ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

なんと云う愚民政策 構造改革や経済対策はどうしたの

2008年10月31日 | 時事問題
asahi.com 2008年10月31日3時2分
給付金は1人1万2千円で調整 高齢者・子どもは加算
 政府・与党は、新総合経済対策に盛り込んだ全世帯対象の「生活支援定額給付金」の支給額を1人あたり一律1万2千円程度にする方向で検討に入った。65歳以上の高齢者と15歳以下の子どもはさらに1人あたり1万円程度を上乗せすることで調整している。

恐るべき古臭い愚民政策! 首相は善政だと思っている。 
これでは村の選挙民の投票買収金とおなじではないか。その金の出所は税金だよ

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医療問題 永田 宏著 「医師不足が招く医療崩壊」 集英社新書

2008年10月31日 | 書評
1980年代後半から新自由主義による国民医療費の節減が医師不足を招いた 第2回

序(2)
 
 「医療崩壊」が叫ばれている今日であるが、医療崩壊の持つ意味は広い。モラルの問題から政府健康保険の財政破綻まで色々な側面が議論されているのである。本書は「医師の不足」こそがテーマである。本書の直接のテーマではないが日本に於ける医療崩壊を医療裁判にみる医者と患者の関係から捉えると、次のような「医療不信」が主張されている。「医師はそれなりの研修を受けスキルを高め、医療に貢献し先進国最低水準の医療費にて世界最高レベルの平均余命・周産期死亡率を達成している。WHOによる2000年の調査では、総合成績である「健康達成度総合評価」で第1位となっている。また、OECDによる2005年の調査でも、健康寿命・健康達成度の総合評価はともに第1位を達成している。だが近年、恩恵を受けたが、現状の医療体制は不十分であり又高額なものと患者側が感じる様になる医療不信が増大するようになった。 徐々に現状の医療体制では不可能な過大な要求をするようになってしまった。 医療不信を払拭しその期待に応えようと医師側の努力は行われ、「QOLの向上」などの新しい命題にも取り組み医療は進歩したが、医療不信は払拭されなかった。 この動きの中で、一部で医師の過労死が起こることもしばしばであった。 過大過ぎる要求を行う病院から医師が集団辞職する事例が散見するようになった。 医療民事訴訟が頻発するようになり、医師側は強い不満を持つものが増え始めていたが、独特の使命感により医療を支えていた。
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経済問題 中尾武彦著 「アメリカの経済政策」 中公新書

2008年10月31日 | 書評
購買力とドルの信用、先端技術と金融工学といったアメリカの強さは維持できるのか 第14回

第4章 新たな地政学的環境の中での対外経済政策 (3)

 アメリカの経済政策を論じる時、世界への援助政策を忘れることは出来ない。第二次世界大戦後、世界経済の復興のために世界銀行、国際通貨基金IMF、GATTの果たした役割は測り知れない。戦争を起さないためには、経済開発以外にはないという思想である。日本がその優等生になったのである。欧州に対してはマーシャルプラン、日本とドイツに対してはガリオア・エロア支援であった。1960年からは国際開発協会、開発支援委員会、国連開発計画、アジア開発銀行などが次々と設立された。1990年代よりは国家のインフラ整備から貧困削減の重視、社会インフラと言った「新たな援助潮流」となった。もとよりこれらの援助は経済援助であると同時に、アメリカの市場開発の一環でもあった。「なさけ(ODA)は人のためならず」という思想が国家戦略ではいつも働くのである。日本は経済縮小からODA大国第三位におちた。


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文藝散歩 中世日記文学「土左日記 和泉式部日記 紫式部日記 更級日記 十六夜日記」 岩波文庫

2008年10月31日 | 書評
更級日記 (8)

子忍びの森(1032年 作者25歳)
2月8日父常陸守に任官され7月赴任する。作者と実母は京に残った。8月に太秦に参拝する。東から来た人がいて「子忍びの森」というところを父が尋ねた様子を云うので歌3首を添える。親子の愛情を謳うのである。

鏡のかげ(1033-1036年 作者26-29歳)
彼岸の頃清水に参拝する。夢に僧が現れて意味不明のkとをのたまう。母は自分では長谷寺には行かず鏡を鋳させて僧に持たせて、将来を夢に見てきて欲しいと依頼した。僧が云うには、夢に女が現れて「この鏡に映る影は大変悲しい、いまひとつの鏡には宮廷のみやびな景色が出て大変うれしい。天照御神を念じなさい」と云う予言じみた話であった。1036年秋、父が任地から戻って、家族揃って西山に居を定めた。作者にとって大変うれしい事であったようだ。歌3首を添える。
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自作漢詩 「荒籬残菊」

2008年10月31日 | 漢詩・自由詩
玉露凋傷霜葉     玉露凋傷 霜葉丹なり

江間波浪竹叢寒     江間波浪 竹叢寒し

晴空碧水荷初盡     晴空碧水 荷初て盡き

小径荒籬菊半     小径の荒籬 菊半ば残す 

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(赤い字は韻:十四寒 七言絶句仄起式  平音は○、仄音は●、韻は◎)
(平仄規則は2・4不同、2・6対、1・3・5不論、4字目孤平不許、下三連不許、同字相侵)
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