教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

不登校の小中学生が2年連続減少 それでも12万2千人

2010年08月06日 12時59分33秒 | 受験・学校

『 病気などを除いた理由で学校を年に30日以上休んだ「不登校」の小中学生が、2009年度は前年度より4373人減り、2年連続で減少したことが5日、文部科学省が発表した「問題行動調査」でわかった。中学生で大幅に減ったのが特徴だが、依然として12万2432人が不登校で、同省は「減少傾向に転じたとまでは言えない」としている。  不登校の中学生は前年度から4048人減り、10万105人(全体の2.77%)。小学生は325人減の2万2327人(0.32%)だった。  不登校の中学生が減った理由を、文科省が都道府県の教育委員会に聞いたところ、スクールカウンセラーなど専門家の活用▽不登校の生徒への接し方を各学校で研修▽小中学校の教諭の交流人事など連携の充実、との回答が多かったという。  不登校のきっかけと考えられる原因(複数回答)で多かったのは、「いじめを除く友人関係」が2万1724人(不登校のうち17.7%)、「親子関係」が1万3916人(11.4%)、「学業の不振」が1万2581人(10.3%)。「いじめ」は3167人(2.6%)だった。』 2010年8月6日アサヒコム

不登校の中学生は前年度から4048人減り、10万105人(全体の2.77%)。小学生は325人減の2万2327人(0.32%)いるのに不登校の子供達が減少したと言えるでしょうか。不登校になった子供達の原因は、いじめを除く友人関係」が2万1724人(不登校のうち17.7%)、「親子関係」が1万3916人(11.4%)、「学業の不振」が1万2581人(10.3%)。「いじめ」は3167人(2.6%)だったと文部科学省は発表していますが。10万105人。小学生は325人減の2万2327人の総ての子供達の不登校原因を実態調査しないと本当の原因を摑めるでしょうか。教育現場の子供達の教育に実際に当たっている先生方の声を反映して対策を立てるべきです。ゆとり教育の見直しで教科書を分厚くし、教える内容が多くなった分、小・中学校の授業時間数を急に増やせば、詰め込み教育の復活で勉強嫌いの子供達が増加し不登校の子供達が今後増えて行かないか懸念します。ゆとり教育から今度は詰め込み教育への方針転換で、学力向上を目指すのは良いですが、子供達が知識内容の食べすぎで消化不良を起こさないか心配です。勉強嫌いが講じて、学校嫌いになることも十分考えられます。自動車と同じで急ハンドルは、事故の元です。教科内容の取捨選択が、教育現場では必要です。保護者も学校で教える内容を増やせば、学力が上がる。戦前からの詰め込み教育への信奉が、未だに強い大人の子供に対する教育観が変わっていないのではないかと思います。大脳生理学に基づく効率の良い学習時間と学習法を学校の授業に取り入れても良いのではないでしょうか。不登校の子供達を受け入れる公立の小学校や中学校の創設が必要では無いでしょうか。

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<中退>大学生の8人に1人 NPOが試算

2010年08月06日 10時20分03秒 | 受験・学校
 ◇安易に決断、非正規雇用に/社会で対策必要 
 大学や専門学校など高等教育機関からの中退が深刻化している。NPO法人が調べたところ、大学生の8人に1人が中退していることが分かった。人間関係のつまずきなどから卒業資格を得られなくなり、社会に出て不安定雇用を余儀なくされる若者も後を絶たない。NPOは「中退を社会問題ととらえる時期にきている」と訴えている。 調査をしたのはニート・フリーターの若者を支援するNPO法人NEWVERY・日本中退予防研究所blog.kotolier.org 、東京都豊島区)。中退者101人にインタビューし、今年6月「中退白書2010」にまとめた。 「あのままだったら、ずっと家に引きこもって命も絶っていたかもしれない」。インタビューを受けた千葉県の会社員、佐藤輝一さん(24)は振り返る。 佐藤さんは高校卒業後、東京都内の私立大の工学部に進んだ。浪人していたので合格できることを最優先して志望校を決め、学校の内容を詳しく調べることもしなかった。
 入学直後「雰囲気になじめない」と気付いた。自分は活発で外向的だが、おとなしいタイプの学生ばかり。サークルに入っても友達はできなかった。授業も難しくてついていけず、キャンパスからは足が遠のいた。 誰かに相談したり先を考えることもないまま、その年の7月に退学。「何をしたいのか自分でも分からなかった」。アルバイトもやめて部屋にこもり、誰とも口をきかない日が続くうちに、自殺を考えるようになった。 「誰かが本気になって止めてくれたら、やめずに済んだかもしれない」と佐藤さん。経験を基に「ただ『大学が合わないから』では、やめてから苦労する。卒業して悪いことは一つもない。まず誰かと話し、気持ちを整理しては」とアドバイスする。 佐藤さんはその後「このままではだめになる」と一念発起し、今度は志望校を入念に調べたうえで別の私立大に合格した。だがこうした例は多くない。 労働政策研究・研修機構の06年の調査によると、中退直後、約6割の人が非正規雇用に、約15%が失業・無職状態にある。さらに最終学歴が「高等教育中退」の人の約5割が中退直後から継続して非正規雇用となっている。また、日本生産性本部の07年の調査では、全国に63万人(厚生労働省推計)いるニートのうち3割が高校、大学などの中退者とされた。 ニューベリーの山本繁代表は「ニートになってから支援する対症療法ではなく、どうすればニートになるのを防げるか考えたかった。中退者の増加は納税できない人や生活保護受給者を増やすことになりかねず、本人にも社会にも大きなリスクにつながる」と、調査の動機を語る。
 国は高等教育機関全体の退学者数を把握していない。そこで山本さんらが文部科学省や日本私立学校振興・共済事業団などの調査を基に試算した結果、毎年約11万人が退学、大学では入学からの4年間で8人に1人が中退している計算になった。 中退経験者101人へのアンケートでは、中退の3大理由は(1)学習意欲の喪失(2)人間関係(3)関心の移行=グラフ参照。一つの理由でやめる例は少なく「授業がつまらない」「友人がいない」などが複数重なった退学者が多い。経済的理由は1割程度で、奨学金制度などを知らずに退学している例もあった。 山本さんは「多くが誰にも相談せず、何とかなるだろうと安易に中退を決めている。大学中退者は高校の新卒者より就職が厳しい。本人も周囲もリスクを理解した上で、やめるかどうか判断して」と呼びかける。同時に学校側にも「授業や学校生活の充実と、相談機能の整備を進めるべきだ」と注文している。 白書は3150円(送料込み)。問い合わせはニューベリー(電話050・1071・8324)。』 8月5日17時28分配信 毎日新聞 
大学の定員割れと同様大学中退者が、大学生の8人に1人が中退していることが分かったの教育問題です。小学校4年生から進学塾に通って勉強しても偏差値重視の受験競争に勝ち残り難関国立大学に現役で合格で来るのは一握りの学力と心身とも健康に恵まれた体力有る秀才だけでしょう。
大學全入時代てと言っても無試験で入れる訳は無く、定員割れを起こしているような大學や推薦入学で合格し易いに大學合格しても、未曾有の世界恐慌の経済的影響を受け、就職難のことも考えて行かないほうがましと保護者も受験生も思うでしょう。
皆が皆か希望する大学に合格出来れば、中退者も出ないと思いますが。
希望しない大学に入り、夢と目標を失いやる気を失った大学生も多いと思います。現実と理想のギャップも有る思います。
大學側も中途退学者を出さない為に学生相談室の充実や大學診療所の協力を得て、心の悩みの相談やケアに努め中退者を救済する必要が有ると思います。
プロゼミ担当教員もクラスの担当者として、直接親身になつて悩める学生の相談に載って貰える様に大學側も考えて行くべきでは無いでしょうか。
大學は、大学生の自主性を尊重するところですが。
関西のある有名私立大学に入った新入生が、合格した大学嫌になり、大學を中退して専門学校に入りたいと言い、プロゼミの担当教授が保護者と会い話し合われ、大學で学ぶ意義と大切さを説明され中退を思いとどまらせたと言う話も有ります。受験勉強から解放され5月頃は誰でも皆これからの進路や将来の事も悩み苦しむ時期と思います。厳密な言えば自分の希望する大学や学部以外に合格した新入生は5月病に掛かり易いと思います。大學側も新入生が合格した大學に失望したり、希望を失わないように心のサポートが大切で中途退学者の実態を各大學とも調べるべきでは無いでしょうか。
大学側も新入生が、無味乾燥な受験勉強よりも大學で学問、研究の面白さを見出せるような講義内容と学部間、文系、理系の垣根を取り払い希望すれば転学、や学部編入出来るような制度に改めるべきでは無いでしょうか。新入生が希望に輝き、自分の目標を達成出来るような大学自身変革、少子化による18歳人口の減少期の大学の求められている姿ではないでしょうか。文部科学省も日本私立学校振興・共済事業団も私立大学の中途退学者の正確な原因と実態調査をすべき時では無いでしょうか。
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