教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

LEC大、学部生募集を停止=株式会社立、入学者が減少

2009年06月20日 11時18分51秒 | 受験・学校

『株式会社が設立したLEC東京リーガルマインド大学(東京都千代田区)は18日、2010年度以降の学部生の募集を停止すると発表した。入学者が減少し、学部の累積赤字は3月末で約30億円に達していた。大学院は募集を継続する。 LEC大は04年に構造改革特区制度で開校した初の株式会社大学の1つ。資格試験対策の予備校を展開する東京リーガルマインド(東京本部・中野区)が運営している。全国に14キャンパスがあったが、志願者の減少で今年度は千代田キャンパスでのみ学部生を募集。入学者は定員160人、募集目標60人に対して18人だった。08年度は26人。学生がいる間は授業を続けるとしている。LEC大に対しては、文部科学省が07年1月、専任教員の大半に実態がなく、ビデオを流すだけの授業を行っていたなどとして、学校教育法に基づく改善勧告を行った。 4年制大学では、既に愛知新城大谷、神戸ファッション造形大など4校が10年度からの募集停止を決めている。6校ある株式会社大学では、大学院のみのLCA大学院大(大阪市)が今年度から募集を停止した。 反町勝夫学長の話 在校生の修学環境の維持向上に経営資源を集中させることが適切だと判断した。このような事態に至り、深くおわび申し上げる。 』 時事通信

創立30年を誇る資格総合スクールのLEC東京リーガルマインドが開設した構造改革特区の株式会社大学LEC東京リーガルマインド大学総合キャリア学部に入学者が集まらなくなってしまったと言えます。 
 各種国家試験の資格取得には有利な面を持つ大学で、大学キャンバスが都心の交通の便利の良い場所に有っても受験生には魅力が無いのでしょう。受験生は、都心の便利の良い場所に位置する大学の入っているビルよりも、明るくて大学本館にある時計台のある緑豊かな大学のキャンパスで運動場、体育館や音楽設備や図書館の各種設備の整った綺麗な大学に皆あこがれると思います。昔ながらの各大学のキャンバスのシンボルであり、大学からの受験生へのアーピルと思います。受験生の思い入れもあると思います。ビデオを流すだけの授業では、無味乾燥で学生と先生との質疑応答も出来ずリーガルマインド・Legal mind 『法律の実際の適用に必要とされる、柔軟、的確な判断。』の基礎も身に付かないのでは有りませんか。大学自身がリーガルマインドの大切さを破ったのでは有りませんか。従来からある大学との学生への教育指導上の格差や専任教員の確保と教学の充実、大学として一番大切な学問研究や研究活動もないがしろにしていたのでは、学校からも社会からも評価されなかったのではないでしょうか。大学としての信頼や社会評価を得れなかったのも入学者の減少、定員割れの一因では無いでしょうか。資格スクールとしての各種国家試験の合格者リーガルマインド数の実績を上げていても、受験生には、私立大学としての歴史の浅いLEC東京リーガルマインド大学に、入学者が就職や卒業後の進路に不安を強く持ったとも言えるのではないでしょうか。文部科学省によると、株式会社立の大学は、全国に6校有るそうですが。今回の世界同時不況と少子化による18才人口の減少期の影響を受けたのではないしょうか。今回のLEC東京リーガルマインド大学の募集停止で、募集停止大学は5校目となりました。 大学冬の時代、全国的な大学倒産時代の幕開けです。

URL  http://www18.ocn.ne.jp/~abc8181

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