21世紀の真珠湾攻撃とブッシュ政権の石油戦略 第14回
第2部:大きな文脈
6:政府は9.11の前に調査を妨害したか?
この設問の意味は、もし政府機関が意図的にアルカイダおよびそれに繋がる個人の調査を妨害した証拠があるならば、それは政府の共犯事実を強く示唆するだろうということである。ビン・ラディンに関する情報が数多く寄せられているにもかかわらず、米国政府は如何なる対応も取らなかったということだ。2001年国防情報局DIAのエージェントがアフガニスタンに入って、アルカイダの対抗組織「北部同盟」の指導者アーメード・マスードに面会した折、ビン・ラディンがマスードを暗殺する計画の証拠を米国に持ち帰ったが、国防省はこのエージェントを解雇した。又国連のロシア政府代表部はビン・ラディンの居場所に関する詳細な情報を安保理事会に秘密裏に報告したが、ブッシュ政権は何も行動しなかった。このことは「ビン・ラディンを倒す行動はしないと云う政治決定がある」としか考えられないものだった。2001年7月欧州の情報誌「フィガロ」の報道では、お尋ね者ビン・ラディンはドバイの病院に2週間入院しアメリカ人の外科医Dr.キャラウェイの治療を受けていたし、サウジアラビア情報機関たアメリカCIA の訪問を受けていた。米国ではこの報道を完全に無視した。
ビン・ラディン家はサウジアラビアの大富豪で政治的影響力の大きな一族で、ブッシュ家は20年以上にわたり石油ビジネスの密接な関係が有り、ビン・ラディン家一族の多くの人々はアメリカのブッシュ家の近くに住んでいた。ビン・ラディンの活動資金はサウジとビン・ラディン家から秘密裏に得ていたと云う情報がある。9.11事件直後、全米で飛行が禁止されたにもかかわらず、ビン・ラディン家一族の多くの人々は民間飛行機の飛行許可を得て悠々と米国を脱出した。これは政府の承認なしにはできるものではない。公表されたハイジャック犯の大半がサウジアラビア国籍であった。サウジアラビア政府とビン・ラディンとアルカイダの密接な関係は継続している疑惑がある。「サウジアラビアの石油権益とアメリカの石油権益がアルカイダ調査を妨害している」とFBIのオニールは述べていた。FBIの調査官はミネアポリス、シカゴ、ニューヨークで数々のアルカイダ系アラブ人が米国内で飛行機テロの計画の証拠を掴んできたが、FBIトップからの妨害によって捜査を止めざるを得なかった。あまりに多くの証言をここで書き連ねる事は出来ないが、これらの情報を集めれば9.11事件関係者は悉く逮捕できていたに違いない。9.11関係者は米国政府によって厚い保護下におかれ、悠々とへたくそな芝居の準備をしていたのだ。米国政府が発表したハイジャック犯の少なくとも5人がまだ生きており、サウジで暮らしているといわれる。この連中が本当にイスラム原理主義の戦士だったのだろうか。2001年5月から8月にハイジャック犯といわれた人々がラスベガスに遊びに来て、酒を飲み、博打をし、ストリップを楽しんでいた。イスラム原理主義者を犯人にするストーリであろうが、彼らはアラブのならず者に過ぎなかったのではないか。
(続く)
第2部:大きな文脈
6:政府は9.11の前に調査を妨害したか?
この設問の意味は、もし政府機関が意図的にアルカイダおよびそれに繋がる個人の調査を妨害した証拠があるならば、それは政府の共犯事実を強く示唆するだろうということである。ビン・ラディンに関する情報が数多く寄せられているにもかかわらず、米国政府は如何なる対応も取らなかったということだ。2001年国防情報局DIAのエージェントがアフガニスタンに入って、アルカイダの対抗組織「北部同盟」の指導者アーメード・マスードに面会した折、ビン・ラディンがマスードを暗殺する計画の証拠を米国に持ち帰ったが、国防省はこのエージェントを解雇した。又国連のロシア政府代表部はビン・ラディンの居場所に関する詳細な情報を安保理事会に秘密裏に報告したが、ブッシュ政権は何も行動しなかった。このことは「ビン・ラディンを倒す行動はしないと云う政治決定がある」としか考えられないものだった。2001年7月欧州の情報誌「フィガロ」の報道では、お尋ね者ビン・ラディンはドバイの病院に2週間入院しアメリカ人の外科医Dr.キャラウェイの治療を受けていたし、サウジアラビア情報機関たアメリカCIA の訪問を受けていた。米国ではこの報道を完全に無視した。
ビン・ラディン家はサウジアラビアの大富豪で政治的影響力の大きな一族で、ブッシュ家は20年以上にわたり石油ビジネスの密接な関係が有り、ビン・ラディン家一族の多くの人々はアメリカのブッシュ家の近くに住んでいた。ビン・ラディンの活動資金はサウジとビン・ラディン家から秘密裏に得ていたと云う情報がある。9.11事件直後、全米で飛行が禁止されたにもかかわらず、ビン・ラディン家一族の多くの人々は民間飛行機の飛行許可を得て悠々と米国を脱出した。これは政府の承認なしにはできるものではない。公表されたハイジャック犯の大半がサウジアラビア国籍であった。サウジアラビア政府とビン・ラディンとアルカイダの密接な関係は継続している疑惑がある。「サウジアラビアの石油権益とアメリカの石油権益がアルカイダ調査を妨害している」とFBIのオニールは述べていた。FBIの調査官はミネアポリス、シカゴ、ニューヨークで数々のアルカイダ系アラブ人が米国内で飛行機テロの計画の証拠を掴んできたが、FBIトップからの妨害によって捜査を止めざるを得なかった。あまりに多くの証言をここで書き連ねる事は出来ないが、これらの情報を集めれば9.11事件関係者は悉く逮捕できていたに違いない。9.11関係者は米国政府によって厚い保護下におかれ、悠々とへたくそな芝居の準備をしていたのだ。米国政府が発表したハイジャック犯の少なくとも5人がまだ生きており、サウジで暮らしているといわれる。この連中が本当にイスラム原理主義の戦士だったのだろうか。2001年5月から8月にハイジャック犯といわれた人々がラスベガスに遊びに来て、酒を飲み、博打をし、ストリップを楽しんでいた。イスラム原理主義者を犯人にするストーリであろうが、彼らはアラブのならず者に過ぎなかったのではないか。
(続く)