏の死を冷やかした川柳を掲載した。沖縄タイムスの親分と言える朝日新聞は『鉄の暴風』の初版発刊元であり、『鉄の暴風』による歴史の歪曲を後押しをしてきた。そこで、『鉄の暴風』の歴史歪曲を連想する一句を「朝日川柳」から引用する。

「ああ怖い歴史はこうして作られる」(朝日川柳)

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