週刊文春で語った小池百合子の言葉に注目する
その中の小池百合子の言葉の中に、彼女の外交政策をうかがわせる言葉を見つけた。
戦後の日本には戦略はなかったと語り合う二人の対談の中で、小池百合子はこう語っている。
「やはり戦後、日米同盟の枠内に留まって、日本は世界から閉じこもっていたからじゃないでしょうか・・・」
そして、池上彰が、「確かに戦後はまさにアメリカだけ見て、日米同盟が大事ですよと唱えていれば、あとは考える必要がなかった時代」です、と言ったのに対し、こう続けている。
「対外的に余計なことをしないのがお利口だという日本だったわけです。これからもそれでいいのか、やっていけるのかという課題に正対すべきです・・・」
問題は小池百合子がどのような外交を考えているかだ。
憲法9条を変えて、軍事力を強化して臨むのか、それとも憲法9条を最善の安保政策と考えるのか。
いずれ彼女はそれを明らかにせざるを得ない時が来る。
小池新党の真価が問われる時はその時である(了)