ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

女子スピード(追い抜き) 惜しくも銀

2010年02月28日 | 時事問題
朝日新聞 2010年2月28日8時30分
金、最後に手中からするり…女子追い抜き、悔しい銀
 穂積、田畑、小平が懸命にスケート靴を突き出す。約2400メートルを滑り終え、残り数センチか。金メダルへ向けたゴールのはずが、しかし、するりと逃げた。  それでも、日本女子スピードスケート史上では初の銀メダルだ。これまでの最高は、橋本聖子(1992年アルベールビル大会1500メートル)、山本宏美(94年リレハンメル大会5000メートル)、岡崎朋美(98年長野大会500メートル)の銅メダル。

今朝テレビでこの競技を見た。力の揃った選手3人の総合競技だ。スケート靴ひとつ分の差(競馬で言えば鼻ひとつ分)で惜しくも二位。しかしよくやった。
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読書ノート 島田雅彦著 「徒然草inUSA」  新潮社新書

2010年02月28日 | 書評
自滅するアメリカ 堕落する日本 第2回

 著者は大学在学中の1983年、『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー、芥川賞候補となる。1984年、『夢遊王国のための音楽』で野間文芸新人賞受賞。デビューから1987年まで6度芥川賞候補に挙げられたが、全て落選、最多落選記録の持ち主である。1888年から1年間ニューヨークで暮らした。1991年にソビエト、チベット、ケニア、ジャマイカと、世界各地を放浪。1992年、『彼岸先生』で泉鏡花文学賞を受賞。台本を島田氏が担当、三枝成彰が作曲を行った《Jr.バタフライ》は2004年にオペラ化されており、他の音楽作品としては、オペラ《忠臣蔵》やカンタータ《天涯。》、合唱曲《また、あした》がある。2006年、『退廃姉妹』で伊藤整文学賞を受賞、2008年、『カオスの娘』で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。多才な小説家である。デビュー時より「サヨク」を自称し、その後「ヒコクミン」を名乗るなどして体制を皮肉る立場を取っていた。その容貌からしばしば「文壇の貴公子」と呼ばれており、脇役としてたびたび映画に出演した。

 著者は1988年6月から1989年6月まで1年間ニューヨークに滞在した。そして20年後2008年7月から2009年3月にかけた9ヶ月間再度ニューヨークを訪れた。初回の訪問時はレーガン大統領の小さな政府という新自由主義が流行の時期で、社会主義国が崩壊の危機に瀕していた。今回の訪問時はアメリカ大統領選の最中でオバマ大統領の選出を見た。著者はこの時にみた大統領選を契機としてアメリカ発世界金融危機後のアメリカの行く末を案じたのが本書という随筆である。そして歴史的に17世紀の西欧合理主義にはじまったアングロサクソン民族の興隆と没落というスパンで世界史の流れまでに思いを寄せるのである。本書は著者がいうように政治学でも経済学でもない、どちらかと言えば文明論、更に言えば日本的「盛者必衰の理」という文学論に持ってゆこうとする書であろう。そういう意味であまり肩に力を入れてはいけない、流れるように読まなければならない。だから「徒然草」なのである。悪くい言えばつかみどころが無い論議というべきであろうか。
(つづく)

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読書ノート 矢野絢也著 「黒い手帳-創価学会日本占領計画の全記録」 講談社

2010年02月28日 | 書評
創価学会の公明党支配とその政治目的の全貌 第4回

 外国での評価では、フランスでは、1980年代に「日蓮正宗(創価学会)」の名称でセクトとする報告が国民議会へ提出されたこともあるが、1996年の新しい報告書において該当部分は創価学会インターナショナルフランス支部(SGIフランス)と書き改められており、日蓮正宗と創価学会を分離した上で判断を下しているが、一部の民間団体では創価学会と同様のセクトと主張する団体も存在する。 つまり創価学会も日蓮正宗もカルトセクトだという。1995年にフランス下院が「ギャール報告」の中で、創価学会インターナショナル「SGIフランス」をカルト集団に指定した。

 創価学会は過去に何度も大きなターニングポイントを迎えたが、特筆すべきは次の3点である。第1は1970年の学会による言論出版妨害事件である。世間から大きな非難を浴び池田会長は謝罪して政経分離を誓約した。第二の曲がり角は1979年と1991年の2度にわたる日蓮正宗総本山大石山寺との紛争で、日蓮正宗から破門された。これによって創価学会は組織的にも自立せざるをえなくなり、寄付財務行為の強化と信徒拡大に狂奔することになった。そして第3の転換期は1994年の小選挙区比例代表並立制の施行であった。落ち目の自民党が確実な票田である創価学会票をが必要として、交換条件として政権を牛じることも可能となったことである。1999年自自公連立政権が誕生した。前の二つの転換点が宗教次元での転換点だとすれば、連立政権参画は政治次元での転換期であった。しかし2009年8月の衆議院選挙では自公政権は少数野党に転落する可能性もあり、第4の転換期を迎えようとしている。
(つづく)
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月次 自作漢詩 「春宵薄寒」

2010年02月28日 | 漢詩・自由詩
黄鳥香迎頻弄聲     黄鳥香を迎え 頻に聲を弄し

夕陽影落薄寒生     夕陽影を落して 薄寒生ず

江頭千樹疎還冷     江頭千樹 疎還た冷かに
   
籬畔南枝斜又横     籬畔南枝 斜又た横

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(韻:八庚 七言絶句仄起式  平音は○、仄音は●、韻は◎)
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CD 今日の一枚 シューベルト 「歌曲集」

2010年02月28日 | 音楽
シューベルト 「歌曲集」
ソプラノ:ジェシー・ノーマン ピアノ:フィリップ・モル
DDD 1984 PHILIPS

①「ミューズの子」D.767②「ガニュメート」D.544③「全能」D.852④「死と乙女」D.531④「魔王」D.328⑤「糸を紡ぐグレートヒェン」D.118⑥「自然に寄せて」D.372⑦「こびと」D.771⑧「憩い無き愛」D.138⑨「湖上にて」D.543⑩「解消」D.807⑪「ズライカ」D.720
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